自分の関心領域についてまとめてみた:日本とは何か、その他/荘園制とは律令国家の分割民営化だったのではないか:「謎の平安前期」読了/年末
Posted at 25/12/30
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12月30日(火)曇り
自分の関心領域というものについてまとめてみた。
自分が何が書けるか、何を書いていくのがいいのかについていろいろ考えていたが、実際のところこれから新たに関心を持って書いていくことになることもあるだろうとは思うけれども、現状或いはこれまで関心を持っていたことが少なくとも今書けること、書いていくことの中心にはなるわけで、それをまとめてみようと思ったわけである。
領域として先に列挙しておくと、
1.日本とは何か
2.日本と世界の付き合い方
3.日本の抱える諸問題
4.日本の素晴らしさ
5.日本の依拠すべき自由民主主義的原則について
6.世界の今後の変化
7.世界の歴史
8.世界の素晴らしさ
9.宇宙について
10.「世界」をとらえる方法論的問題と本来の人文社会系学問
11.位置付けが未整理のもの
ということになるだろうと思う。
それぞれについて簡単に説明していきたい。
1.日本とは何か
これはいま我々が日本と認識しているものがどのようにしてできてきて、いまどうある存在であり、これからどうなっていくのが良いのか、というようなことになるだろうか。
私は主に勉強してきたのが歴史なので、この辺りはどうしても歴史的な視点から考えることが多い。
最近読んだ本で言うとまず「謎の平安前期」と言うことになる。これは平安時代、特に「謎の10世紀」について少しちゃんと勉強しようと思って読み始めたのだが、読めば読むほど面白くなった。それをもう少し深めるために本棚を探して「荘園」「荘園史研究ハンドブック」「内戦の古代日本史」「平安人の心で源氏物語を読む」「信濃二千六百年史」などを持ってきた。この時代のことをもう少し深く読むことで日本についてより知ることができるのではないかと言う気がしている。
それから江戸時代の思想形成と現代への影響。前田勉「近世日本の支配思想」が面白かったが、渡辺浩「たとえば自由はリバティか」の中でも近世日本の思想に触れているところが多く勉強になった。「家」を中心とした家職の構造、人には「役割」が与えられていると言う思想が日本的な人間観として納得できるものがあった。
神道、特に国家神道と神社神道について。村上重良「国家神道」(岩波新書、1970)は面白く、基本的な認識はこの本で得た部分が大きいが、昨日書店に出かけて島薗進「国家神道と日本人」(岩波新書、2010)を立ち読みしたら村上の議論が批判されていて、それも割と納得できる感じがあったので読んでみることにして買った。
それから日本の近代史の過程、特に大正から昭和にかけての宮中の対外協調派の蹉跌あたりのところ。「牧野伸顕」(吉川弘文館人物叢書)など。この辺りは以前郷土の先人として永田鉄山についてそれなりに調べたことがあったので、陸軍改革派の動きとの関連などについて考えたい。宮中や政府の側は陸軍急進派、特に石原莞爾ら満洲派や皇道派・統制派の動きに翻弄されただけの被害者的に扱われることが多いが、本当にそれだけなのだろうかと言う気がしている。
それから天皇存在のあり方と今後。これは平安時代もそうだし江戸時代もそうだし明治時代もそうだし戦後の昭和天皇・上皇陛下・今上天皇陛下が実際にどうありまたどうあるのが良いのか、と言うことについて考えたいと言うことでもある。昭和天皇と日本国憲法における天皇の規定についての本も今年読んだので(署名は失念したが後で調べたい)その辺りのところもある。
そのほかには鎌倉幕府の展開とか、南北朝時代の展開とか、戦国期の関東についてとかにも関心はあるが、これらは大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」や北条時行を主人公にしたマンガ「逃げ上手の若君」、或いは北条早雲を主人公にしたマンガ「新九郎奔る!」などからきている部分が大きい。もちろんこれらはフィクションではあるが最新の研究を踏まえたり新しい視点が提供されたりしていて読む側にも刺激になるところが大きい。
我々は日本に住んでいるけれども日本について知らないことは多いわけで、もちろん、こうした問題設定だけで日本と言うもののイメージを掴むのに十分と言うわけではないし、現状自分が思っている日本のイメージをもう少し掘り下げたり広げたりしたいと言うところである。「日本」と「我々」が完全に一致しているかと言うとそれも難しいけれども、まず我々自身を知ると言うことのために、とりあえずはこう言うアプローチを取ってみている、と言っておけばいいだろうか。
財政社会経済その他の問題については基本的に「3.日本の抱える諸問題」の方に入れようと思っている。
2.日本と世界の付き合い方
その中で一つ取り出した形になるが、この外交・安全保障等の対外関係・対外交流の問題が自分の中では意識されている。
日本にとって大きい対外関係は、アメリカ・中国・ロシアなどの近隣の大国や韓国・北朝鮮そのほか近隣諸国との関係だろう。これらについてはいろいろ読んだり考えたりしているが、特に最近は日中外交について踏み込んで考えてみたい感じになっている。これは最近読んでいる垂秀夫「日中外交秘録」の内容が大変参考になるし中国というものや外交と言う営為について大変わかりやすいというか、今まで外交官や外交関係者の書いた本をそれなりに読んではいるけどこの本はトップクラスに面白いと思う。まだ読みかけなので最後まで読んでさらに理解を深めたい。
そのほかウクライナ問題、イスラエル問題、イスラムとの付き合い方、アフリカ諸国の発展、アジアと中国の関係、などもあるし、今はトランプが出てきて後景に退いた感があるけれどもアメリカなどの白人至上主義や福音派の問題、逆にwokeの跋扈や移民問題などの問題など、世界の抱える問題やそれらを抱える諸国と日本との関わり方の問題などが一応ここに入るかと思う。
3.日本の抱える諸問題と可能性
こちらは現状の日本の抱える諸問題について。経済政策や外交との絡み、経済の縮小や行政の縮小、教育の迷走、政権の不安定さ、地方の衰退と活性化などの問題もあるし、woke的な政策や判決、勢力の跋扈など、行政や司法の仕組みそれ自体の抱える問題など様々あるかと思う。大きいのは一言で言えば「リベラル」と呼ばれる人たちとその存在について、ということだろうか。
日本国内のツイッターなどで議論されている問題は多くはこの範疇の問題になると思うのだけど、自分としてはそれなりに考えはあるけれども今のところそれを中心に腰を据えて取り組みたいと言う感じでもない。多くの論者がいるのでその人たちの話を聞いて自分なりの考えを時々述べる、と言う感じになっている。
4.日本の素晴らしさ
これはつまり日本の創作の盛んな部分が素晴らしいとかそう言う話で、特に自分が関心がある、と言うか多く読んでいるのはマンガなわけだけど、そのほか現代アートもあるし、小説や音楽、伝統芸能なども関心のある部分は多い。アニメや映画などもあるが追いきれていない。日本の風景やその保存そのほか、みていきたいことは多いのだが、まあ「素晴らしさ」と言う漠然とした枠でそのあたりを捉えるのがいいかなと思っている。
5.日本の依拠すべき自由民主主義的原則について
これは最近読んだ本でいえば「たとえば自由はリバティか」で、日本で現在使われている自由の概念の混乱などについて読んだことから、これらの原則について掘り下げて考えると言うことと、それから今の日本としてそれらの概念をどのように再定義ないしは再解釈して国家原理・社会原理として運用していくのが良いのか、と言うようなことについて考えていきたいと思っている。
6.世界の今後の変化
これはマイナス面の問題ではなくプラス面が大きいものとして、IT技術やAI技術、テジタル化の更なる進展、経済的な今後の動向などについて考えていきたいと言うことだが、これらはまあ正直あまりキャッチアップできていないので勉強しながらと言う感じになるとは思う。ただ現代に生きるものの宿命としてこういう「進歩」から逃れられないと言うことはあるので、自分なりにどう対応していくかと言うことと開発の方向がどの方向に向かっているのかと言うことをなるべく観察しつつ、それに対する評価もしていきたい、と言うことかなと思っている。
7.世界の歴史について
これはもともと私が西洋史が専攻ということもあり若い頃からの専門分野ではあるのだが、こちらも近代史よりは中世の王朝史等への関心が強まっているというか、ヨーロッパにおける貴族制度の成立みたいなものが一番の関心という感じだろうか。日本の場合は古代豪族から王朝貴族へ、みたいな感じでイメージしやすいが、ヨーロッパの場合は古代ローマとの関連やゲルマン諸族の王や首長たち、領主の成立や王たちとの関係などもっと複雑になる。
そのほか中国史やアフリカ史、アメリカ史などにも関心があり、特に今まで等閑視されがちだったアフリカ史と、日本と関わりが深いのにヨーロッパ史に比べると扱いの小さいアメリカ史についてはもっと深くみていかないといけないという認識を持っている。これは東南アジアや太平洋諸島、また中南米諸国についてもそうなのだが、なかなかそこまで手が回りきれない感じはある。
8.世界の素晴らしさ
これも昔はヨーロッパの音楽やアートなど、割と自明に「素晴らしい」と思われていた部分もあったわけだが、最近ではそれらも相対化されてきたというか、ある種貴族やブルジョアの荘厳の小道具みたいな要素も強く意識するようになってきてはいるが、やはり特にアートについては相変わらず心を奪われることが多いのでこの辺も見ていきたい。映画やバレエなども昔は割と関心があったが、これらもあまり手が回らず、マンガ「絢爛たるグランドセーヌ」に出てくる演目やそれに関連したことを調べるなどしてほお、と思うくらいになっている。
またアートという点ではアボリジニアートというべきかどうかはちょっと難しいところもあるが、エミリー・ウングワレーなどの作品も好きで、2008年に行われた展覧会のポスターをいまだに部屋に貼っているのだが、素晴らしいもの、特にアートを知ったらそれはしっかり鑑賞していきたいと思う。最近では2019年に国立新美術館で行われたクリスチャン・ボルタンスキーの展覧会などが良かった。
9.宇宙について
今までのものとかなり毛色は違うが、私はもともと高校生の時に天文学と歴史学とどちらを専攻しようか迷ったという人なので、宇宙についてはいまだに関心がある。もちろん第一線の研究はできないが、時々研究成果を読んで宇宙がどのような構造を持っているかとか、どのような謎があるかとか、そのようなことについて知ったり考えたりしているわけである。
最近の研究で面白いと思うのはダークマターやダークエネルギーに関する研究も面白いと思うのだけど、たとえば太陽系外惑星が次々に発見されているのも面白いと思うし、太陽系辺縁部のオールトの雲だとかエッジワース・カイパーベルト天体についてとかも興味深い。
また宇宙についてという範疇に入れるかどうかはアレだが、地球の地質時代の研究の深化も興味を持っている。いまだに沖積平野とか洪積台地という言葉を使ってしまうのだが、現在では沖積世とか洪積世という言い方は完新世とか更新世などと変わっているようだし、それらも細分化されて論じられるようになってきているようで、非常に興味深いなと思う。大きく言えば地学の領域ということでは同じだとは言えるかもしれない。そういう意味では気象に対する関心もなくはないのだが。
10.「世界」をとらえる方法論的問題と本来の人文社会系学問
学問領域としては9番は自然科学になるけれども、10番として人文社会系学問をここに入れておきたい。
ただ、それらが実際に自分にとって大事だと思うのは、世界を捉える方法論の問題としての側面ということになると思う。
これは最近読んだ本では西部邁「知性の構造」などが当てはまるが、以前から様々な形で思考や執筆についても使っている川喜田二郎「KJ法」などが自分にとってより優先される感じだろうか。だからたとえば佐藤亜紀「小説のストラテジー」などもここにはいるし、自分の中の掘り起こし方とかそれ以前の自我の問題などについて、ジュリア・キャメロン「ずっとやりたかったことをやりなさい」などもここに入る。まあ、方法論ということで、それは自分に合った自分の掘り起こし方、みたいな話になるので、今は思い付かないが自己啓発の分野に入れられるようなものの中にもここに入れたいものはあるようには思う。
「教養」についての様々な議論、「教養主義の没落」や「修養の日本近代」などもここに入るだろう。
そのほか、Twitterで時々読む日本の現代の哲学者たちの議論に興味を持つこともあるし、世界をどうとらえるかという様々な方法論として参考になるかなと思うものは時々あるのだけど、どちらかというと自分はこういう方法使わないけどこういう方法で考えようとする人は多いよね、みたいなこともあるわけではある。
これは3番や5番とも関わるが、「リベラル」と呼ばれる思考法が日本においては様々な場面で強かったし今でも強い影響力を持っているわけだけれども、それらの考え方とどう付き合うかという問題はある。基本的に自分はそれらの考え方を使わないけれども、彼ら自身はおそらくは自分たちのことを「自由民主主義の正嫡」と考えているだろうと思うから、それらについては批判していかなければならないと思っている。民主主義の正嫡はwokeに毒された今のリベラルではなくむしろ保守的な自由主義者の方がより適正に近いと思うので、これらの考え方は自分のものというよりは批判すべき対象として3番に、また比較対照の対象として5番あたりで検討する感じになるかとは思う。
11.位置付けが未整理のもの
関心はあるが、その関心にどういう意義があるのかあるいはどういう範疇と考えられるのかまだ自分としてよく整理がついていないもの、を一応「未決箱」みたいな感じでここに入れておきたい。たとえば「ブッダという男」で読んだ初期仏教の問題などである。初期仏教は初期の仏教であるから現代の日本の仏教とも東安アジアなどの上座部仏教とも違う歴史的な存在であるわけで、そういうものに対する関心をどう位置付けるか。これは古代の道教だとか、日本の神道との関連も指摘はされているがまだ自分の見解としてそれに近づけていいものか迷っているものも入ってくる。またぱっと見面白そうだけどよくわからない、というものもある(ジャズとか)し、こういうのは人間として生きている限り必ず割り切れない部分として残るものはあるだろうと思う。
まあ人間というものはそういうものの中から本命が現れてくることもあるわけだから、そういうものもそういうものとして大事にしておきたい、という感じではある。
***
一応宣伝というかアピールをしておくと、これらの内容について、何か書かせてみたいと思う編集者の方がおられましたら、書く用意はいつでもありますので、どうぞご連絡ください。よろしくお願いします。(noteのコメント等ご利用ください)
https://note.com/kous37/n/n269c844cdeaa
***
榎村寛之「謎の平安前期」読了。面白かった。最後の方、主に第十章「平安前期200年の行きついたところ」で面白いと思ったのは、まず、8世紀以来の律令政治の時代は「大きな政府」だったという話。全国的に律令制を施行して戸籍や収税のための膨大な調査を行ってそれを記録し、また実際に税を集めて古代国家を建設していったが、そういう意味での「大きな政府」の時代、8世紀よりも国家機構が縮小していって先例を重視していく10世紀から11世紀の方が王朝文化が栄えた贅沢な時代になっているように思われるのは何故か、という問いについて、簡単に言えば公地公民制や班田収授制という膨大な手間のかかる制度が立ちいかなくなり、土地開発や経営を有力な寺社や貴族などの「民間」に任せ、民間活力に頼るようになったということだなと思った。いわば「国家経営の分割・民営化」である。
従来は土地制度史学的には律令制によって国有化された国土が律令制の崩壊に伴って私有財産化されていき、古代貴族制が成立した、みたいな方向で考えられていたと思うが、「私有財産」という視点よりも元々の国有財産である土地や人材を民間活力に任せ、荘園を開発させて、それを「荘園整理令」を踏まえて国が管理する、という体制に移行していった、と考えるのがわかりやすいと思った。そして民営化された荘園では国衙領を収める国司との対立や他の開発領主との争いに対応するために中央貴族との関係を深め、中央貴族に「監督」してもらうことによって国家にも正統性のある荘園だと承認してもらい、税を国司に収めるのではなく年貢を中央の領主に納めることによって中央に収入を上納し、貴族たちの消費文化が盛んになる、という構造だと考えると確かにスッキリするなと思った。
それがさらに進んでいくと院政時代になると知行国制が行われるようになり、国衙領も知行国主により民営化されて経営されるという形に進んでいくということになる。また軍事についても国から徴発された軍勢ではなく地方で武備を整えた軍事貴族(いわゆる武士の起こり)に委任されるようになっていくわけで、それはすでに10世紀には承平天慶の乱を鎮圧した平貞盛・藤原秀郷・源経基らが軍事貴族として公認されていくわけである。
その背景には受領として任地に下ったものの中央での出世を諦めて任地で開発領主化し、彼らと結びついた任地の郡司層=在地豪族が在庁官人と呼ばれる層になっていったということがあるわけだ。また彼らは自分たちの利益に合う形で寺社の格上げを図り、そのような行為の一環として「一宮」制度が生まれたという。武蔵一宮の氷川神社とか信濃一宮の諏訪大社とかがその例だが、これは国司が赴任して最初に参拝する神社という位置付けで権威づけが行われたわけで、「延喜式」で全国の神社の格付けが行われ権威化されたのもこの一環だということのようだ。
延喜式は藤原時平らによって着手され、弟の忠平らによって完成されたものなので、延喜の治というのは律令制再生の最後の努力をした時平と、日本の現状を肯定しそれからの展開の基礎を築いた忠平の政治だった、という整理もこういうところからも可能だなと思った。
「謎の10世紀」についての今の自分の中の整理は、9世紀末からの災害の頻発、特に気象の高温化によって水田稲作が被害を受け、この時代の都市遺跡や農村遺跡が消えていったと言うことをどこかで読んだが、そうした中で一般の民衆は必ずしも水田稲作のみで生きていたわけではないのではないかと思うようになってきた。つまり、平地の遺跡は消えたが、谷合の山間部などで畑や小規模な田を作ったり、など、芋類や豆類や雑穀などの栽培や、柿や栗などの食料果樹の栽培、いわゆる山の幸や海の幸、つまり狩猟採集漁労などにも生活基盤はあったのではないか、と思ったわけである。そして田堵などの開発領主がそれらの人々を動員して再び農地開発に乗り出す、と言う展開になったのかなと想像している。
10世紀から11世紀にかけての受領層の強欲や収奪の激しさの訴えような話とまだうまく噛み合ってないところはあるのだけど、この辺りは考古学的な研究と二本立てで読んでいきたいと思っている。
***
昨日はどうも夕方からすごく眠くて、夕食を食べた後夜9時ごろ休んで、ストーブをつけて寝たのだが、割合よく眠れて、目が覚めたら3時だった。今に降りて少し水を飲み、エビアンの飲みかけのペットボトルがあったのを思い出したので枕元に置いて少し寝床に戻ったが、いろいろ考えていて3時半ごろ起き出した。
昨夜はストーブをつけて寝て成功だったなと思ったのだが、後で気温を確かめると最低気温が3時半ごろの1.7度で、そんなに寒くなかったことがわかった。しかし、寝室が寒いということで不快には感じなかったから、まあつけておいて良かったのだろうと思う。3時半から文章を書き始めて大体9時までに2本書き終わったのだが、途中で職場に用事に行ったりいつもの朝の仕事が入った。燃えるゴミを出そうとして今日は30日だからどうかなと思ったのだが、市からの広報を見ると30日から3日は収集なしと書いてあったので来週まで保存しておくしかないということが判明した。曜日の巡り合わせの問題ではあるが。
昨日も書いたが年末年始に主に使っている八十二銀行が長野銀行と合併することで1日から4日はATMも使えなくなるということがあり、八十二の口座からお金を引き出してお年玉を準備し財布にも少し多めに入れると共に三井住友銀行にもいくばくか預金して、とりあえず引き出せるお金があるようにした。お年玉用の袋を買いに行ったり、仕事を片付けてから昼食。
昼は比較的のんびりしてから少し畑の方を見に行ったのだが草はほとんど枯れていたので枯れた草をどう整理するかみたいなことが冬の間の仕事としてはあるなと思ったり。あとは場所によって生えてきてしまった竹が倒れているところがあり、そこの始末が相変わらず難渋だなとは思った。どこまで手をつけられるかはわからないが気分転換のつもりで時々進めておきたいとは思う。
3時過ぎに作業場に行って本を探したり、雑誌を整理したり。あまり進まなかったが読むといいかもと思う本は結構見つかった。それから岡谷に出かけて、書店でいろいろ本を見る。地元の書店もそうだが、児童書のコーナーを移動させてそこにガチャのスペースができていて、書籍のスペースが全体に減らされていたのは残念だった。マンガの方でもカードゲームの対戦をするコーナーなどが作られてスペースが減っていて、まあ営業的には仕方ないのだろうなと思いながらちょっとがっかりしたり。いろいろ欲しい本はあったが、結局島薗進「国家神道と日本人」(岩波新書、2010)を買った。
そのあとモールに行って夜朝昼の買い物をして帰ったのだが、日がとっぷりくれて真っ暗になっていて、うちに帰ってみたらまだ6時だったので驚いた。だいぶ眠かったが7時まで食事は我慢して、夕食を食べてからちょっと横になったら眠ってしまっていて、9時に起き出して寝床に入った。
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