「日本というもの」について考えるとき、独自研究に走らないために/現代の「子供のお手伝い」/こまごま
Posted at 25/10/31
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10月31日(金)薄曇り
昨日はお昼前に銀行の用事でまず職場に出て線路の向こう側の駐車場に止め、職場で書類を書き、駐車場の隣のパン屋さんでオレンジピールブレッド(だったかな)など買って、銀行に行って書類を出して通帳も記帳し、クリーニングを出し/受け取りに行ってから西友へ行ってお昼を買って帰ったのだが、もう一冊記帳すべき通帳があることを銀行で思い出した。
お昼ご飯を食べてから少し休憩して早めに出て銀行へ行き、職場に戻って、近くの古本屋へ行って本を立ち読みし、温かい紅茶でもないかと自動販売機をいくつか探したのだが見つからず、郵便局まで歩いたが冷たいものしかなくて、結局職場の近くの自販機で暖かい日本茶のペットボトルのを買った。まあ期せずして近所の散歩にはなったのだが。
今朝は4時前に目が覚めてしまい、もう少し寝ようと4時45分にiPhoneのアラームをかけて寝たが、ごちゃごちゃ考えているうちにアラームが鳴って起き出した。今日は午前中に少し離れたクリニックに母を連れていくので予定が詰まっていて、起きてからゴミなどまとめているときに、クリニックに持っていくメモを直した方がいいことに気がついた。作業場へ行ってゴミをまとめ、週刊漫画Timesを買いにセブンに行ったらなくて、サイトで確認すると今週は合併号だったことがわかって、カフェラテだけ買った。仕事場に行ってゴミをまとめて捨てるついでにメモをパソコンで修正して印刷して帰ってきた。
***
https://voice.php.co.jp/detail/12999
河野有理さんの講演抜粋を読んでいろいろと考えることがあった。まずはなるほどと思うのだけれども、日本とは何かを考えるときに日本社会のあり方を考えるのだとしたら、まあ確かにこの3冊はありなんじゃないか、という本の選択で、日本について考え始めるとどうしても「独自研究」に走ってしまいがちになるから、こういうものを一つのスタンダードとして考えておくと良いのだな、という意味で参考になるなと思った3冊だった。同じようなことを考えても、やはり自分のような市井のものを書くものにとってはこうした基準になるものと比較しながら出ないと説得力が出ないということなんだなと改めて思った、といってもいい。
日本政治思想史というものは丸山眞男が独力で作り上げたもの、という指摘はうーんと思うが、私は基本的に丸山眞男が嫌いなのであまり読みたくないのだよなという感じはある。一応「日本の思想」は読んではいるのだが。私はどちらかというと「国体明徴」よりではあるが、それはもちろん戦後に生きてきた人間としてそっちの方も必要だと感じているからであって、丸山の時代に生きていたらどう思ったかはわからない。
それはともかく、その3冊というのは、明治・大正・昭和の各時代から1冊ということで、まず福澤諭吉「文明論之概略」。これは読もうと思ってはいたのだがまだ読んでないもの。多分持ってはいる。江戸時代の日本についてコテンコテンに批判しているとのこと。その一方でナショナリストでもあるのでどうしたら西洋列強に負けないようになるかということについて考えたものだという。高市総理のトランプとの外交を「国辱」という感じで受け止めている左翼の人たちの感覚とおそらく似ているところはあるんだろうなと思う。そういう意味でやはり福沢はある種左翼の元祖なのだなとは思うが。
2冊目は柳田國男「明治大正史 世相編」。これは多分読んだことがある。というか少なくとも持っている。内容はあまり覚えてないが、確かに伝統的な日本社会について考えるのは民俗学的な視点は必要だと思うが、自分はもっと歴史学的な視点でいけるという気がしていたのでそういうふうに言われるとまあそうなんだろうなと思うところはあった。
3冊目は中根千枝「タテ社会の人間関係」。これも読んでいるし持っている。私は基本的に日本はそんなにタテ社会ではないと思っているので題名を見るだけで反発する部分はあるのだが、内容的には割と面白かった記憶はある。ただ内容は忘れている部分が多いから、日本人論を改めて稿を起こす前にはこの辺のところは読み直して引用できるようにしておいた方がいいなとは思った。
***
https://x.com/lacucaracha/status/1983540229849088246
なるほどこれが現代の家庭での子供の「お手伝い」か、という感じ。これはこのツイートだけ読んでもすごいなと思ったのだが、さらにツリーに下がっているものを読むと本当に「マジか」という感じ。昔はこういう感じの「よくできた総領娘」みたいな子は結構いて、私の叔母なども話を聞いているとすごいなと思うが、昔はふつうに家の手伝いとか子供の頃からしていたわけで、その中で家事や仕事のやり方の端緒などを掴んで行ったのだと思う。私の母などは小学生の時に支払いの請求まで行かされたとか言ってたから、普通の「お手伝い」の域は離れていると思うが、このツイートに出てくる娘さんもかなりの手練れだなと思った。こういう「家族のことを考える」早熟さは女子の方がやはり早い感じはする。
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