「ふつうの軽音部」97話を読んだ/高市首相の総選挙さなかの外交:英スターマー首相来日/今回の総選挙は「政策実現のための政局選挙」と考えらえる
Posted at 26/02/01
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2月1日(日)晴れ
今朝の最低気温はマイナス8.1度なのだが、なぜかそんなには寒く感じない。ただもう明るいからと思って居間の窓際のカーテンを開け、居間とひと続きの縁側スペースとの間の障子を開けると寒い。気温を見ると8時現在でマイナス6.5度だから流石に寒いのだなと思う。布団を出たタイミングとか、朝のうちに外に出かけていないとか、ずっとふつうの軽音部を読み返していたとか、まあいろいろな要素が複合して寒く感じなかったのかなと思う。
https://shonenjumpplus.com/episode/17107094913928832508
「ふつうの軽音部」97話はとても良かったのだが、考えたいテーマがてんこ盛り、みたいな感じだしまだ読んだ後の余韻に浸っていたい感じもあるので少しだけ描いておきたい。
主人公鳩野の水尾への恋心は77話「わきまえる」で人気バンドのギターに憧れる「一軍女子」たちに取り囲まれているイケメンの水尾に対して地味女子の自分は相手に相応しくない、と「わきまえてるよ私は」と言っていて切ない、と思ったわけだけど、97話では思い切り水尾への思いを歌に託して歌い切った後で水尾からぐ!と親指を立てられる(サムズアップ)のポーズで「良かったで」と伝えられ、「別に告白したわけじゃないし水尾くんと私はただの部活の友達、でも別にいいのかな、居間のこの気持ちを持ち続けても」と思い、副題の「わきまえなくなる」が入る、というのは、急展開しそうでしない二人の関係がゆっくりじっくりと育っていく、まさに鶴先輩の言うように「鳩野ちゃんは・・・焦らず自分の気持ちを大事に育てていくのがいいと思う」と言う感じでゆっくりとでも確実に進展しているのが安直な展開に慣れさせられている現代人にとって非常に痺れるんだなあと思った。作者さんに余裕がないとこう言う展開はできないよなあと思う。
それが「人気が出なかったら10週で打ち切り」とか連載は約束するがとりあえず4巻までと言う条件」とかいろいろ語られるジャンプやジャンプ+で読めると言うことは、本当に人気も安定していると言うことなんだろう。
もう一つだけ書いておくと、この作品の展開の仕方として主人公たちのバンドのライブが一つの頂点になってその同じライブで起こったことが次の展開につながる、と言う感じになっているわけだけど、最初の失敗した1学期末のライブではその後の弾き語り修行につながるが、次の成功した文化祭ライブでは「リンダリンダをアカペラで歌う」と言う謎ブームからの展開、それにたまき先輩たちの後夜祭のトリのライブでの感動から「自分たちも後夜祭のトリを目指す」と言う目標が生まれた。
次のハロウィンライブではその1番のライバルになりそうな鷹見のプロトコルと「バンド勝負」をすることになり、演奏は成功したものの勝負は2対1で負けるが自意識としては「鷹見に負けている」と言う強い意識が生まれ、さらに鶴の策謀で軽音を敵視する吹奏楽顧問の指川とツインボーカルで激唱するという思わぬ展開で大ウケを取る。鷹見に対するライバル意識が高まるとともに水尾に対する恋心も生まれ、また厘の鶴に対する「鳩野をプロデュースする=神を顕現する」点でのライバル意識や自分を見つめ直す機会を与えることになり、七道高校との合同ライブではそれらの要素や書いてない要素が次々に炸裂していくわけである。
この合同ライブでの鳩野たちの演奏は終わったが、次回予告のサブタイが「真打登場する」なのでおそらくは二楷堂まわりや強キャラっぽく描かれている乾や行成のバンドがそれなのだと思うが、そのまわりに桃は「私とバンド組んでもらえませんか」と誘われる。まわりのベースの演奏は卓越しているらしいことはいくつか描写されているので、これは期待が持てると思うのだが、「外かあ」とちょっと考えている桃に鳩野が「じぇら・・・」と言う反応をするのが可笑しい。これは「桃ちゃんを取られる!」と言う意味での嫉妬なのか、「桃ちゃんが外でバンドを組もうと誘われるなんて羨ましい!」と言う嫉妬なのか、私は後者だと思ったのだけど前者である可能性もあるなと思ったり。厘は「自分の演奏にたりないところがある」と自覚をしているところがあるがそれが掴めていないので、おそらくは田口の言うような「はっちゃけた」ベースであるまわりの演奏を聴いて何か思うことがあるかもしれない。この辺りのところから新しい展開が生まれそうだなと思ったりもする。
要は展開の工夫が面白いなと言うことなのだが、そこにある種の個性も出ているのだろうと思う。少しだけと書いたのになんだか結構書いてしまったが、まだいくらでも書きたいことがある感じではある。
***
日本では総選挙たけなわの中でほとんど報じられていないが、イギリスのスターマー首相が来日し、高市総理大臣と会談し、夕食をともにしたとのこと。
https://digital.asahi.com/articles/ASV103FNYV10UHBI02LM.html
https://x.com/takaichi_sanae/status/2017586003960336521
イギリスの首相の国際会議以外での来日は2017年以来とのことなのでもっと大きく扱われてもいいと思うが、先日のイタリア・メローニ首相の来日も扱いが小さかったので、主要メディアにとってもヨーロッパ各国を重要視する意識が低くなっているのだなと思う。
総選挙の応援に全国を駆け回る中での東京への帰還と外交への取り組みはお忙しいとは思うが、健康に留意して頑張ってもらいたいと思う。
共同記者会見では「「技術とイノベーション」「エネルギーとレジリエンス(しなやかさ)」「自由かつ予測可能な貿易と、自由で開かれたインド太平洋」の3分野で協力する」と表明したそうで、どの課題も直前に訪問した中国を意識した、中国とのバランスを考えた言明ということになるかと思う。特に三つ目は安倍外交の主張である「自由で開かれたインド太平洋」を引き続き支持していく、つまりは日本外交の方向性を支持するという表明であり、また「予測不可能な」トランプ外交に対する牽制の意識と、日本を対米交渉のメンツに引き込みたいという意思の現れであるだろうと思う。
レジリエンスという言葉に込められた意味は、要はロシアのウクライナ侵攻、イランの不安定化、ガザ紛争、トランプのベネズエラ侵攻やグリーンランドの領土要求といった予測不可能で対応が難しい事態に対しいかに柔軟にかつ自由主義世界の繁栄を損なわない形で対処していくか、というような話なのではないかと思った。技術とイノベーションはイタリアを含んだ3国での戦闘機開発などを意味しているのだろう。エネルギー分野での協力というのは今ひとつよくわからないが、ヨーロッパでも再生可能エネルギーへの全部理に対する反省が生まれてきているから、もともと石炭火力の国であったイギリスが日本の効率的な石炭火力ガス発電(IGCC)に注目したのこと出るならいいなと思ったがどうなんだろうか。
総選挙の方も投票日が1週間後に迫ったが、私も今日は帰京して期日前投票で1票を投じてこようと思う。他にも渋谷のHMVにも行ってみたいと思っているなどいくつか行きたいところもあるのだが、空振りにならないといいのだなと思うのだけど、もう少しやりたいことを詰めてから出発できる余裕があるといいのだがなあとは思った。
***
https://x.com/LIU_Yen_Fu/status/2013584905599422938
高市首相はなんのために総選挙をするのか、と聞かれて、どんな政策を実現したいからなのか、と言われれば普段から彼女が言っている通りだ、としか思えないのだけど、選挙をしたいのはもちろん別の理由で、彼女への支持、信任不信任を国民に問うことで議会運営に支障のない安定した議席を確保すること、が最大の目的であることは間違いない。
自民党は国民政党であり、中曽根元首相が「自民党は右から左までウイングを広げた」と言っていたが、彼としては支持を広げて支持を盤石にしたつもりだったわけだけど、かなり左に近い勢力まで取り込んだ結果、そちらの方が政権を担うようなことがあるとむしろ本来の支持層であった右側が離れてしまう、ということが石破政権時代に起こったわけである。
党内での中道左派リベラル的な岸田首相が石破さんを支持した結果総裁選でそうなってしまい、総選挙・参議院選挙では国民多数の支持を失ってしまったわけだが、その実情を鑑みた上で再度総裁選をやって高市さんが総裁になり、紆余曲折ありながらも無事政権を発足させて総選挙に打って出、安定した多数の獲得を目指すというのはそんなにおかしいことではないだろう。
そういう意味では今回は政策が争いというよりは政局の争いであるわけで、ただその政局は政策を実現するための政局の争いであるわけだから、別におかしくないということになるわけである。国民有権者もその辺りはわきまえていて、だからこそ従来の政策をかなぐり捨てて組織された宗教票獲得に走った「中道改革連合」に強い不信感を表明しているのだろうと思う。
そういう意味で日本の左翼よりのリベラルというのは「体制」にかなり浸透していて、実情に合わせて右派寄りの勢力が政権を担うことにはかなりの困難が伴うことが多いわけである。
まあ日本の「左」とか「右」というのも国際標準とはかなりかけ離れているが、とりあえずは日本基準に左右で表現したいと思う。
いずれにしても今回は日本の進路を決める総選挙であるから、心して取り組んでもらいたいと思うし、私も思いを込めて1票を投じてきたいと思う。
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