スノビッシュな左翼インテリのものだった「冷笑」はなぜ「ネトウヨ」のものになったか/「世間様に笑われないように」/国立博物館は日本の国力を反映した「スゴい」文化の殿堂であるべき
Posted at 26/03/05
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3月5日(木)晴れ
いろいろとやることが多く、毎日が光陰のように過ぎ去っていく感じがあるが、いろいろ立て直さなければならないことも多いのだけど、その辺はどうにかなっていたりなっていなかったりである。
腕はまだ痛いのだが、整体で「減食」を言われてから、間食を一切やめて甘いものが食べたくても食事の時に少しにし、ご飯は茶碗に一杯、おかずは少なめ、としているのだけど、こうなると結構食べる時は夢中で食べるし、つい手を伸ばしたくなるのを抑えているので、「我慢している」感が強い。しかし減食をしている時にいつも気になるのは通じがあまり良くなくなることで、苦労することがある。なるべく水は飲むようにしようと思う。
昨日は4日だったのでツタヤにジャンプコミックスを買いに行こうと思い、その前に仕事として銀行に行って資金を調達したりしていたら、お金を移す口座の通帳を一つ間違えて持ってきていたことに気づき、慌てて取りに帰ったら順番が過ぎていたのだが、割と早めに対応してもらえて助かった。そのあとツタヤに行ってジャンプコミックスを探す。巻数の多い順に書くと「ONE PIECE」114、「SAKAMOTO DAYS」26、「ウィッチウォッチ」25、「逃げ上手の若君」24、「ふつうの軽音部」10、「ルリドラゴン」5、「サンキューピッチ」5、「野球・文明・エイリアン」3、「さむわんへるつ」2の合わせて10冊、特典のカード類がついてきたのは6冊7枚。「さむわんへるつ」が2枚であとはSAKAMOTO、ウィッチ、軽音部、ルリドラのカードとサンキューピッチのシールである。最近は本誌の作品よりジャンプラの作品の方が多くなっていたのだけど今回は5対5で、もともと本誌連載だったルリドラゴンもあるので今回は本誌優勢な感じではある。
それにしてもワンピはともかく、次に連載が長いのが「SAKAMOTO DAYS」だと思うと驚くが、連載が始まったのが2020年秋なのでもう5年半になるわけで、ちょっと驚く。ジャンプの最近のバトルものは割とすぐ読むのをやめてしまっているのだけど、「さむわんへるつ」みたいな作品がもっと増えればいいのにと思うのだがなかなかそうはいかないのだろうか。
そのあとスーパーに回って昼ごはんなどを買って帰ってきて、昼食。午後は竹藪を刈ったりしていた。今朝は起きたら5時前で、資源ゴミの日なのでいろいろ準備をし、特に雑誌をまとめて出そうと思ってまとめて出したのだが、保存しておくべきものを勘違いしてヤンジャンをかなり最近のものまで出してしまい、しまったと思ったがまあ仕方がないかと思った。バックナンバーを取ってあるのは単行本を買っている作品の未収録部分を読むためなのだが、最近は大体アプリでも課金すれば読めるので、そんなに拘らなくてもいいかなという気がするのと、バックナンバーを遡って読むほどマンガに集中できる時間がほとんど取れないので、気持ち的にもやや緩くなってしまっているところはないでもない。ヤンジャンを出してからヤンジャンの最新号を買いに行くのもまあ変な気はするが、仕方がない。
***
https://x.com/terrakei07/status/2029045979027259540
そういえば「冷笑」というのはもともとそういう「スノビズム的知的エリートサヨク」仕草だったな、ということを思い出していた。つまり、ものを知らない一知半解の若者や部外者をせせら笑う業界人・関係者・学者仕草だったと思うし、もちろんそういうのは今でもあるのだけど、それもまた意味がないわけではなく、笑われた人は恥入ってよりしっかり学習するようにし、大成する、ということがある種の王道ではあった時代には、それは有効だったわけである。
つまり、「世間様に笑われないようにしなさい」というのが日本人の教えだった時代が長いわけで、「冷笑」というのもまた特に学問や専門性などにおいては「世間様」が代表してこちらの不足を指摘してくる、というようなものだったわけである。
もちろんそれはある種の「昭和しぐさ」の一つだといえなくはないけれども、それ自体はおそらく日本だけの話でなく、世界でもそういう冷笑というものはある種の通過儀礼的な重要な要素を持っていて、笑われないように振る舞うということは「成り上がろうとする人」にとって必要条件だったわけである。
しかしそれは一方で階級性や人種差別的性格を、また排外性をもったりすることも当然あるので、最近では嫌われるようにはなってきた。特に「世間さまに笑われない」という倫理においては、若年であることや身体に障害があることなどのハンデを抱えた人たちへの差別に見える行動がむしろ倫理違反と見做されるようになってきたから、おそらく家庭でもそうした言い方はされないようになってきているのではないかという気はする。その結果、Twitterでバカを晒して笑い物にされている人が増えたのはまあ当然の帰結と言えばそうなのだが、「私を笑ったわね?親にも笑われたことないのに!」みたいな感じになってより業が深くなっている感もあり、「世間さまに笑われない振る舞い」というのは少なくとも個人的な倫理としては気をつけた方がいいのではないかという気はした。
ところでその左翼エリート的冷笑しぐさがいつの間にか「右派=ネトウヨ」のものと誤認され流ようになってきたのは何故なんだろうな、とこのツイートを見て疑問に思ったのだけど、考えてみたら彼らはとにかく「平和」に関してはかなりお花畑的に純朴なフリをしなければならないように強制されているわけで、その辺がリアリストや「ネトウヨ」から批判てされているからその言い方に「冷笑的だ」と言い返しているのだよなということがわかる。
つまり、人文知的な知識や左翼的な常識においてパンピーを笑ってきた人たちが、リアリズム外交や安全保障論においてはもはや完全にアナクロニズムになっている「ママ戦争止めてくるわ」などのバカげたコピーを笑われているのが彼らのプライドにかけて我慢ならないということなのだろうと思う。
この辺はまず「日本が戦争を始める」というすでにあり得ない前提を捨てることから始めてもらわないといけない、というか少なくともその概念を相対化してもらわなければいけないのだが、その点においてしか権力を批判できないところに左派人文的な人たちの限界はあるのだろうと思う。
https://x.com/Yomiuri_Online/status/2028963551533269290
この上のツイートはもともとこの記事に対する反発を論評したものなのだけど、私も日本文化は守らないといけないと思うけれども、確かに左翼人文インテリしぐさの人たちが「日本すごい!」という素朴な大衆のナショナリズムを冷笑してきたから、「じゃあ日本の文化とか伝統の文化財とかも大したことないんだな」と守る気を失ってきている、という指摘はなるほどな、とは思う。
https://x.com/terrakei07/status/2029045979027259540
「日本すごい!」は当然ながら「日本の歴史すごい!」「日本の文化財すごい!」ということと本質的に繋がっているのだから、人文インテリはそんな大事なメンタリティを頭から否定してはダメなのだが、少しでもナショナリズムの匂いがすると殲滅的な火炎を放射する人ばかりなので、「それならこんなものいらねーだろ」になってしまうことも避けにくいわけである。
だから、そういうものを守り維持していくためには人文アカデミアにも一定数以上の右派、特に保守派がいなければならないのだが、党派的にそうした人々をアカデミアから排除してきたから学界に護り手がいなくなっているわけである。そういう意味でも左翼アカデミアというものは亡国的であり、反文化的なものだということはしっかり認識しておかないといけない。より大きく言えば、「反知性主義の方が文化的であることもある」のである。その「知性」というものの内容が実際には「左翼リベラル的知性」であることが多いからである。
https://x.com/cynanyc/status/2029022370661531686
この件については上の指摘も参考になるのだけど、日本人は企画展には行くが常設展には行かない、ということは大きい。当然ながら、海外の美術館に行くときに我々が見るものはほぼ常設展である。ピカソのゲルニカをプラドに見に行ったり、モナリザを見にルーブルに行ったりするのは、それは当たり前だが企画展ではない。逆に言えば常設展でそれだけの集客能力があるわけである。
私も東京国立博物館に行くときには宋磁の傑作と言われる「馬蝗絆」を必ず見に行くのだが、これは奈良や京都の博物館に行くときも同様だろう。そういう意味では東京の博物館や美術館には、常設展に目玉と言えるものが少ない、というのが問題なのだろうと思う。だから常に何か企画展をして、観客の好奇心を刺激しないと客を呼べないという体質になっているわけである。アメリカなどでもクリーブランドの美術館とかに行ったときに特になんの説明もなくムリーリョの「無原罪聖母像」などが展示されていてビビったことがあるが、まあその作品を見るためだけにそこに行ってもいいと思うような作品をより多く所蔵するべきなのだとは思う。
後発の帝国主義国であった日本にとっては大英博物館やルーブル美術館のような所蔵を持つのはある意味難しいし、金に糸目をつけないメトロポリタン美術館のような所蔵も困難だろうとは思うが、やはり国立の博物館や美術館というのはある意味国家権力の象徴的存在でなければならないところはあると思うので、ちょっと頑張ってもらいたいなと思うところはないではない。これは福澤諭吉が「帝室論」で言っていることとも重なることだと思う。
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