保守とリベラルの国内対立より中国やムスリムとの断絶の方が遥かに深く大きい/ガソリン値下げと中央本線諏訪開通120周年/とりあえず庭に出てみる

Posted at 25/11/22

11月22日(土)晴れ

昨日は午前中ブログを書いた後でかけて、ホームセンターに行ってサンダルを買った。一昨日整体で目の疲れを指摘され、割と「ごちゃごちゃ考えてしまってなかなか動けない」みたいな話をしていたら、「そういう時はとりあえず庭に出てみたらどうですか」と言われ、なるほどと思ってすぐに庭に出られるようにサンダルを買っておこうと思ったのだった。

実際に買って庭に出てみると、サツキの上に落ち葉が落ちていて、特にカエデの落ち葉は細かくてサワサワする。それを取り除いていくのだけど、こういう仕事というのはなんというか風情があるなと思った。まあそういう風情を感じると良い、ということではあるのだが、やり残している庭や畑の仕事のことが気になってしまうという一面もあり、ただいろいろな意味で強制的に心を動かすという側面はあるなと思った。

ホムセンの後クリーニングを出しに行ったが、かなり溜まっていたので結構な金額になった。シャツ一枚の料金が220円から300円に上がったのが痛い。金が仇の世の中である。

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それからツタヤに出かけてマンガを買った。「ブルーピリオド」18巻、「織田ちゃんと明智くん」5巻、「GIANT KILLING」68巻、それにネットで読んで少し関心を持った「数学であそぼ。」のそこにあった一番若い巻の11巻を買った。ないのがあったのでもう一つの書店まで車を走らせ、そちらで「刷ったもんだ!」13巻を買う。今週末は連休なので月曜発売のスピリッツが出ていたからパラパラと読んだが単行本を買っている作品は掲載されてなかったので買わなかった。隣のスーパーでお昼を少し買って帰宅。帰着したら12時半を過ぎていて、思ったより時間がかかった。

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今朝起きたら4時半で、少し早いなとは思ったのだがまあ久しぶりにこれくらいの時間に起きるのもいいかと思って起きることにした。新聞が来ていたので見出しを見ると「ガソリン値下げの動き」が一面トップ。関心のある記事だから少し読んだが、元売りに対する補助金が10円から15円になったのが13日で、27日にさらに5円上積みされるとのこと。先週末からガソリンが下がっている印象があったのは、これに対応する動きだったということのようだ。ただスタンド経営者の声としてはまだ反映されていない時期の仕入れが残っているが、周りが下げてるから値下げせざるを得ないから仕方ない、という声もあるようだ。先週の土曜に入れた時は162円だったが、今日はどうなっているか。これから給油に行くので確かめてみたい。

金曜日の新聞もついでに見たが、プラスチックの分別を強めたことで、諏訪湖を囲む2市1町の行政事務組合の中で燃やすゴミの量が減少したとのこと。人口減で減っている部分もあるようだ。また焼却を利用した発電量は減少しているが売電価格が上昇しているので収入は増えたとのこと。いろいろ工夫された結果は実っているようである。自然破壊の再生可能エネルギーに頼らないでの発電は増やしていけると良いということだろう。

今年は中央線の富士見ー岡谷間が開通して120周年なのだそうだが、120年前は1905年、日露戦争が終わった年である。戦争が始まって工事は中断されたが、地元の要望で鉄道債を地元が負担することで工事が継続された、というのがへえっと思った。当時は養蚕業や製糸業が盛んな時期だから、一刻も早く開通させたいというのはあったのだろうなと思う。中央線の開通までは鉄道を使って東京に出るためには霧ヶ峰や和田峠を越えて上田の方に出る必要があり、明治16年生まれの永田鉄山が小学生の頃に父を失って軍人になっていた兄を頼って東京に出る際に、家族で山をこえて上田に出たという記述を読んだことがある。

ほぼその10年後に諏訪からも鉄道で東京に出られるようになったわけである。写真も出ているが各駅の開業の式典もかなり華やかで、期待が盛り上がっていたのだなとは思うが、上諏訪駅は当時の街の中心からは離れたところに作られていて、やはり陸蒸気の煙や火花を嫌う人たちはいたのだなと思う。また茅野駅は当時の永明村にできたが永明村塚原と宮川村茅野で駅の取り合いがあり、駅が永明村に作られ駅名は茅野になるというややこしいことになったという話も聞いたことがある。最終的には市の名前が茅野市になったわけで、鉄道の影響力は大きい。この辺りは以前書いたことがあるようには思うが。

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郵便局へ行って先日の関西行きのお礼の手紙を出し、職場で少し必要なことをして、隣町まで走ってガソリンを入れて帰ってきた。結局162円で変わらず。明日東京に行く予定なので、東京でのガソリン価格も気になるところだが、訪日観光客が減っているという話を聞いて、銀座に出かけるのも少し楽しみになっている。

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高市総理は就任以来的確な手を次々に打ってきていると思うが、台湾有事発言で勇足をしたという意見もなくはない。ただこれは朝日新聞の見出し詐欺みたいなこともあったわけだからこれもまた朝日と中国側の「支持率下げてやるww」の自作自演ぽい感じも出てきている。いずれにしても日本側は動ずることなく適切な政策を掲げて実行していけばいいだけのことだろうと思う。

https://x.com/syatekiya931/status/1991770236564213968

面白いと思うのは、日本やアメリカなどの先進国において左右の分断が起こっているということについてなのだけど、アメリカは福音派などの右派が割とカルト化してるっぽい感じがあって、wokeがヘゲモニーを握っている左派と宗教戦争の様相を呈してきている感じはある。しかし日本の場合は特に左派に言説だけは過激な人が多く、また多くの暇な連中が動員されてデモなどをやっている感はあるにしても、実際に学校教育で受けてきた戦後教育の根本はそんなに左右の間で変わりはない感じはまだ強い。

左派はどうしても憲法カルトとか平和カルトとかジェンダーカルトとか反原発カルトとかの集合体になりがちだけど、そこまでカルト的な方向に走らないにしても自分はネトウヨじゃない、リベラルだ、と思っている人は割と多いだろうと思う。逆に右派も自覚的な保守右翼を名乗っている人はそんなに多いわけではなく、なんとなく右派リベラルみたいな感じで、そういう人が高市政権支持の主流であり、また日本人全体でも多数派なのだろうと思う。

で、結局、高市政権憎しのあまり中国のいうことが正当だと主張して「中国が台湾侵略を正当化するために高市政権を攻撃している」という前提になる当たり前の事実とかに目を瞑り、台湾も自分たちのことは自分たちで決めるとか中国が怒りそうなことを言い出したりするところがなんとも言えない。つまりそういう左派の人たちも結局は中国の論理というものを理解はしていないということになるわけである。

日本の右派と左派との間でそれなりに議論が成り立つのは、日本のリベラルは保守派とは実は価値観を共有しているからであるわけだ。民族自決とか民主主義とかを双方とも否定はしていない。

しかし中国政府・中国人たちとは実際には全く価値観を共有はしていないわけで、だから「日本も中国の一部になったほうが幸せだ」とか、「日本はアメリカに騙されている」とか馬鹿げたことを言ってきて、そんな論理に付き合ってはいられないとこちらは感じるわけで、だから議論自体が成り立たないわけである。本当の断絶は戦後民主主義がある程度徹底している日本人と共産主義的全体主義・中華帝国主義の中国政府や中国人との間にあるということを、なぜか左派は自覚していないわけである。

これはムスリムなどに対してもそうで、彼らが日本で土葬をさせろとか公道の真ん中で礼拝を始めたりするのは真っ向から日本を含む「非イスラム世界の秩序」に対して挑戦しているわけであり、理解を求めての行動ではないわけである。だから共有できない価値観を持った集団といかにこの地球上で生きて行くかという問題になるわけで、当然ながら「棲み分け」というのは一つの有力な考えであるべきなのだが、雑居混住をイデオロギー的に推進したい左派にとってはそこで起こる困難を無視しているところがあり、その無理解に対して抗議の声が上がると排外主義だ、レイシストだなどと騒ぐわけだが、問題の本質を全く理解していないかあえて社会を破壊しようとしているかでしかないわけである。

https://www.sankei.com/article/20251120-5JOX4FZXZVH3JBDCDG6TWLI2FE/

現在の高市内閣の方針のように、日本の法律に従って生活する人たちは歓迎し、法律を破るような人たちにはお引き取り願うというのが現実的で常識的な線であって、その一線は左右とも守るべきだと思う。リベラルというより左派の革命志向の人たちは現状の日本の破壊に向かう人たちが一定いるのは確かで、それらを犯罪的な破壊行為につなげるのではなく、言論の場でやっていくべきだというルールは左右とも遵守していくべきだろう。

woke的な法律が部分的に成立し始めているのは食い止めなければならないし、改悪されたものは改正していくべきだと思うが、教育のあり方も含めその先に見据えるのは日本が将来どんな社会になると良いかというイメージであり、それらをめぐっての議論が展開されていくべきなのだろうと思う。


日本の安全保障をめぐるあれこれと小泉進次郎防衛大臣の覚醒/議論をシミュレートできる相手/finalventさんのnoteを読んで/フットワークの軽さと腰の据え方

Posted at 25/11/21

11月21日(金)晴れ

今週ももう金曜日。日ばかりどんどん過ぎていくなあと思う。10月の終わりから劇団時代の仲間と舞台を見にいったり、転校前の高校の同球界に出たり、母の卒寿の祝いをやったり、来週は教員時代の仲間と飲むことになっているのだが、今週末は転校後の卒業した高校の同級生と飲むことになった。こういう企画は基本的に提案されたらそんなに断らないので出席率はいい方だと思うが、今年は特に多い。年齢的に、時間に余裕ができてくることだということなのだろうか。私はまだまだ働く必要があるのだけど、そろそろ悠々自適感のある人も増えてきている感じはある。そういう世代だなと思う。

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finalventさんのnoteを読んだ。

https://note.com/finalvent/n/n3aa24bfa9184

私はfinalventさんの自伝的著作「考える生き方」を読んでいるのだが、それ以来の自分を曝け出した文章を読んでいる感じ。源氏物語や1983年への視座など私自身も論じてみたいことに触れている。

https://amzn.to/4plqcnL

https://note.com/kous37/n/n299a82a6ff10

仲俣さんの軽出版にも興味はあるし、神保町で一冊買ったこともある。橋本治も評論を中心に一時期かなり読んだ。神奈川県立美術館の橋本治展も行った。1962年生まれ、finalventさんと仲俣さんの間の世代でもある。かなり重層的に関心は重なるのだが、見方も立ち位置もかなり違うので、情報量が多い中を距離感をはかりながら読むことになる。でも、相変わらず面白い方だなと思う。

今は平安時代の書道史を専攻している、というのは虚をつかれた。そういえば「上手な字の書き方」についての本に何冊か言及されていて、私もその中の本を買ったこともある。

古今集と源氏物語の間の懸隔について少し触れられていたが、古今集は10世紀半ばで源氏物語は11世紀初頭、そこには歴史学的に「謎の10世紀」と言われる時代があるわけで、古今集についての歴史的アプローチなどができればそれについても少しわかることがあるかもしれないと思った。それはfinalventさんの関心ではないだろうけど、書道史を研究する中で何かわかってくることもあるかもしれず、期待はしたいと思った。

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誰かと会ったり、誰かの著作や作品、生き様と出会うときには、自分自身が鋭く問われることがあるわけだけど、finalventさんの書くものを読んでいると私とは全く生き方も物事へのアプローチの仕方も異なるのだが、とても示唆的なことが多く、いろいろ考えてしまうことがある。また、昨日電話で高校時代の友人たちと会うことになったときに、あったら何を話すかみたいなことを頭の中で勝手にシミュレーションが始まり、やはり議論する相手として高校時代の友人たちというのは基本的な対手ではあるのだよなと思った。転校前の学校では趣味の共有みたいな感じの付き合い方だったが、転校後の学校では色々なことについて議論するようなことが多くなって、どちらも捨てがたい感じはあるけれども、この時期にそういう再会があるというのも自分のこれからにとってもおそらくなにか意味があることなんだろうと思う。

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台湾有事・日中関係・安全保障関係について考えたことなどいくつか。

一つ目は小泉防衛大臣の覚醒。

https://x.com/rosarinn/status/1991344989188825153

防衛大臣になってからの小泉進次郎氏には圧倒的な成長が感じられるのだが、この「愛国心」に関する発言もそうだろうと思う。国を守るためには愛国心が必要だという当たり前のことを言っているのだが、これは高市総理他右派と見られる人たちが言ってもあまり響かない感じがある。小泉大臣だからこそ届く言葉であり、また小泉大臣だからこそめくじらを立てられない発言なのだなと思う。この辺りのことは「何をいうかより誰がいうか」という問題でもあって、高市総理の発言が揚げ足を取られているのも中国側が高市総理を辞めさせたい、日本側に分裂をもたらしたいという狙いがあるからだろうと思う。「進歩的」な印象のある小泉大臣が言うことで、より許容度が上がるということはあるなと思ったのだった。

もう一つは非核三原則答弁。

https://x.com/shounantk/status/1991372432259862735

高市総理の発言については議論が芬々だったが、小泉大臣は民主党政権時代の岡田外相の発言を引用して「同じ考えだ」と米軍の各持ち込みについて発言していて、これは巧みだと思った。他人の言葉を使って自分の所信を述べるのはある意味政治家にとって必要な技術ではあるが、この辺りはとても上手くなったなと思う。高市総理は性格的にそういうまだるっこしいことが嫌いそうではあるが、より円熟した政治家になるためにはそういう技術も必要かなとは思った。

二つ目は「日本は中国共産党政権が唯一の合法な政府だと認めているが、台湾の領有については明言しない」という姿勢について。これはもちろん日本は台湾を領土として放棄したのであとはそこの領有を宣言している政権同士の問題だというスタンスになるわけだが、台湾有事の際には沖縄の基地から米軍が出動するのは当然だから、中国の領土と認めてしまえば内政干渉に協力することになるからそれをしていない、という指摘がなるほどと思った。様々なことを前提として積み上げて今日があるわけだが、新聞記者も不勉強な人が多くて余計な波風を立てることにつながっているのだなとは思った。

https://toyokeizai.net/articles/-/919090?page=2

安全保障について、中国は対日経済制裁として水産物の輸入解禁の延期のようなことを言っているが、実際にはもっと困る輸出品があり、それが肥料の原料であるリン酸アンモニウムであるという指摘。これは9割を中国から輸入していると。これが止められたら確かに日本の農業はかなり深刻なことになる。

https://x.com/Kouhei_Takeoka/status/1991437194377195925

これは藤井一至氏の本で読んだが、日本の土壌は火山性の黒ボク土で、チェルノーゼムのような天然で濃厚に適した土壌ではないから、必ず肥料が必要だということらしい。肥料の三元素は窒素・リン・カリだがそのリンがほとんど輸入品で、中国からのものがかなりの割合を占めるということだ。

まだつまりこうしたいわば最終手段を取っていないということで、これ以上エスカレートしないうちに中国側が日本の対応を理解できるように仕向けていく必要はあるだろうと思う。ただ習近平マターになっているという話もあるので、最終的には首脳会談でなんとかするしかないのだろうとは思う。まだ門戸は閉ざされているが。

国債利回りについての懸念。

https://x.com/LIU_Yen_Fu/status/1991420488644718807

金融政策としては為替問題、利率問題、債券問題の三つがあるけれども、そのうち債券については日本は国債を原資とした財政政策をある程度企図しているところがあるから、この価格は結構重要になるだろうと思う。実際には今まではかなり日銀が引き受けてなんとかしていたわけだけど、金利の支払いが増えると財政に対する影響は出る。そこは片山さつき財務大臣が「責任ある積極財政」を実現できるかどうかの手腕が問われるというところではあるだろう。

ガソリンの暫定税率廃止については早速効果が出てきてガソリン価格が下がっているのが感じられるが、同じように現役世代を援助する経済政策はもっとやっていかなくてはならないので、ここは頑張ってもらいたいと思う。

高市政権が成立して1ヶ月だが、基本的にはよくやっていると思う。中国問題をはじめ様々なトラップはあるのだけど、軽やかに対処していっていただけると良いなとは思う。

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それにしても、finalvent氏が「自分の今の専攻は平安時代の書道史だ」と書いておられるのには感銘を受けた。今自分の専攻は何か、というと様々なものにトライしているという感じになってしまっていて、テーマがブレているなとは思う。一つには自分の何にでも興味を持つ性格的なものが影響してよく言えばフットワークが軽い、悪く言えば何にでも手を出す、となっていることはあるし、また「いま日本および日本人にとって必要なものは何か」を探りながら書いているということもあるのだけど、少し時事的な方向に走り過ぎているということもあるなとは思っていて、もう少し腰を据えたほうがいいなという気もしている。もちろん自分の能力的な問題もあり、どういう取り組み方がいいのかは検討の余地が大きいなとは思っているのだけど、もう少しやっていること考えていることをある程度の規模を持った形としてまとめることを考えたほうがいいとは常に思っていて、その辺にジレンマはある。

今は「福音派」というのは取り組むべきテーマの一つだという意識は結構強いので、とりあえずは早めに回帰しなければとは思っている。なんとかいろいろまとめていきたい。


朝日新聞の「誤報」が総領事の首切り発言を煽り、日中対立に火をつけたのではないか/佐賀関大火避難におけるデイサービスの大活躍/イデオロギーに縛られない観察と探究を続けたい

Posted at 25/11/20

11月20日(木)晴れ

今朝は5時前に起きたのだが、ヤンジャンを買いに行くついでに資源ごみに雑誌を出す準備をしようと外に出たら満天の星で、木星が西の空に見えた。その辺にあったのは子犬座で、もっと南の方には獅子座があり、この時期の明け方はもう春の空なのだなと気が付いた。ちなみにその辺は「星座表」というアプリで確認している。

気温はマイナス2度を下回っていた。出かけようと思って車のエンジンをかけたがフロントガラスが凍結しているのでそれを溶かす間に灯油を外置きタンクから赤いポリタンクに入れる。先日給油してもらったので油量が多いから入るスピードが速い。走行しているうちに溶けてきたので給油を終え、ポリタンクをいつもの位置にセットして出かける。作業場まで行って車を駐車し、雑誌をまとめる間にステレオで「曇天」を聴く。フレーバーティーを入れたり。なかなか最近作業場に来られてなくて少しでもできることをしたり。雑誌をまとめて一杯飲んで再度出かける。

少し離れたセブンまで走ってヤンジャンと水素焙煎コーヒーを買って戻ってくる。実家で少しいろいろやってたら気が付いたら7時になったので資源ごみを出しに行った。寒い。最低気温はマイナス2.7度、この秋冬一番の冷え込みである。出しに行ってから牛乳パックを出すのを忘れていたことに気が付いたが、次の機会に出すことにした。

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大分・佐賀関の大火だが、昨日報道ステーションを見ていて感動したのは、「板子一枚下は地獄」の田舎の漁師町だからなのか、住民が助け合って避難している光景だった。「普段は気まずい関係はあってもこういう時は別」という健全な意識をおばさんたちが喋っていて、なんだかそんな当たり前のことに感動させられた。もう一ついいなと思ったのが、近くの介護施設(デイサービス)の職員たちが住民の避難に協力したということ。ご他聞に漏れずこの街も高齢化が進み多くの不自由な高齢者がいるなかで、死者行方不明者が最小限で済んでいるのには、そうした協力があったからなのだろう。デイサービスの送迎の職員は、こうした田舎町でも普段お年寄りを送迎しているからどこの路地なら車椅子が通れるとか、そういうことをちゃんと把握しているわけである。こういう時にそういう人たちが戦力になるというのは盲点だった。介護の仕組みがこんなところで役に立つとは。

大火になった状況は、乾燥と強風があったのはもちろんだけど、昨日ブログで「こういうことか」と書いたことが大体当たっていて、要するに佐賀関は「風の通り道」、北西の季節風が通り抜ける場所だ、ということが大きかったようだ。最近は大きな火災はなかったようだが風と火事に関する言い伝えは昔からあったようで、そういう心構えのようなものはあったのだろうなと思う。

それにしても多くの人たちが住む家を失ったわけで、高齢者の多い中でこれからの生活の立て直しは大変だろう。政府もできるだけの支援をして暮らしを取り戻せるようにしていってほしいと思う。

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https://x.com/yumi_kobayashi_/status/1991026535890112673

高市総理の台湾有事発言、どこに問題があるのかと思っていたが、実は朝日新聞がTwitterで見出しで煽っていて、それに中国大阪総領事のセッケン氏が反応してあの首切り発言につながったらしいことがわかった。

私もこのツイートは覚えていて、「また朝日新聞が支持率下げてやるww」をやってるな、と見逃していたのだが、後で微妙に投稿内容を修正していたことがわかった。

「高市首相 台湾有事 存立危機事態になりうる」だけの見出しで十分なのに、「高市首相 台湾有事 「存立危機事態になりうる」 認定なら武力行使も」と高市さんが言ってもいないことを付け加えているのである。それを「高市首相 台湾有事 「存立危機事態になりうる」 武力攻撃の発生時」とか着替えているわけである。前者では明らかに武力行使の主体は日本側だが、後者では武力攻撃を行うのは中国側だから、意味が全く異なるわけである。これは明らかに不必要な内容を付け加えた、このセンシティブな問題についての報道としては「誤報」というべきレベルの見出し付けである。

普段なら朝日新聞も「単なる解説を追加しただけ」と強弁しそうだが、これだけ大きな騒動になってきたためだろう、ツイート内容をしれっと180度反対の意味に書き換えたわけである。

このツイート書き換えを取り上げた小林ゆみ氏は無所属の杉並区議会議員とのことだが、プロフを見ると保守系の方だということはわかる。私もこれは早期に指摘できたことだから、目を開かされた思いである。朝日新聞については責任を追及すべきではないかと思う。

ただ今更そこを攻撃しても中国側の対応が変わらないのは明らかなのだが、日本側は粛々と対応して中国の理不尽さを世界に晒していくのが上策ということなのだろうと思う。

それにしても、この件に関して大騒ぎをしている日本側の人には左翼が多いことは事実だが保守側の人もかなり多い。彼らの言ってることは大別すると「中国のような強国を怒らせてはいけない、撤回すべき」という「恐中病にかかった人たち」と、高市首相の発言の拙さを攻撃する「高市憎しの人々」に大別される。中国側もこうした人々を日本における代理人(エージェント)的に高市攻撃をさせようという姿勢が露骨なわけだが、こういうのはSNS時代には逆効果というか、帰って「オープンレター」のようなデジタルタトゥーとして後に残ることになるだろうなという気はする。

結構良識派だと思っていた人たちの中にもそういう人は多くて、かなりがっかりはしているのだが、まあ国民は圧倒的に高市さんを支持しているので、めげずに頑張ってもらいたいと思う。

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FaceBookから時々「〜年前のこの投稿を振り返ろう!」みたいなメッセージが来るのだが、大体は取り合っていないのだけど、今朝来たメッセージは友人が50を超えて語学検定に合格したという話で、「私も34歳で大学院に合格したけど大変だった」みたいなことを書いたら「そっちの方が遥かに大変だ」とコメントしてくれていて、それに返信をしてなかったことに気が付いたのだった。しかし11年後に返信するのもなんだからそのままにしたが、そういえばそうだったなと思ったり。それももう30年近く前の話なのだなあ。

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https://x.com/KS_1013/status/1991215889455411427

中国側は高市総理の発言を「軍国主義の亡霊の復活」という一点に賭けて炎上させようとしているのだけど、核を大量保有し狂ったような軍拡を続けている国から軍隊も形式上は持っていないような国に対する恫喝としてはあまりにもピントを外しているわけで、やはりイデオロギーとか思想的指導によって考え方を強制され自由な観察を矯正されてしまう国の弱点が現れているようには思う。

そして「高市憎し」でそんな中国の発言を支持する人たちも、やはり何か思想の自由さに欠けている感じが強い。左翼リベラルの劣化は甚だしく、ついに社民党は衆院議員がゼロになったそうだが、結局「現実をしっかり観察できていない」ことの必然的な帰結なのではないかという気がする。

私もこうした弊に陥らないように、しっかりと「観察と探究」を続けていきたいと思う。

台湾有事問題の本質は国際法が否定する武力侵攻を中国が放棄しない姿勢にある/大分・佐賀関の大火/「シテの花」の「サンデーうぇぶり」移籍

Posted at 25/11/19

11月19日(水)晴れ

昨日はちょっとした懸案というかやらなければいけないことをやれたので少し安心したのか割合よく眠れた感じ。目が覚めたら6時だった。ただそのせいで朝のやることが押しているのは否めない。ただ4時に起きてもブログを書き始めるのが9時になることもあるのでそれだけの問題ではないのだが。

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ちょっと衝撃を受けたのが「シテの花」がサンデー本誌の連載からアプリの「サンデーうぇぶり」に移籍するということ。サンデーは「葬送のフリーレン」を目当てに読み始めたのだが休載の回が多く、最初は掲載されてない週は買っていなかったのだがたまたま読んだ「龍と苺」が面白く、また途中で「響」の作者だということに気づいたのでうぇぶりで一気読みして、単行本も全部揃えることになった。サンデーも毎号買愛ようになったが一作のためだけに買うのは、と思っていたところ、「シテの花」と「かくかまた」という2本が面白いということに気づいてマガジンをやめてサンデーのみを買うようになったという経緯があった。

だから「シテの花」が本誌連載でなくなるということはサンデーを買うコストパフォーマンスが落ちるということで、かなり残念ではある。昨日引用した作者の壱原さんと編集者とのトラブルが表に出てきた背景にはこういうこともあったのかという感じだが、やはり腐ってもサンデー、四大誌での連載とウェブ連載とでは重みの違いもあり、残念というしかないという感じはある。まあここまで来た以上仕方のないことなのだとは思うが、うぇぶりが作品を大切にしてもらえる媒体であることを祈るばかりである。

https://www.sunday-webry.com/episode/2550912964759828591

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昨日のニュースで一番衝撃を受けたのは大分市・佐賀関の大火だった。

https://www.pref.oita.jp/uploaded/life/2321386_4619151_misc.pdf

(19日午前4時時点での災害情報)

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2297043?display=1

火災は住宅地だけでなく、800メートル離れた無人島にまで広がっていて、飛び火で山林火災にもなりそうなところもあり、まだ鎮火していないようである。かなりの強風だったようで、大分という土地がそのように強風の場所だということは知らなかったから、かなり驚いている。

佐賀関は豊後水道(豊予海峡)に面した港町で、付近で取れるサバが関鯖としてブランド化している。愛媛県の佐多岬との間にフェリーが就航していて、海峡幅は14キロであるからかなり近い。2005年に平成の大合併で大分市と合併したようである。海峡の潮の流れが早いので速吸瀬戸と呼ばれているというが、昨日は冬型の気圧配置が強まったということもあったから、豊予海峡を抜ける北西の季節風が強かったということなのだろうか。冬は風が強そうな地形ではある。

古い港町で古くからの木造建築が多いのだろう、そうした住宅密集地で起こる火災はなかなか手がつけられないだろうなということは酒田や糸魚川の大火の時も思ったが、それがある意味「古き良き日本の姿」でもあり、防災の観点のみによって姿が変わってしまうことは残念さはある。まずは一刻も早く鎮火させることだが、復興に関してもいろいろと考えていかないといけないところはあるのだろうなと思う。

地元の政治家としては、佐賀関が属する大分2区は元防衛庁長官の衛藤征士郎氏だが前回の石破政権下の衆院選では落選。大分県全体で考えると先日亡くなった元首相の村山富市氏や前外務大臣の岩屋毅氏がいる。

歴代の県知事では1979-2003年の六期を務めた平松守彦氏が有名だろう。『グローバルに考えローカルに行動せよ』『地方からの発想』という著作もあり、地方分権・地域の独自性を主張した先駆けとも言える存在だと思う。

復興には多くの力が必要だと思われるので、変なボランティア団体に乗っ取られることなく、しっかりと復興させてもらえると良いなと思う。

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高市首相の台湾有事に関する発言について喧しい。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB174XC0X11C25A1000000/

しかし、日中関係の何が問題かということを原則論的に考えてみると、要は中国共産党政府が台湾の武力統一の可能性を放棄していない、ということが最大の問題であるということだろう。

「力による現状変更を認めない」というのは基本的に1920年代の不戦条約(ケロッグ・ブリアン協定)以来世界的なスタンダードになってきたわけだが、日本の満洲事変その他がそのスタンダードに反する行動であったわけで、第二次世界大戦によって日独が敗れ、国際連合が成立することでそうした行動は否定されるようになった。ただ、現実問題としては第二次世界大戦後は自由主義体制と共産主義体制のイデオロギー対立によって世界が二分され、冷戦体制になってしまうとともに各地で米ソに後押しされた戦争が起こることになった。ベトナムをはじめ多くの国々である程度の決着はついたわけだが、冷戦時代からのイデオロギー対立が起源となる対立が現在のも残存しているのが朝鮮半島と中国・台湾関係だということになる。

台湾は日清戦争によって日本の領土となり、辛亥革命が起こって中華民国が成立したのちも日本の領土だったし、第二次世界大戦が終わった時点で日本はポツダム宣言に従い台湾を放棄したので中華民国・国民党軍が進駐することになった。国民党軍が劣悪な集団であったことによって二・二八事件などが起こり、長期間の戒厳令状態が続くなど圧政が続いたが、大陸では中国共産党軍が勝利して国民党政府は台湾(と大陸沿岸の小諸島および澎湖諸島)のみを領域として支配することになった。

よって冷戦期の対立は大陸を支配する「中華人民共和国(共産党政府)」と台湾を支配する「中華民国(国民党政府)」というイデオロギー対立であり、日本の自民党政権はアメリカとともに台湾と太いパイプを持ち、中共政権とは対立関係にあったわけである。

これを変えたのが共和党ニクソン政権におけるキッシンジャー外交だった。当時のアメリカはベトナム戦争の泥沼にはまり自由主義のイデオロギー的優位性が揺らぎかねない状況にあり、道徳的解放が進み返って保守派に危機感を生じさせて宗教右派が政治的に進出するきっかけを作った時期でもあった。こうした反共姿勢が核戦略・宇宙戦略を強めるソ連に対する危機感につながり、共産中国の和解というウルトラCを繰り出したわけである。これは日本にとっては戦前のヒトラーとスターリンの間で独ソ不可侵条約が結ばれたことに匹敵するような「複雑怪奇」な理解不能な状況であり、岸・佐藤兄弟をはじめ親米派にとっては大打撃になった。

これは中国としても中ソ対立の深まりと、文化大革命によって権力を奪還した毛沢東にとっても渡りに船だった。中国はアメリカの核技術を盗み出して(元はと言えば赤狩りで中国人研究者を追放したアメリカ側の問題でもあったのだが)核実験に成功してからそんなに月日は経っていなかったが、アメリカはそれをいわば不問にしてソ連牽制を優先させたわけである。この辺りのアメリカの動きはプラグマスティックであるとも言えるが危なっかしいことも事実である。

米中国交正常化に際し、アメリカの保守派は台湾関係法を制定し、アメリカが共産党政府を承認し国民党政府と断交しても台湾の軍事的援助を続けるという形で関係を維持したわけで、「アメリカは共産党政権の台湾領有の主張を聞きおくが、武力侵攻は許さない」「中国はアメリカの台湾援助を非難はするし武力侵攻の可能性は引っ込めないが「現状では」行動を起こさない」という形で妥協が成立したわけである。

日本との関係においては、日米関係を重視する官僚派の佐藤内閣のあとを半ばクーデタのような形で佐藤派を乗っ取った田中角栄はアメリカに近すぎるところを嫌い中ソとの関係を模索する党人寄りのところがあり、アメリカの動きや国連での中国(共産党政府)加盟(代表権変更)の状況も踏まえて日中交渉に臨み、日中共同声明を発出することになった。

ここでは日中国交正常化が図られるとともに、第2項として「日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する」とあり、したがって台湾の国民政府は承認となって「国と国との関係としては」断交状態になったわけである。

また第3項として「中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。」とあり、台湾が中華人民共和国の領土であるという「中国の主張」を理解し尊重する、としているわけで、それはだからと言って直ちに武力侵攻して良い、ということではないわけである。

だから第6項の「日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。」について、中国側は台湾も自分たちの領土だという前提で物をいうことになるし、台湾について日本国政府が発言すること自体が内政干渉であると見なす根拠になっているわけである。

しかし日本側からすれば「台湾が中国の領土であると中国が考えていることは理解する」けれども、日本側が「台湾が中華人民共和国領であること」を「承認する」わけではない、というのがポイントであって、だから「台湾問題について日本政府が発言することは内政干渉ではない」ということになる。

ここに火種があるのはもちろん両者とも承知をしていることなわけだが、現実問題としてアメリカに軍事援助をもらっている台湾に侵攻することは中国にとってリスクが高すぎたわけだけれども、狂ったような軍拡によって中国がある程度自信をつけてきて、「台湾統一で名を残したい」習近平が実質終身政権となった今がその好機であると考えているのは事実だろう。

ここで重要なのが「台湾は共産党政権にとって「核心的利益」である」という言葉である。この言葉の意味がいまいちよくわかっていなかったのだが、このツイートによってなるほどと理解が深まった感じがした。

https://x.com/YSD0118/status/1990610636515197369

中国共産党政権の正統性はある意味「アヘン戦争以来の中国の失われた領土を取り戻す」ことにあるわけで、チベットを武力併合し、香港・マカオを返還させた現在、特に問題になっているのが台湾だということは事実だろう。そのいわば国是、「失われた台湾を取り戻す」ことが日本にとっての「国体=皇室制度(天皇制)」に匹敵するような「核心的利益」なのだ、という説明で、これはなるほどと思う。そういう意味で言えばウクライナはロシア、特にプーチンにとっての核心的利益であるから侵攻したということとも共通するわけで、この領土に関する主張が現在の世界において受け入れられるかというのとはまた別の問題であるということになる。

しかし「現在では失われてしまった我が国の心の故郷を領土的に取り戻す」という主張は世界中にあるわけで、ドイツにとってはプロイセン(現在はポーランド・ロシア領)、セルビアにとってのコソボがそうであり、それに宗教性を加えるとユダヤ人とパレスチナ人のパレスチナ問題になる。中国がアヘン戦争当時の西太后時代の領土を取り戻すとするなら愛渾条約で失った外興安嶺以南の極東ロシアやモンゴルも取り戻すという主張に繋がり、宮崎市定先生は中ソ対立の根本的な原因をそこに求めていた。琉球が清国の朝貢国であったことから沖縄が中国領であるという主張もずっと続けているわけで、こうした論理は言い出したらキリがない。

だから現在の国際法体系では「武力による現状変更」を否定しているわけである。そういう意味で言えば、中国の台湾に対する「武力侵攻も辞さない」という姿勢は突出したものだと言える。今回の問題の原点もそこにあるというべきだろう。

https://x.com/kikumaco/status/1990741158797128100

「台湾有事とは中国が台湾に武力侵攻することを指します。ですから、中国が台湾に攻め込まないかぎり台湾有事は起きません。」

これが全てであって、高市首相の発言は台湾に対する中国の武力侵攻を牽制している発言であり、それ以上のことは言っていない。しかし中国はその「国際法上禁止された行動に対するできる限りのフリーハンド」を確保したいがために無理筋の批判をしているわけである。

https://x.com/nobuko_kosuge/status/1990651860387311853

「国連憲章2条4項(武力行使禁止)にそくしたスタンスを中華人民共和国政府がとればいいっていう話ではあるんです。それなのに、中国政府は、台湾とのことは内政問題で、"武力行使もありうる"とはっきり言っているでしょう? 武力行使を掲げてしまうのは、まずいですよ。」

これが全てなのに、日本でも中国側の事情を忖度しすぎる発言が多いことが問題だと認識すべきなのである。

https://x.com/SeanKy_/status/1990707546785824869

「人々が求めているのは戦争ではなく、国際法「武力による現状変更を認めない」であり、日本はWW1後に国際連盟でそれを誓い、それを破った罪がWW2当時のA級戦犯であり今の平和に対する罪であって、我が国の憲法と大戦の反省を重んじる限り「いかなる国の武力による現状変更を認めない」一択なんですよ。」

だから、日本が日本国憲法と国連憲章の原則に則って行動する限り、中国の台湾侵攻は認められないわけであり、それをもっと明確に主張しても本当は構わないのだが、「中国に配慮して」現状程度の発言にとどめているのだから、謝罪だの撤回だのというのは高市首相はおろか全ての日本の政治家は本来できないことなのである。これはいわば「戦後日本の国体」問題なのである、ということになる。

ただ技術的な問題としてはよりよくできるところはあるわけで、安全保障に関する質問は与党側にさせるという安倍首相のやり方

https://www.sankei.com/article/20251118-U5GDCB7EWFOX5NWBZCWXFFEMJQ/

であるとか、安全保障に関する議論は秘密会で行う

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/39566

と言ったやり方は当然考えられることだろう。

ただそれは今後のことであり、現状はとにかく日本としては「歴代内閣と変更点はない」という主張を繰り返すのみだろう。そして中国の横暴なやり方を暗黙に世界に訴えていくことで孤立させていく、というのが日本としては最も取るべき手段であるように思われる。

最終的には中国が緩やかな民主化に向かってもらえると良いとは思うが、なかなか現状では難しいだろうなあとは思う。


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