日本在住外国人の県別人数トップは多くは中国出身/ロシアの独裁者の権力期間はほぼ30年
Posted at 24/03/19 PermaLink» Tweet
3月19日(火)曇り
昨日は疲れていたのと風が強かったのとで午前中に出かけるのをやめたのだが、後で聞くと台風並みの強風だったようで、まあそれは正解だったかもしれないなと思った。結局ローソンで弁当を買ってきて昼を済ませたが、東京にいる時にコンビニ飯にするのはちょっと残念だなと思う。以前は斜向かいに藍屋があったので昼ごはんに迷うと出かけていたのだが、今は違う店が入っていて行く気になっていない。昔行っていた蕎麦屋も最近混雑するようになっていて、家近にコンビニがいくつもできたのはいいのだがスーパーや食事処が遠くなったのは一長一短だなと思う。
ずっと東京にいる時は自転車で少し遠目の店にも出かけていたが、最近はほとんど東京にいないので自転車も処分してしまい、返って動きづらくなっている。なかなかちょうどいい生活の最適解が出せないのが難しいものだなと思うが、とりあえずレトルトのものをいくつか用意しておいて食事に困ったらそれで済ますというのが一番正解かなという気がしてきた。
実家の方にいる時はどこに出かけるのも基本的には車だし、寒さ暑さとかは基本的にあまり関係ないのだが、東京は基本的に歩きで外に出るから洋服の選び方が難しい。長野県でも先週の後半はだいぶ暖かかったので東京へもジャケットで行ったのだが、月曜日などは思ったより寒くてコートで歩く感じになった。
結局家の中でレコードを聞いたり何をするかが定まらないままなんとなく時間が過ぎてしまい、4時過ぎになって慌てていろいろ準備を始めて5時前に家を出、車で丸の内まで行って車を止め、丸善で本を見た。
3000円以上買うと1時間まで無料の駐車券がもらえるので、昨日発売のヤンジャンコミックスの「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」17巻、「少年のアビス」16巻、「ダイヤモンドの功罪」5巻に加えて「推しの子 一番星のスピカ」(スピンオフ小説)も買うことにし、あとは野口智雄「日本の物流問題」(ちくま新書、2024)を買った。いろいろあって丸善も久しぶりだったのでギャラリーなど見て周り、人形関係の展示があって、絵葉書を2枚買ったのだが、どちらもなんとなくバルテュスっぽいなと思い、やはり好きな人は多いのだなと思う。
それから3階のカフェでバニラシフォンと紅茶でお茶をし、少しゆっくりしたらちょっと1時間を過ぎたが、2時間無料の6000円分を買うよりは超過分の400円を払った方がいいなと思い、ゆっくりめに支度して地下まで降りて精算し、乗車して神田橋から首都高に乗った。
まあ時間が悪かったのだが、とても混雑していて6時15分くらいに神田橋で乗ったのに石川PAについたのは7時45分になっていて、空いている時に比べると倍以上かかっている感じである。調べてみると下りの首都高が一番混むのは17時台と18時台ということだったので、まあもう少し早く出るか遅く出るかすればいいとは思うのだが、まあこれも今後の課題かとは思う。石川PAで八王子ラーメンを食べて途中で2度ほど休憩して実家に帰着。
***
ちょっとした話題を二つ。一つ目はその県に住む外国出身者で一番多い国はどこか、という地図。
https://twitter.com/locati0ns/status/1769605861129732099
常識的に考えれば在日韓国・朝鮮人がどの県でも一番多いだろうと思っていたのだが、実際には中国系が一番多いという券が一番多いというのは意外だった。韓国・朝鮮人が多いのは近畿2府3県と関釜フェリーが発着する山口県のみ。沖縄はアメリカ人が一番多いが基地の関係だろう。そのほかでは群馬と中京圏、つまり自動車工場等が多い地域はブラジル人になっている。これは日系ブラジル人が多いということだろうか。島根県もブラジル人が多いのだがこれはよくわからない。
それにしても中国人が思ったより多いというのは少し驚いたし、全国に分布しているというのも意外だった。調べてみると中国人が約79万人、韓国人が約41万人。そのほか10万人以上いるのはインドネシア人が12万人、ネパール人が16万人、フィリピン人が31万人、ベトナム人が52万人、ブラジル人が21万人である。総計は322万人だから総人口の3%弱という感じだろうか。アメリカ人は6万人だがこれは在留資格を持っている人で、米軍基地に勤務している軍人軍属などは含まれないだろうから、実際にはもっと多いだろうと思う。
こういう統計も時々は見ておかないと、現実の認識に対してずれが生じるので気をつけないとと思う。クルド人でいろいろ話題のトルコ国籍の人は6000人しかいないが、難民認定待ちとかはこの中には入っていないのかもしれない。それにしても韓国人よりベトナム人が多いというのは少し驚きであるが、インドシナ難民としてきた人たちや彼らが呼び寄せた人たちとかも多いのだろうか。そのへんの経緯もわかると面白いかもしれない。
***
ロシアのプーチンが大統領に再選され、このままの任期いっぱい務めると権力の座に30年近くいることになり、スターリンを超えるという記事があった。なるほどそういう見方もあるかと思っていろいろ調べてみると、モスクワ大公国がツァーリを称して以来で彼らに匹敵する肯定や権力者は以下の通り。
リューリク朝
イヴァン3世(大帝)33年
イヴァン4世(雷帝)34年
ロマノフ朝
ピョートル1世(大帝)43年
エカチェリーナ2世 34年
ニコライ1世 29年4ヶ月
ソヴェト連邦
スターリン 29年2か月
ロシア連邦
プーチン 2024年3月現在23年10ヶ月、任期を勤め上げれば29年10ヶ月
ロシアは予想通り権力者の寿命があまり長くない。プーチンはすでに70歳を超えているが、在位最長記録のピョートル大帝も10歳での即位で、実質的な最高権力者であったのは31年ほどであり、53歳で亡くなっている。スターリンは75歳だが、さてプーチンはどうなるか。いずれにしてもロシアの独裁的権力者というのはほぼ30年くらいだというのはいろいろ考えさせられることもある。
「伊集院光の百年ラヂオ」:時報にクレームをつける歌舞伎役者/「くらべて、けみして」:作家の書いた文にクレームをつける校正という仕事
Posted at 24/03/18 PermaLink» Tweet
3月18日(月)晴れ
今朝は東京にいるが、4時過ぎにローソンに雑誌と朝ご飯を買いに出かけたら、風が冷たくて驚いた。ローソンでその話をしたら、昨日まではあたたかったけど今日から寒くなるとのこと。昨日は緑道公園を歩いていたらもうハクモクレンは散っていたし、春もかなり段階が進んだ感じなのだけど、まだ揺り戻しはあるんだなと思った。そういえば早朝に地震があったのだが、千葉県北西部震源の最大震度2の地震だったようだ。噂の千葉の地震を体験できたという感じ。これ以上はもういいです。
昨日は午前中にいろいろ片づけなどして、11時前に出かけた。境川PAで昼ご飯を済ませたが、どのPAに行っても混んでいて特に子供が多く、春休みの日曜日なんだなと思う。たまたまトイレに行きたくなったので藤野PAで行ったのだが、いつも行く石川PAは駐車場に入るところで渋滞していてひとつ前で行っておいてよかったと思った。まあこのあたりで子供が「トイレ!」とか騒ぎ出すあたりなんだろうなと思ったり。
初台まではそれなりに混んでいたが、そこから先の首都高はかなり空いていて、そこからは思ったより早く動けてよかった。
少し自宅で休憩した後、地下鉄で銀座へ行った。教文館で本を少し探し、カフェに入ろうかと思ったが混んでいたのでやめて、こいしゅうか「くらべて、けみして 校閲部の九重さん」(新潮社、2023)を買った。教文館は割と欲しい本が見つかる書店なのだけど、この本は出版界でも最も凄いと言われる新潮社の校閲部についての作品で、校正という仕事の様々な話が出てくるのだが、マンガであっても普通の平積みされてるような作品ばかりが置いてある大手の書店とは違うチョイスがあって、教文館ではそういうマンガを見つけることが多い。相原コージさんの鬱で入院したマンガもここで見つけたし、他にもいろいろあった。
外を歩いていると聞こえてくるのは外国語ばかりで、こういう環境というのは疲れるなと思う。人もかなり多かったからそれもあるのだが。久しぶりに元松坂屋のビルにある蔦屋書店に行ってみるかと思って行ってみたが、相変わらず洒落おつな本のセレクションと展示で、日本刀まで展示してあったのだが、どうも買いたい本も買いたくなくなる感じだなと思って早々に退散した。なんというか外観はきらびやかだが書籍というものに対する愛情があまり感じられない、というのはこちらの偏見かもしれないのだが、おしゃれな本を見ている「私」を見せる場所、みたいな感じがしてどうも本自体に集中しにくい雰囲気を感じた。若いころならそういうノリにももっと付き合えたのだろうなとは思うし、付き合いの浅い子とのデートコースとかにはいいかもしれないとは思うのだけれども、まあなんというか。
疲れてきたので三越の地下に行って弁当でも買って帰ろうと思ったのだけど、やはりここも混んでいた。まあ春休みの日曜の銀座の三越なんだよなと重ねて思った。普段は銀座に行っても大体松屋で買って帰るか三越なら日本橋に行くのだけど、あえて銀座の三越にしてみたのだが、買ったのはわりといつものまい泉の弁当だったので、まあ雰囲気を体験したという方が大きいか。そのまま地下鉄に乗って帰った。
***
https://www.nhk.jp/p/ijuin100r/rs/KZ1MQWYKVV/
昨日は車の中でNHK-FMの「伊集院光の百年ラヂオ」を聞いていた。この番組はNHKのアーカイブスの中から昔の番組を取り上げて再放送するというものでとても面白いのだけど、番組改編で三月いっぱいでなくなるらしい。昨日取り上げていたのは「時報」で、最初はアナウンサーが「10秒前・・・5秒前・・・ハイ!」とかやっていたというのはおかしかった。そのあともドラにしてみたりカネ(のど自慢のカネと同じものらしい)にしてみたりいろいろ大変だったようだが、一日二回生放送で時報をお届けしていたのだという。
実際、時報は重要だったらしく、初期の聴取率調査(1920年代)によると、一番聞いていると答えた人が多かったのはニュースだというのはまあそうだろうと思うけど、二番目は「時報」だったのだそうだ。だから生放送で時報をお届けするのも1分前からあと30秒・・・あと20秒・・・とやっていたらしく、大変だっただろうなと思う。
時報マニアみたいな人もいて、毎回「今日は時報がどれだけずれた」とハガキを送ってくる人がいたらしく、それが歌舞伎役者の六代目坂東彦三郎だったそうなのだが、放送では触れていなかったけどこの人は五代目尾上菊五郎の息子で歌舞伎界でも重鎮だったから当然収入も多かったらしく、当時には珍しい「時計を収集する」という趣味があったのだという。NHKの時報に文句をつけるからにはそれ以上に正確な時計を持っていたということだから驚きだと思うのだが、彼の時計マニアぶりは有名だったらしく、舞台でも大向こうから「大時計!」という掛け声がかかったりしていたと雑誌「演劇界」の増刊「三代の名優」(昭和57年)で読んだことがあったことを懐かしく思い出した。
***
時報にクレームをつける歌舞伎役者というのはなんとなくコミカルな感じがして面白いのだけど、作家の文章に疑問符をつけるのが出版者の校閲部の校正の仕事である。それを扱ったマンガが先に書いた「くらべて、けみして」なのだけど、この本は面白くて一気に読んだ。
町田康さんが「訣る」とかいて「わかる」と読ませているが、これはもともと折口信夫が使っていた表現だとか、プロにも読めない石原慎太郎の生原稿だとか、いろいろな話が出てきて面白かったのだけど、やはり一番すごいと思ったのは実在する矢彦孝彦さんという校閲者の方の話で、江藤淳を担当していて夏目漱石の評伝で夏目漱石が散歩をする場面の描写がいつもあったのがあるとき違うルートを歩く描写に違和感を感じ、著者に尋ねてみたらいつもはその時代の地図を見ながら描写するのだけどその時は地図がなかったということが分かったのだという。
それで矢彦さんは神保町の古書店をしらみつぶしに調べて古地図を探し出し江藤さんに送ったら、数日後に力強い描写のゲラが上がってきたのだという。
こういう話は編集者ならよく聞くけれども、校閲者がその違和感を見つけ出し作者に協力してより良い作品をつくるというのは凄いレベルの話だなと思った。
一方でカミュの「ペスト」という数十年前に出た本の誤植を今発見するとかもあるらしく、また自分が校閲した本を新人に間違いを発見されて落ち込んだり、新人の頃に「単簡」という表現に引っかかって指摘したら編集者に「これは夏目漱石も使っていたからママ」と返されたりしたとか、まあ「単簡」に関しては私ですら知っていたので「あの新潮社の校閲」と言っても新人の時から何でもできるわけではないんだなとちょっと安心したりはした。
「校正という仕事」に関心のある人には、お勧めの本。また変換ミスとかが日常茶飯事のウェブメディアを多く読んでいるとそういう間違いはあまり気にならなくはなってきているのだけど、昔は私もそういう気になるミスを見つけたら必ずはがきなどで指摘していたことを思い出した。
今ではそういうミスを見つけても面倒だしと思って指摘しないようになってしまったが、特に新潮社のような言葉を大事にする出版者の本は指摘してあげた方が多分いいなと思ったので、またそういうのも復活しようかなと思ったのだった。
「日本人はなぜ一神教が嫌いなのか」とか書きたいテーマもあったことに気付いたが、またこれも改めて書く機会があったら。
ハマスのやりすぎとネタニヤフのやりすぎ
Posted at 24/03/17 PermaLink» Tweet
3月17日(日)晴れ
いろいろひと段落し、一方では新しい段階へのスタートを切った感じもして、取りあえす一休み兼新ステップの準備を進める、みたいな感じになっている。
昨日は朝ガソリンを入れに隣町まで行って朝のパンを買って帰り、ブログを書いて朝食、更新してから出かけてクリーニングを取りに行ったり買い物をしたり。帰ってきて作業場の雑誌をチェックし、仕事は新しいことがいくつかあって、いろいろ進められたし夜は帰ってきてから作業場の整理を思っていたところまで終わらせて、「ブラタモリ」の指宿の回の録画を見ながら夕食。眠気が来てうたた寝をしてしまい、1時頃ちゃんと寝床に入って、5時半ごろ起きた。
****
昨日自分が書いたTwitterの投稿を読み返していたのだが、書いてみたいテーマがいくつか出てきていて、さてどれにしようかと思う。
1.ハマスのやりすぎとネタニヤフのやりすぎ、日本人の感覚と国際的な感覚
2.専門家が自分の専門の医療問題や国際問題を自分ごととして語ること。その難しさと求められるもの。
3.アメリカにおける1988年のプロザック(抗うつ薬)の開発と1990年代における心理学のポジティブ志向化
4.「葬送のフリーレン」における大魔法使いゼーリエと孫弟子フリーレンの関係
5.甲州街道の宿場町・内藤新宿から八王子まで
書いてみるとどれも一筋縄ではいかないのだが、アイデアの素描くらいはしておこうかと思う。
1.ハマスのやりすぎとネタニヤフのやりすぎ
Twitterを見ているとイスラエルのガザに対する虐殺的な軍事行動を支持する人が案外多く、彼らは国連や国際社会がパレスチナ人を支援することに批判的であることが多いのだけど、なぜそのように考えるのか、と言うのはつまり自分はそう考えないからなのだが、その辺のところを考えてみた。
最近の現象面だけ考えると、昨年の10月27日のハマスの越境攻撃で、彼らはかなりひどいことをやったようだ。ようだと言うのは私は残虐映像とか画像とか見ないようにしたので実際のところはちゃんとは掴んでいない。それがどの程度実態を反映しているのかも含めて。日本の支那事変中の南京事件でも、マスコミ等によって誇張された「英雄的」虐殺行為みたいなものが戦後は一転して戦犯裁判での過酷な厳罰に繋がっている例とかもあるから、その辺については慎重にみるべきだと思っている。
日本はそう言う例を経験して、戦場での残虐行為は許されないと言うことがかなり国民の意識として徹底している国だと思う。だから戦争の記憶自体が風化し、逆にそうした教訓のみが語られていることはドイツにおけるホロコーストの記憶と同じで、右の人も左の人もそうした残虐行為には敏感だし、特に1970年代に新左翼がテロ活動で支持を失い、暴力的なものを否定する風潮がとても強くなったために、いわゆる暴力団なども社会的な地歩を絶たれる法改正も行われて、返って半グレや外国人暴力集団系への裏社会的な意味での抑えが効かない状態にすらなっている。
ただ日本ではそれが「国際基準」みたいに意識されているけれども、現実には虐殺行為や虐待行為は後をたたないわけで、そう言う表の基準みたいなものと裏の基準みたいなもののギャップが現実には存在するのだよなあと言う感じはする。
ハマスの虐殺行為はそう言う意味で、イスラエルがこれまで行ってきた弾圧行為やオスロ協定・国連決議違反の西岸地区への入植活動を踏まえると、それなりに容認とまではいかないが黙認されるべきと言う雰囲気もなくはない。これは911の同時多発テロと同じで、アラブ世界では正当な報復行為だと感じている人も少なくはないだろうと思う。
イスラエルの報復行為はその後間もなく始まり、徹底的な破壊活動が継続して行われ、何万人ものパレスチナ人が犠牲になり、また100万人以上が非人道的な状況に置かれているが、イスラエルはその手を休める意思はないようである。アメリカではバイデン政権が基本的にネタニヤフを支持し続けてきたこともあるが、大統領選挙の年になり、今度はより強硬なトランプ政権が復活する可能性が見えてきたために、ネタニヤフはバイデン政権への嫌がらせのためにより戦争を継続すると言う方向性が見えてきて、民主党上院のユダヤ系議員がネタニヤフを正面切って批判すると言うような新たな段階に入ってきた。
911後のアメリカもそうだが、現在のネタニヤフの殲滅的な作戦はつまりは「国家の威信を傷つけられたこと」の要素が大きいだろう。もちろん犠牲者を出したイスラム過激派的なテロに対するテロ行為の鎮圧という目的もあるけれども、それ以上に国防省を攻撃したり、アメリカのシンボルであったニューヨークのツインタワーを瓦解させるというこれ以上ないアメリカ国家に対する侮辱に対し、アメリカは断固として報復せざるを得なかったというのも日本ではあまり語られてきていないが認識しておかなければいけないことだと思う。
今回のハマスの越境テロに関しても、イスラエルが完全に油断していたことは確かである。イスラエル・パレスチナ間ではオスロ合意による二国家解決が国際社会が承認した解決路線であるのだが、ネタニヤフのような保守的なポピュリストにとって、それは受け入れられないから国際協定違反の西岸の入植を進めることで事実上の領土化を進め、テロを防ぐという名目で分離壁を築くという事実上の侵略行為を行なっている。彼らにとってはパレスチナ自治政府を代表するアッバス議長とファタハの権威と権力を削ぐことがメインになってきたから、その反抗勢力であるハマスに対しては軽く封じ込めておいてむしろガザからの出稼ぎを認めるなどの対応をしてきていた。完全に油断していたと言っても間違いではないだろう。
今回のハマスの攻撃はつまりはその油断をついたものであり、そういう意味でイスラエル国家の威信をコケにしたものである。アラブ世界でもそれを評価し喜ぶ人が多かったのは事実である。テロリスト組織の中でも「イスラエルの鼻を明かした」ハマスに対する評価はかなり高くなったし、それにより彼らに対するアラブの金持ちからの資金援助もより期待できる状況が生み出されたと言っていい。
ただ、ハマスはやりすぎた。
彼らの主観的には正当な報復行為であり、これくらいやっても足りないと思っているだろうとは思うのだけれども、イスラエル・パレスチナ間の一応の平和合意であるオスロ合意による平和的解決を辛抱強く支持しようとしていた人々にとって、ハマスの側からのテロ行為は容認できない、と感じた人が多かったのだなというのが感想である。イスラエルの方がずっと侵略行為をやっているのだけれども、常態化していたのであんとなく黙認する雰囲気になっていたのだろう。
だからハマスにしてももっとやり方があっただろうと思うのだが、彼らは何が国際社会に受け入れられにくいかという感覚がやはりちょっと麻痺していたのだろうなとは思う。
しかしこれに関して、どうも「ハマス側が一方的に悪い」という人たちが思いのほか多いのは、日本特有の理由もあるのではないかという気がすることは上にも書いた。
たとえば、北朝鮮は工作員を日本その他に送って中学生女子を含む民間人を拉致したり敵対する韓国の好機を墜落させたりするなどの非道なテロを国家単位で行なっている。日本ではそれは全く容認できないものとされているが、時間が経過したこともあり、北朝鮮国家は中国やロシアの支援もあって核開発もミサイル開発も順調に進めていて、日本の世論の動きとはギャップがあるのが事実である。
逆に言えば、そうしたテロ行為すら、積み重ねの上では国際関係の一つの要素にすぎなくなっていくのが現実ということである。ハマスのテロもネタニヤフの強圧姿勢の前には相対的には大きな問題ではない、ガザの人間の全てがハマスではないのだから、それを攻撃するのは理不尽だという方向に行っている。ただこれもある種のフィクションが含まれていて、こうした目にあったパレスチナ人がハマスでなくてもイスラエルに敵愾心を持ち手段が他になければテロに走ることは十分あることだが、そこまでは考えないようにしている、という面も事実である。
ただ、アメリカにしてもイスラエルにしてもそうだが、決して風化させないと決意しているレベルの問題がある。それが「国家の威信」の問題である。
日本は敗戦以来、その点については弱みを握られてきているのでなかなか表立って語られることは少ないのだが、世界においてはいまだに最も重要な問題であることは忘れられるべきではない。
イスラエルは攻撃を受けて直ちに対応できず、正直言って醜態を晒した。それを嘲る声も多く届いただろう。ネタニヤフが報復を決意したのはそうしないと政権が維持できないということもあったが、イスラエル国家を侮辱されたということは、敵だらけの中東においてユダヤ人国家を維持する上で、傷ついたイスラエル国家の威信を回復することは絶対条件だったということもある。
だからネタニヤフにとって重要なのは人質を取り返すということもなくはないが、より重要なのは舐めた真似をしたハマスを根絶やしにすることの方になるわけである。
だからネタニヤフにとって、ガザ攻撃においてやりすぎということはなく、ハマスの抵抗を徹底的に無力化するまでは終わらない。そしてガザの抵抗が終わることはパレスチナ人が最後の一人になるまでないだろうという見通しから考えれば、虐殺しか答えはないということになってしまう。イスラエルのやりすぎの本質はそういうことだろうと思う。
「停戦して総選挙を行い、イスラエルの民意を問え」という提案は、民主主義的な文脈ではある意味正しいが総選挙というのはつまりは平和化された内戦なわけで、イスラエルにとっては大きな隙を作るということであり、一度隙を突かれて醜態を晒したイスラエル国家としてはそれはできることではないだろう。
平和構築というのは双方がある程度の余裕を持って相手の立場や考え方も一定程度は容認できて初めて可能なことだから、現状での解決がかなり難しいことは確かだろう。ただ、最終ゴールとしては2国家解決しかないと私も思うので、そうした方向に進むことを願うしかない、というのが現状なのだろうと思う。
現状は相当厳しく、国際社会の理想は各所で破壊されている。戦争中もそうだが、戦後の世界がどうなるのかもかなりの歪み・軋みが残ったものになるだろう。これはウクライナ戦争についてもそうなのだけど。
場合によっては1990年前後の「冷戦終結」以来のパラダイム変換が起こる可能性もある。一応は平和な時代が終結して、「新たな戦争の時代の始まり」ということである。そうならないことを願いたいとは思うのだが。
そして日本人としては、横田めぐみさんをはじめ拉致被害者が1日も早く帰ってくることを祈る。これは国際社会の理不尽に対する認識とは別の、日本人としての祈りや願いとしてである。
***
さて、1.だけで十分長くなってしまったので今朝はこのくらいに。2.以降についてはまたどこかで書けると良いなと思う。
「EDENS ZERO」:ラブコメ全盛のマガジンの中で結局SFを読んでいる/「葬送のフリーレン」:アニオリの微妙な匙加減/「2.5次元の誘惑(リリサ)」:とことん盛り上げてきたが、着地点はどこなのだろう
Posted at 24/03/16 PermaLink» Tweet
3月16日(土)晴れ
今週はまあ、いろいろなことがあったなあと思うのだが、これをきっかけにもっといろいろやれるといいなということも多い。またしばらくいろいろ頑張ってみようかなと思う。
昨日は母を病院に連れて行ったが、いつもに比べるとかなり空いていて時間に余裕があった。昼ごはんも早めに食べたので、少しうまく眠れなかった感じではあったのだが昼食後に少し午睡して、作業場の漫画の整理など少し進められた。
仕事の進め方も少しコツがつかめた部分があり、うまくペースに乗せながら片付けられるようになると良いなと思う。考える必要がある部分を少なくすることで、考える必要があることを考えたり試行錯誤をしたりする時間ができるから、その辺うまくやれると良いなと思う。
今日は少しマンガの感想など。
真島ヒロ「EDENS ZERO」31巻。この作品はマガジン連載の少年を主人公にしたスペースオペラといった趣の作品で、考えてみたらこれだけ長大なSF作品を読むのは久しぶりな気がする。長大な少年活劇ロマンといえばワンピースにしろ何にしろ、ジャンプ的なものが多いけれども、考えてみるとこの作品はとてもオーソドックスなサイエンス・フィクションである気がする。そしてジャンプ作品にあるように、どの方向へ行ってしまうかわからないところが作品の面白さ、みたいなものよりは、とてもウェルメイドな、良くできた作品だという感じがする。
こうした作品は日本マンガでも海外でも評価されているものの一つのようなのだが、私はあまり見たことがなくて、ジャンプだけでなく他の雑誌も見ていくことでフィクションとしても良くできたマンガに触れられるのだなと思う。
この辺りを補助線と見ると、SFの歴史においてハインラインとかが占める位置とか、転換点としてのスターウォーズとか、いろいろ考えることが出てきそうな感じがするが、中学生や高校生の頃に星新一のショートショートや小松左京・眉村卓・筒井康隆・福島正実らのジュブナイル的な作品、また「銀河帝国の興亡」、つまりアーサー・C・クラークの「ファウンデーションシリーズ」を読んでいたのが最大のSFとの接点である自分としては、この巨大なジャンルを語る手がかりをあまり持っていないなとも思う。「ニューロマンサー」は買ってみたけれども読めてないし、「ブレードランナー」も見た覚えはあるのだがあまり良く覚えていない。
ただこういう自分にとっても「EDENS ZERO」はかなり面白く、全巻買っている。半分は「面白そうだから」というよりは「読んでみよう」と半分自分に課して読み始めたのだが、今マガジンでコミックスを買っているのはこれと「不滅のあなたへ」だけなので、ラブコメ要素の強い今のマガジンの中では私はSF的なものに惹かれているのだなということがわかって少し面白かった。
アニメ「葬送のフリーレン」27話を見た。マンガで何回も読み返しているところなのでストーリー自体は把握しているのだが、そういう意味ではフェルンの「むっすー」とした顔が強調されたり、リヒターがフェルンに話しかける場面などのちょっとしたアニオリが追加されていたのは好みが分かれる気はしたが、フリーレンのヒンメルとの回想を含むゼーリエとの会話の部分などは効果音楽が強調的に使われていてふうんと思ったし、「魔力」及び「魔力の揺らぎ」の表現がなるほどアニメでないとこれはできないな、という感じでちょっと盛り上がった感じがあった。
https://shonenjumpplus.com/episode/9324103629322761750
「2.5次元の誘惑(リリサ)」の更新を待たないで寝るつもりだったのだが、少しうたた寝して12時をすぎてしまったので見てしまったのだけど、基本種明かしの場面だったのに加えて、そこまでは期待していなかったラスボスが「ぬるぽ」といって登場したのは割とウケた。「コスプレ5人の新星」の一人であるリリサが「四天王」とのコラボを実現したのにくわて、「コスプレイヤーの元祖」であるあの人が登場する、というのはとことん盛り上げていこうという姿勢が感じられるが、今のところ逆にいえば着地点が見えないので、さてさてどうなっていくかという感じではあるなと思った。
3月末ということでジャンププラスを読んでいても「ペンションライフ・ヴァンパイヤ」など終了する作品も多く、また新たな胎動が感じられると言う感じである。体力を養ってこれらも楽しんで行けると良いなと思う。
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