「人と人とのつながり」は「目的」か「手段」か:保守主義とリベラリズムの違い/「葬送のフリーレン」アニメ二期/山火事とかトランプ政権のグローバルな動きとか/少しずつ進んではいる
Posted at 26/01/09
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1月9日(金)晴れ
冷え込んでいる。
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昨日先崎彰容「知性の復権」を読みながら考えていたのだが、保守というのはつまり、「繋がりを重視する思想」と言えばいいのではないかと思った。まずは「人と人とのつながり」。これはバークもそうだがオークショットが「友との対話」が重要だ、と言っていることともつながる。
特にわかりやすいのは、バークのいう保守主義の4つの指標、「暖炉、墓標、教会、国家」とのつながりということで、つまりは人と人とのつながりはまず家族のつながり(暖炉)、今を生きている人だけでなく先祖たち、過去この地で生きてきた人とのつながり(墓標=歴史)、信仰を大事にすることとその共同体を大事にすること(教会)、そして自らを守ってくれ自らが守っていくべき共同体の最大のものとしての国家を大事にしていく、ということではないかと思ったのだった。
では左派やリベラルというのはどうかというと、もちろん目的を達成するための「連帯」については非常に重要視しているということは確かだ。しかし普段の人の繋がりがどこまで意識されているか。「共同体」を重視するコミュニタリアニズムもあるが、これにしても、まず「自由な自己」が先にあり、その自由な意思や自由な理想の実現が先にあって、そのために連帯する、という感じがある。つまり人と人とのつながりはその目的の達成のためのいわば手段である、ということなのではないかと思った。逆に保守にとってはそのつながりこそが目的であり、生きる意味である、生きることの豊かさであるということではないか、と思った。
この辺りは薬害エイズ問題の運動に関わり索漠とした想いで運動を離れた小林よしのりの「脱正義論」にあるいくつかの議論(特に「個の連帯は幻想だった」という結構衝撃的な結論)、それから「保守とは横丁の蕎麦屋を守ること」と言った福田和也の言葉、この先崎の本でも「ベテランのパートのおばさんを一人やめさせることにより失われるつながり」について書かれていて(「知性の復権」55ページ、「山田さんを解雇することは、こうした光景すべてを抹殺することです」)、その他にもいろいろな本から当てはまる記述を拾い上げることができると思う。
つまり、保守にとっては人と人とのつながりは手段ではなく目的であり、それを守ることが政治の目的であるわけだが、リベラルにとっては自由な自己の存在が第一で、人と人とのつながりはいわば便宜的な手段である、ということになるのではないか、と考えたのだった。
もちろん保守にとっても「自由な自己の確立」は重要なことで、それがなければ守るものも守れない、ということはあるし、リベラルにとっても人と人との繋がりがなくていいものだとは考えてはいないだろう。ただ左翼運動の動きを見ていると、運動の仲間で「下手をうった」人に対する切り方の酷薄さは見ていても気の毒になることは多い。保守の方でも意見の相違から激しく対立することもままあるけれども、お互いに敬意は失わないことが多いようには思う。おそらくはそうした「大事にしたいものの違い」がこういうところにも現れているのだろうと思う。
しかしフェミニズムが破壊しようとしている家族のつながりであるとか、リベラルが嫌いがちな地域との繋がりであるとか、左翼が嘲笑しがちな宗教やその共同体、あるいはこの手の人たちが否定したがる国家というものの繋がりについては、もっと考えなければいけないことがあると考えるべきではないか、というのが保守の思想であり、また現代を生きる人々に対する警鐘だということになるのだろうと思ったわけである。
この辺りのことはいずれもっと展開したいと思う。
***
今朝の気温は6時40分までの最低気温がマイナス8.7度。予想はマイナス10度だったのでもっと下がるかもしれない。朝起きて居間に行って時計を見たら時計が狂っていて電波を受信し直せる場所に移し、スマホを見たら4時20分だった。トイレに行ってから居間の暖房を二つつけて寝室に戻ってもう少し寝て、起きたら5時15分くらいだった。それから気になっていた書類を少し見たり16日から始まる「葬送のフリーレン」アニメ二期の録画予約をしたり。フリーレンは私はアニメから見始めているということもあり、大変楽しみである。
6時前になったので慌ててゴミをまとめ、車のエンジンをかけて暖房を入れる。それからこのブログを書き始めたので思ったより時間がかかり、20分ほど回すことになった。ガソリンが結構減っているのだが、明日入れにいく予定なので持つとは思う。とりあえず書いてから車で出かけ、セブンで週刊漫画タイムズとボスのカフェオレを買い、職場に出てゴミをまとめて出し、お城の近くのファミマまで出かけて水とスペリオールを買って帰ってきた。
昨日は午前中ブログを書いた後、クリーニングを出しに行ったら閉まっていた。そういえば木曜日が休みになったのを忘れていた。その後銀行に出かけて記帳したり書類を受け取ったり預金を引き出して支払いをしたり支払いの用意をしたり。それから西友へ行ってシナモンとカルダモンを買い(自分でチャイを入れてみようという試み。クローブはなかった)シルバーの事務所に出かけて支払いをし、帰ってきて昼食。午後は少し疲れが出たが、少しずつ用事を片付ける。昨日は久しぶりに午前中に決まった用事がなかった日だからゆっくりいろいろできると思っていたのだが、なかなか片付かない。それでも少しずつ進んではいるのだが。
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https://www.nagoyatv.com/news/syakai.html?id=000477567
山梨県の上野原市で山火事とのこと。中央自動車道の談合坂サービスエリアの近くだということで、普段通る道でそんな大変なことが起こるとは、というのが感想。今朝はだいぶ冷え込んでいるが、それが延焼状況にどう影響があるのか。日本海側は雪だが、山梨県は中部地方でもかなり南なので雪は降っていないだろうとは思う。降って沈静化されればいいが、逆に消火活動が困難になるだけという可能性もあり、どちらがいいのかはよくわからないのだが。火事といえば最近も岩手大船渡の山火事や大分佐賀関の大火があり、いろいろ心配なことではあるなと思う。
トランプがベネズエラで行動に出たと思ったらコロンビアとも何か取引をしたようだし、グリーンランドをめぐってヨーロッパに圧力をかけるなど、自分の政権のあるうちにやれることをやってしまえという感じに動いていて、イラン情勢もかなり不安定だし、中国やロシアを相対的に追い詰めているのだとは思うが、なかなかグローバルな感じで情勢を追いきれていない感じではある。
現在の動きも追い切れていないのでこの先どうなるかは尚更わからないのだが、いろいろ動いているのは確かだなと思う。中国は相変わらず日本に圧力をかけてきているが、すでに主な関心はトランプ政権の動向の方だろう。こちらの動きもまだ追い切れていない感じはある。
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チャイを作るには牛乳に紅茶と香料、砂糖を入れて煮る、というのは知っているのだが、鍋を洗うのが面倒なのがネックになっていたので、紅茶を淹れて牛乳を少しレンジで温め、両者を混ぜてシナモンとカルダモンと三温糖を入れて混ぜてから、レンジで「牛乳」の温めのボタンを押して簡易的なチャイづくりをしてみたが、やはりそれぞれの要素があまり溶け合っていなくて鍋で煮たものには敵わないなと思った。まあチャイらしきものはできたのだが。
今朝は母を病院二軒に連れていく予定があり、あまりゆっくり書けないのでこの辺りで。
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