「パンダの切れ目は日中友好の切れ目」か/カナダの安楽死とイラン情勢の深刻さ/「ミドルパワー連合」と「三国同盟」/出生率とマイルドヤンキー/司法の暴走を止めるためには/積雪/他

Posted at 26/01/25

1月25日(日)晴れ

今日は午前中はブログ/noteを書く気にならず、もう午後1時半を過ぎた。久しぶりに日差しが降り注いで、家の中にいると暖かいのだけど、外気温はマイナス1.9度。今のところの最高気温はマイナス1.1度。これから次第だけど、今日は真冬日になる可能性が高い気がする。

https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-P1124VMJ6R/list?mediaAction=watch

昨夜はなんだか疲れが出て、7時のニュースを見ながらご飯を食べていたが、次に始まった新プロジェクトXの北陸新幹線飯山トンネルの話がかなり良くて、その工事の困難さに想いを馳せながらじっくり見てしまった。その跡少し横になったら爆睡してしまい、10時半ごろ一度意識を取り戻したのだがまた眠ってしまって、起きたら2時だった。ストーブが灯油が切れていて寒い。入浴してから2階に上がって寝室でストーブをつけて、寝床に入ったがうまく寝付けない。気がついたら寝室のストーブも消えていて、中途半端な眠たさと目の冴えで仕方がないので起き出して、灯油を外のタンクからポリタンクに入れようと玄関から出てみたら銀世界だった。

積もっていたのは5センチ弱だから新潟や東北のようなことはないのだが、今季では一番降ったような気がする。フロントとリアのワイパーを立てて雪をかきおろし、それからタンクのところへ行って給油して、廊下に戻ってストーブのタンク二つに灯油を入れ、それから家の前を簡単に雪かき。雪はほぼ上がっていた。それから居間に戻って「ふつうの軽音部」96話「大嘘を歌う」を読んだ。内容はまさに神回であったのだが、これはまた書く気になってからにしたい。今日の半分はこの不規則な睡眠とこの作品への感動のせいでほぼ潰れた。

https://shonenjumpplus.com/episode/17107094913779623046

午前中は何度も読み返しながらTwitterには書き込んでいたのだが、noteを書く気が起きない。ご飯は炊いたがお昼の買い物にも行く気にならなくて、ストックを見たら「モツカレー」のレトルトがあったのでこれで済ませることにした。気がつくと妹たちが正月に買ったらしき沢庵が残っているのに気づき、梅干しと沢庵を薬味がわりにして紅茶を淹れて昼ご飯を済ませた。

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今日は中国に返還されるパンダの最後の観覧日とのことだが、パンダが中国との友好に関して結構とっかかりになっている人は多かった気がする。最初にパンダがやってきたのは日中共同宣言、つまり日中国交回復の直後だから、パンダの歴史はそのまま「日中友好」の歴史であったことになる。その象徴的なパンダが日本からいなくなるということが、多くの日本人の気持ちにとって、中国に対する最後の親しみの要素が消えることになるのではないかという懸念はある。なんとなく、「パンダの切れ目が縁の切れ目」で日中友好最後の日にならないと良いのだが、という気はするのだが、そこまで中国側が考えているのかはよくわからない。

中国側も安倍政権の頃までは日本の出方や世論を慎重に見極めながら日本に対処していた感じがあるのだが、最近はすっかり「小国に対する大国の態度」みたいに高飛車な、あまり考えているとは思えないような対応をするようになってきているから、その辺の機微はもう無視しているのではないかという気がする。対中感情が日本で悪化することの意味を軽く考えるようになった政権と付き合うのは、日本のようなナイーブな大衆感情が政治を左右する民主主義国への接し方としてはあまり得策ではないのだが、やはりこの辺りもウクライナ戦争を境にしたロシアの大国主義的な態度に強く影響され出している感じがするし、トランプのアメリカもそうした態度になってきていて、ただ日本の場合は対中国の前線だということと、そして多少は「シンゾーとの友情」の要素も残っているからか、ヨーロッパに対してほどギリギリ締め上げては来ていない感じはある。まあ、どこまでそれが続くかは楽観しないほうがいいようには思うが。

中国も中央軍事委員会のメンバー、つまり人民解放軍トップの粛清が続き、ついには習近平プラス一人になってしまったようで、よくわからないがスターリンやヒトラー、近くはプーチンもそうだったけど、重要な局面で意に沿わない有能な軍人を排除するという挙に出ていて、これが独裁者の猜疑心の現れなのか、中国の皇帝の伝統なのか、さまざまな反応がTwitterでもみられる。太平天国に例えたものまで出ている。日本の戦前のような「統帥権の独立」があればそういうことは起こらないわけだが、もちろん別の弊害もあるので難しいところである。

https://x.com/TheresaAFallon/status/2015100775081329126

https://x.com/Yaita_Akio/status/2015086076373950620

しかし中国の皇帝であっても、有能な将軍の粛清は平定が終わったとのことがふつうであって、項羽を滅ぼした後に韓信が「狡兎死して走狗煮らる」の故事が典型なのだが、これから台湾侵攻という彼にとっての大一番の前に軍令の要になる人物を排除するというのは意味がよくわからない。逆に言えば軍部は台湾侵攻には慎重だから、それを有無を言わせず実行するためには排除が必要だったと解釈するしかないのだが、おそらくは専門家が無理だという以上は無理なので、習近平体制それ自体に綻びが出てくる可能性は高いような気はする。しかしだからと言って台湾侵攻がないというわけではないだろうから、日本としてはできる範囲で牽制していくしかないだろうと思う。

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カナダの首相がミドルパワーの連帯で大国に対抗しよう、という演説を行って日本では感銘を受けている人が多いようだったが、その国内では日本ではなかなか考えにくいことが起きているらしい。

https://x.com/TheresaAFallon/status/2015100775081329126

なんと、全死亡の5%が今は「安楽死」になっているのだそうだ。日本の死亡原因は1位が癌で24%、2位が心疾患で14%、3位が老衰で13%、4位が脳血管疾患で6%、5位が肺炎で5%とのことだから、肺炎で死ぬくらいの割合で安楽死が行われていることになる。ちなみに日本の自殺の割合は死因の10位に入っていないので、10位のアルツハイマー病の1.6%より少ないということのようだ。

https://x.com/Sz73B/status/2015205590067535902

なぜこんなに安楽死が多いのかと思ったら、身体障害者の場合、手続き的に「保護の継続の延長申請」には膨大な書類が必要だが安楽死の申請は書類一枚で済むそうで、この辺りはある意味「闇」の世界という感じになる。日本のように弱者保護ビジネスが盛んすぎるのもどうかと思うが、本人の意思がそうしたバイアスのない形で反映される仕組みは必要だろうと思う。

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イランについては全く情報が出て来なくなったが、かなり深刻な状況であることは推察される。

https://x.com/Vnourozi/status/2015175376235024775

このレポートによると死者は4万3千人に上っているというが、アメリカはほとんど関心を失っていて、もっぱら関心はグリーンランドということのようだが、今後のイランの統治について本当に持つのかという気はする。

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日本の出生率は以前に比べれば下がっているわけだが、韓国や中国、台湾などに比べてまだ比較的高い。Z世代では上位3割しか子供を持つべきではないと言われている、というような話はあるが、それはどうなのかなという気がする。子供を育てるのに多くの資本が必要な都会のエリート層は一部を除いて子供の数を極端に減らす傾向があるとは思うが、いわゆるマイルドヤンキーと言われる層は今でもそうではないように思う。日本はおそらく、東アジアの諸国の中で最もこのマイルドヤンキーと言われる層が厚いのではないかと思うし、逆に言えば学校教育の洗脳というか汚染のようなものが通らない不透水層みたいなものがあって、それが逆に少子化を押しとどめているのではないかという気がする。東京一極集中を避けて地方でもある程度豊かに生活できるようにすることは、いろいろな意味で少子化を食い止めることにつながるのではないかと思う。

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「ミドルパワーの連合」というアイデアについて。

https://x.com/KS_1013/status/2015115031126618122

https://x.com/chutoislam/status/2014941949199851669

「ルールに基づいた国際社会は終わった」という話自体、今までだっていうほどそうだったか?とは思ってしまうのだが、ヨーロッパやカナダがこういうことを言い始めたというのはつまりはグリーンランド問題だろう。エルドアンのトルコなどはウクライナ戦争に関してもロシアにもウクライナにも話ができる立場を生かしていた(特に黒海の喉元のボスフォラス海峡の通行許可権を握っていることが大きい)し、シリア情勢などでもイニシアティブを取り、イスラエルにも対抗できる立場を保持していて、まあ典型的な「NATOに加盟しているが独立したミドルパワー」としての外交を展開してきた。それもヨーロッパやNATO諸国、湾岸諸国、対立はしていてもイランやイスラエルとの外交ができる立場を確保しているからこそな訳だろう。

デンマークが世界最大の島であり北極海の要石の位置にあるグリーンランドを帝国主義時代が遥かに過ぎ去った後も所有していることの正当性は「武力による現状変更は認めない」という国際ルールだけだし、先住民の数が少なく独立運動も規模が小さいからそれが保たれているだけだろう。トランプがグリーンランドの領有権の正当性を主張するのは抗議のモンロー主義に基づくものしかないとは思うが、その理屈が通るなら中国の沖縄領有の主張も通りそうな感じになってしまう。ただデンマークの領有権の主張もポストコロニアリズム的に考えればそんなに強いものではなくなるという部分もあるし、「西半球はアメリカが仕切る」というモンロー主義の極北の(まさに極北だが)主張でもあるので、そう簡単には引っ込めない気もする。ヨーロッパも「植民地領有の継続」にこだわることの世界的な危険にどれくらい気づいているのかという気もしなくはないのだが、まあかと言ってアメリカの領有を正当化する理屈もアメリカ人以外に通用しそうなものはないからデンマークの方に理があるように見えるだけなのではないかとは思う。

アメリカやロシア、中国などの大国(スーパーパワー)の横暴に対抗するためにはミドルパワーの国々が連帯すべきだ、というのは、第二次世界大戦前の米英のような「持てる国」に対抗するためには「持たざる国」であるドイツやイタリアや日本が協力し合うべきだ、という主張みを感じるところもあり、あまり変な方向に引かれない方がいいような気はしなくはない。中国古代で言えば「合従策(中小国連合)」か「連衡策(大国との同盟)」か、みたいな話になるわけだが、古代中国の場合は唯一の超大国・秦に飲み込まれてしまったわけだが現代世界には対抗するスーパーパワーが現状三国あるわけで、特に周辺に同格な同盟をするに足る国があるわけではない日本においては、日米同盟を守ることが現状は一番マシだとは思う。現在の状況を考えればいずれにしても国防費・安全保障費は積み増しせざるを得ないのは確かだから、アメリカが要求するのならばそれなりに防衛体制を高めていくというのは少なくとも今のところは得策だと思う。

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衆議院解散の際に万歳を三唱するという風習の意味をあまりよく理解していなかったのだが、これは明治時代の末からのことで、帝国議会が成立したのち、選挙大干渉が行われた第二回衆議院総選挙の前の解散の際には特にそういう記述はなかったようだ。始まったのは日露戦争より後だったようだから、議会が政府批判だけでなく隈板内閣を経験して政府の一員ともなるという意識を持つようになった後、「天皇の権威」というものをより意識するようになったのちに「解散の詔書煥発」という天皇の今でいう国事行為の執行に対して御稜威を称えるという趣旨で万歳を三唱するようになった、という話は説得力があるように思った。

もともと万歳三唱という行為や「万歳」を「バンザイ」と読むようになったのは帝国憲法発布式典(1889年2月11日)での奉賀が始まりだったというからまだ新しい習慣だったわけで、どういう時にやるべきかという模索の中で詔書煥発という状況に対して行われるようになったということなのだろう。まあ「解散を喜んだ」わけではないわけだけど、解散というのは即総選挙ということなので議員たちも気合を入れるのにはちょうど良い行為だから定着したということもあるのではないかという気はする。

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一般道での時速194キロ走行で起こした事故が危険運転致死罪が適用されなかったという話はかなり波紋を呼んでいるが、これは現行法の法解釈の判例としてそのようになっているということのようだった。

他にも術後譫妄状態の患者の証言が取り上げられて医師が有罪になったり、明らかな選挙妨害が表現の自由として許容されたりなどのおかしな判決がかなり出ている中で、司法の判断に対する不振が広がっているように思う。

こうした判決のおかしさの是正というのは司法内部の取り組みでは難しいことも多いように思うが、そのあたりは司法権の独立という理屈によって是正がされないままになっているわけで、その辺は改めていくべきところがあるのではないかという気はする。

司法は法律と憲法に基づいて判断を下すわけだが、国民が直接その信任不信任を決めることは形骸化している最高裁判所判事の国民審査以外できないわけで、人事的な方向での解決は難しい面が多いだろう。

ということは国民の側からできることは国民の代表者として選任される国会議員とその中から選ばれる内閣によって提出される立法措置によって、つまり法律自体を変えることによっておかしな判例を克服していくしかないということになるのではないだろうか。

その辺りのことについてはあまり詳しくはないのだが、そうした主張を候補者がするようになったら、支持したいという気持ちはある。司法の暴走はそろそろ止めなければならないように思うところがある。

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今日はなんというか小ネタの羅列になったが、いろいろ注目したいことが多いということでもある。いずれにしてもどの件も良い方に向かえばいいのだがとは思う。

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