麻生太郎「自由と繁栄の弧」:20年前と比べて日本人の自己像はより傷つき、外交への期待はより高まっている/高市首相の熱弁と物価高対策/急激な冷え込みと大寒
Posted at 26/01/20
PermaLink»
Tweet
1月20日(火)曇り
昨夜は夕方実家に戻り、6時から高市首相の解散を説明する記者会見を見て夕食を用意し、7時のニュースを見ながら夕食を食べて、8時過ぎにはうたた寝をしてしまい、目が覚めたら10時半だったのでとりあえず歯を磨いて着替えて就寝。起きたら4時。居間に降りてきてMacBookAirの準備などしてからブログ/noteを書き始めた。気温を見ると、7度。二度見したが、どうやら正しいようだ。この時期にしては高すぎる。そんなに暖かくは感じないのだがなあと思いながら、それでも昨日東京から戻ったから寒く感じるのかもしれないとも思う。昨日の東京はかなり暖かくて、出歩いていたら汗をかく感じだった。
と書いたところでガスを消したかどうか気になってしまい、東京ガスのマイツーホーに問い合わせたらメーター内にガスは流れていないということだったので大丈夫のようだった。
昨日からの流れで特に暖かくは感じないかなと思うのだが、外に出たら確かに寒くなくて、車には雨が降った後の水滴がついていた。今日は大寒である。
昨日はブログ/noteを書いた後歩いて出かけて、駅前の郵便局で記帳し、三井住友銀行でお金をおろし、文教堂で「キングダム」78巻を買い、UFJ銀行で記帳してから区役所に行って書類を出し、住民税を払った。そのまま歩いて家の前を通り過ぎて東の方の図書館近くの和菓子屋で塩サバ弁当を買って帰った。バス停にして10個分くらい、総計1時間くらい歩いた。東京はやはり自転車がある方が便利だなとは思う。
ここまで書いてから車で出かけ、作業場で少し用事をして、燃えるゴミを出しに行ってセブンに行って電気代を払い、インター近くのスタンドまで行ってガソリンを入れて帰ってきた。
昨日の話に戻ると、昼食を食べてから出かける準備をし、駐車場を出たのが2時半ごろ。それからローソン併設のスタンドでガソリンを入れた。地元はそんなに混んでなかったが首都高に乗ってから断続的に混んでいて、昨日は割と勘が悪くて進まない方の車線に入ってしまうことが多かった。2時台3時台は首都高は比較的空いているはずなのだが、何かあったのだろうか。石川PAに着いたのが3時40分過ぎだったから少し混んだかなという感じではあったが。
そのあとは基本的には順調で、途中境川PAでトイレに行き、地元のインターを降りて近くの書店で本を少し見てスーパーで買い物をし、実家に着いたときには6時ギリギリだった。
***
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015030311000
高市さんのスピーチはほぼ聞いたが、解散総選挙に向けての思いに熱弁を振るったという感じだった。ただ難しいのは物価高対策かなという気はした。政府がやれることは限られていて、ガソリン暫定税率の廃止、ガス代電気代の補助の復活、あたりはすぐにできるにしても食料品にかける消費税の2年間限定の廃止などはそうすぐにできるかわからないし、実際のところどのくらいの効果があるかはやってみないとわからない。プライマリーバランスはプラスにした予算だというが、積極財政という言葉が一人歩きして長期金利が上昇している面もあり、この辺りの対応はもう少し発言の方向性の調整があった方がいいのかもしれない。基本的には国民のマインドを積極的な方向に向けることを意識しているのだと思うが、市場はそうシンプルには取らないということなのだろう。
いろいろ手詰まりであるのは野党側も同じであることは確かなので、なんとかこの線で高市内閣が過半数の議席を取ることを望みたいとは思っている。党が増えた分は有権者の選択肢が広がったということはあるが、逆に議院内閣制の性質を理解していないのではないかというツイートも多くみられて、とりあえずはしっかり自民党が選挙をやってくれることを期待したい。
***
麻生太郎「自由と繁栄の弧」(幻冬舎文庫、2008)。まだあまり読めてないが、この本は基本的には麻生氏が外務大臣時代(2005-2007)に各所で行った演説を集めたものだ、ということらしい。それらを集めて章立てして各章冒頭にその解説を付し、それらに「はじめに」と「あとがきに代えて」、弘兼憲史氏の解説を付した、という作りになっている。
「はじめに」では「近年国民の外交に対する関心が高い」という印象を受けていて、明治から昭和にかけての時期が念頭にあるのかと思うが、それが必ずしも良いことなのかという懸念を表明した上で、いや、国民の外交への関心は確かに理由のあることなのだ、とそのポイントを三つに分けて整理している。
一つ目は「日本が歴史の曲がり角にあるという認識を多くの国民が持っている」ということ、二つ目は「日本人は新たな自己像を持ちたいと切望している」ということ、三つ目は「拉致問題など理不尽な現実に対する憤りがある」ということ、だと整理した上で、様々な問題について「日本には伝えるべき信条があるが、言葉として伝えなければ信条とみなされないから、今後はこれまでにも増して我が国外交の目指すところを論じ、国内外に伝えていくことを努力する」としていて、その中で重要なものをまとめたものだ、ということのようだ。
麻生氏が外務大臣であった時代は今から20年前で、当時の内閣は小泉内閣から第1次安倍内閣だが、例えば2006年1月当時の各国の指導者はアメリカがブッシュジュニア、ロシアはプーチン(その後一時メドヴェージェフに交代するが実質的にはずっとプーチンだろう)、中国は胡錦濤、韓国は盧武鉉、北朝鮮は金正日、台湾は陳水扁といった顔ぶれで、やはり20年もするとかなり世界は違うなとは思うが、日本は景気回復基調にあると言われてはいたけれども実質的なデフレが続いていて、失業率も4.1%と高止まりしているので、今のような人手不足状況とはかなり違う。デフレの中でも明るい兆しもあった、という感じだろうか。当時はまだ中国のGDPは世界4位であり、日本はまだ2位だった。自衛隊はイラクに派遣されていたが、2006年の6月にはサマーワから撤収する、というような状況である。
戦後の日本人のアイデンティティのかなり重要な部分を占めていたと今では思える「経済大国」としての地位は、ジリ貧ながらもGDP世界第2位ということでかろうじて保たれていた一方で、深刻な就職不況、「就職氷河期」の時代が続いていて、安倍内閣の元で「再チャレンジ担当大臣」が置かれるなど、雇用状況が深刻さを増していた時期でもあった。その後リーマンショック、民主党政権、東日本大震災ときて日本経済の深刻さが増し、日本経済全体の底上げを図るアベノミクスが実施されることになったが、雇用問題は抜本的に解消されず、現在までそれが引きずられてきているというその面でもある種の分水嶺の時代ではあった。
この時期の問題意識はそのまま現在まで同様かと言えば違う面も当然あるだろう。「日本は歴史の曲がりかどにある」という意識はおそらく現在の我々も多くの人が持っていることだと思う。「日本人の自己像」への希求というのも当然あるのだが、中国にGDPで遥かに抜かれるようになった今はその自己像はより傷ついたものになっているように思う。そういう意味で望ましいそれへの希求はより切迫したものになっているのではないか。これは今まで読んでいた先崎彰容「知性の復権」で触れられている通りだと思う。
「日本が置かれている理不尽な状況への憤り」というのは、なんというかそれをもう通り越して北朝鮮だけでなくロシアや中国に対して現実的に警戒心を持って備えなければならないという意識が深まってきているように思う。憤りという点ではむしろ、インバウンドの外国人や移住外国人に対する生活上の軋轢という形で対外問題、外交問題であるだけでなく内政問題にもなってきているわけで、それが参政党や保守党などの右派勢力の伸張を招いているわけである。こうしたことはおそらく20年前にはあまり予想できなかったことではないだろうか。
そういう意味では国内外の問題に対して、外交への期待はより高まっているのではないかと思う。
当時との状況の変化を意識しながら読むとまた意味が深くなるようにも思ったので、結局文庫をマケプレでポチった。まずはしっかり借りてきたものを読ませてもらって、読みきれないところは届いてからしっかり読もうと思う。
***
8時の気温が0度。朝方どんどん冷え込んでついに氷点である。寒冷前線が通過してシベリア高気圧が張り出してきたということだろう。寒い。予報を見ると金曜日ごろから来週にかけて、マイナス10度台の冷え込みの日が何日もあるようだ。これからが大寒本番ということだろうか。
カテゴリ
- Bookstore Review (17)
- からだ (238)
- ご報告 (2)
- アニメーション (228)
- アフリカ関係 (1)
- アンジェラ・アキ (15)
- アート (441)
- イベント (8)
- コミュニケーション (4)
- テレビ番組など (74)
- ネット、ウェブ (142)
- ファッション (56)
- マンガ (1011)
- 創作ノート (679)
- 大人 (53)
- 女性 (23)
- 小説習作 (4)
- 少年 (32)
- 散歩・街歩き (306)
- 文学 (265)
- 映画 (105)
- 時事・国内 (526)
- 時事・海外 (354)
- 歴史諸々 (327)
- 民話・神話・伝説 (34)
- 生け花 (27)
- 男性 (32)
- 私の考えていること (1173)
- 舞台・ステージ (56)
- 詩 (83)
- 読みたい言葉、書きたい言葉 (6)
- 読書ノート (1630)
- 野球 (37)
- 雑記 (2290)
- 音楽 (213)
月別アーカイブ
- 2026年01月 (22)
- 2025年12月 (31)
- 2025年11月 (30)
- 2025年10月 (31)
- 2025年09月 (31)
- 2025年08月 (31)
- 2025年07月 (31)
- 2025年06月 (30)
- 2025年05月 (30)
- 2025年04月 (30)
- 2025年03月 (37)
- 2025年02月 (28)
- 2025年01月 (32)
- 2024年12月 (31)
- 2024年11月 (30)
- 2024年10月 (31)
- 2024年09月 (28)
- 2024年08月 (31)
- 2024年07月 (32)
- 2024年06月 (30)
- 2024年05月 (31)
- 2024年04月 (31)
- 2024年03月 (31)
- 2024年02月 (30)
- 2024年01月 (31)
- 2023年12月 (31)
- 2023年11月 (30)
- 2023年10月 (31)
- 2023年09月 (32)
- 2023年08月 (31)
- 2023年07月 (32)
- 2023年06月 (31)
- 2023年05月 (31)
- 2023年04月 (30)
- 2023年03月 (31)
- 2023年02月 (28)
- 2023年01月 (31)
- 2022年12月 (32)
- 2022年11月 (30)
- 2022年10月 (32)
- 2022年09月 (31)
- 2022年08月 (32)
- 2022年07月 (31)
- 2022年06月 (30)
- 2022年05月 (31)
- 2022年04月 (31)
- 2022年03月 (31)
- 2022年02月 (27)
- 2022年01月 (30)
- 2021年12月 (30)
- 2021年11月 (29)
- 2021年10月 (15)
- 2021年09月 (12)
- 2021年08月 (9)
- 2021年07月 (18)
- 2021年06月 (18)
- 2021年05月 (20)
- 2021年04月 (16)
- 2021年03月 (25)
- 2021年02月 (24)
- 2021年01月 (23)
- 2020年12月 (20)
- 2020年11月 (12)
- 2020年10月 (13)
- 2020年09月 (17)
- 2020年08月 (15)
- 2020年07月 (27)
- 2020年06月 (31)
- 2020年05月 (22)
- 2020年03月 (4)
- 2020年02月 (1)
- 2020年01月 (1)
- 2019年12月 (3)
- 2019年11月 (24)
- 2019年10月 (28)
- 2019年09月 (24)
- 2019年08月 (17)
- 2019年07月 (18)
- 2019年06月 (27)
- 2019年05月 (32)
- 2019年04月 (33)
- 2019年03月 (32)
- 2019年02月 (29)
- 2019年01月 (18)
- 2018年12月 (12)
- 2018年11月 (13)
- 2018年10月 (13)
- 2018年07月 (27)
- 2018年06月 (8)
- 2018年05月 (12)
- 2018年04月 (7)
- 2018年03月 (3)
- 2018年02月 (6)
- 2018年01月 (12)
- 2017年12月 (26)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (5)
- 2017年09月 (14)
- 2017年08月 (9)
- 2017年07月 (6)
- 2017年06月 (15)
- 2017年05月 (12)
- 2017年04月 (10)
- 2017年03月 (2)
- 2017年01月 (3)
- 2016年12月 (2)
- 2016年11月 (1)
- 2016年08月 (9)
- 2016年07月 (25)
- 2016年06月 (17)
- 2016年04月 (4)
- 2016年03月 (2)
- 2016年02月 (5)
- 2016年01月 (2)
- 2015年10月 (1)
- 2015年08月 (1)
- 2015年06月 (3)
- 2015年05月 (2)
- 2015年04月 (2)
- 2015年03月 (5)
- 2014年12月 (5)
- 2014年11月 (1)
- 2014年10月 (1)
- 2014年09月 (6)
- 2014年08月 (2)
- 2014年07月 (9)
- 2014年06月 (3)
- 2014年05月 (11)
- 2014年04月 (12)
- 2014年03月 (34)
- 2014年02月 (35)
- 2014年01月 (36)
- 2013年12月 (28)
- 2013年11月 (25)
- 2013年10月 (28)
- 2013年09月 (23)
- 2013年08月 (21)
- 2013年07月 (29)
- 2013年06月 (18)
- 2013年05月 (10)
- 2013年04月 (16)
- 2013年03月 (21)
- 2013年02月 (21)
- 2013年01月 (21)
- 2012年12月 (17)
- 2012年11月 (21)
- 2012年10月 (23)
- 2012年09月 (16)
- 2012年08月 (26)
- 2012年07月 (26)
- 2012年06月 (19)
- 2012年05月 (13)
- 2012年04月 (19)
- 2012年03月 (28)
- 2012年02月 (25)
- 2012年01月 (21)
- 2011年12月 (31)
- 2011年11月 (28)
- 2011年10月 (29)
- 2011年09月 (25)
- 2011年08月 (30)
- 2011年07月 (31)
- 2011年06月 (29)
- 2011年05月 (32)
- 2011年04月 (27)
- 2011年03月 (22)
- 2011年02月 (25)
- 2011年01月 (32)
- 2010年12月 (33)
- 2010年11月 (29)
- 2010年10月 (30)
- 2010年09月 (30)
- 2010年08月 (28)
- 2010年07月 (24)
- 2010年06月 (26)
- 2010年05月 (30)
- 2010年04月 (30)
- 2010年03月 (30)
- 2010年02月 (29)
- 2010年01月 (30)
- 2009年12月 (27)
- 2009年11月 (28)
- 2009年10月 (31)
- 2009年09月 (31)
- 2009年08月 (31)
- 2009年07月 (28)
- 2009年06月 (28)
- 2009年05月 (32)
- 2009年04月 (28)
- 2009年03月 (31)
- 2009年02月 (28)
- 2009年01月 (32)
- 2008年12月 (31)
- 2008年11月 (29)
- 2008年10月 (30)
- 2008年09月 (31)
- 2008年08月 (27)
- 2008年07月 (33)
- 2008年06月 (30)
- 2008年05月 (32)
- 2008年04月 (29)
- 2008年03月 (30)
- 2008年02月 (26)
- 2008年01月 (24)
- 2007年12月 (23)
- 2007年11月 (25)
- 2007年10月 (30)
- 2007年09月 (35)
- 2007年08月 (37)
- 2007年07月 (42)
- 2007年06月 (36)
- 2007年05月 (45)
- 2007年04月 (40)
- 2007年03月 (41)
- 2007年02月 (37)
- 2007年01月 (32)
- 2006年12月 (43)
- 2006年11月 (36)
- 2006年10月 (43)
- 2006年09月 (42)
- 2006年08月 (32)
- 2006年07月 (40)
- 2006年06月 (43)
- 2006年05月 (30)
- 2006年04月 (32)
- 2006年03月 (40)
- 2006年02月 (33)
- 2006年01月 (40)
- 2005年12月 (37)
- 2005年11月 (40)
- 2005年10月 (34)
- 2005年09月 (39)
- 2005年08月 (46)
- 2005年07月 (49)
- 2005年06月 (21)
フィード
Powered by Movable Type
Template by MTテンプレートDB
Supported by Movable Type入門
