母に面会に行く/與那覇潤さんと上田岳弘さんの対談を読む/庭師さんにお茶を出す

Posted at 25/10/24

10月24日(金)晴れ

今朝はよく晴れている。その分気温は下がった感じで、最低気温は5.1度。毎日1度くらいずつ下がっている感じである。昨夜は毛布をかけて、冬用のパジャマを着て寝たらどうも良く寝たらしく、起きたらもう明るくなっていて、6時前だった。寝るときはやはり暖かくした方がいい、という当たり前のことだけど。

昨日の午前中は庭師さんにお茶を出した後、銀行に書類を出しに行き、その後蔦屋へ行って「見える子ちゃん」13巻と「だんドーン」9巻を買ったのだが、「空飛ぶバイオリン」2巻がなかった。スーパーへ行ってお菓子とお昼のおかずを買おうとしたのだがお菓子がいいのがなく、スーパーの向かいのお菓子屋さんへ行ってまんじゅうなど買った。その後別の書店まで走って聞いてみたのだがやはり「空飛ぶバイオリン」はないので、週末に東京に行った時に買ってこようと思う。帰りにクリーニング屋へ寄ったが働き方改革ということで木曜休みになっているのを忘れていて、用事はこなせなかった。

午後はやはりお茶を出した後、施設に母に面会に行った。最近はずっと病院で外へ連れ出していたのであえて面会に行く必要はなかったのだが、定期的に通っていた医者通いがなくなったので昨日は久しぶりに面会に行ったという感じである。りんごをお土産に持っていったが、話の内容は新しく行くことにした医者の話と、面会に来てくれたのに会えなかった人に書いた手紙の話がメインだった。補聴器の電池が切れていたので交換し、携帯のセッティングを再確認した。そのまま職場に出て、郵便局まで歩いていって母の手紙を投函し、切手を買って帰ってきた。夜になって妹からLINEが来たが母と電話で1時間くらい話ができたということだったので、まあよかったかなと思った。

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https://imidas.jp/jijikaitai/l-40-313-25-10-g945

歴史学者の與那覇潤さんと作家の上田岳弘さんの対談。この話はわかるところとわからないところがあって、前半の時代感覚的な「時代の捉え方」みたいな感じは全然わからない感じが強かった。その辺りは彼らが2人とも1979年生まれ、私より17歳下という世代の違いが大きいのだろうなと思う。20歳の時が私は1982年でまだバブル前の昭和後期、冷戦構造がまだ健在の時代だし、彼らが20歳なのは1999年で平成11年、すでにバブルとその崩壊だけでなく冷戦構造も崩壊し、阪神大震災もオウム真理教事件も起こり、住専問題以降の経済危機も深刻な時代を経ている。

ただネットが新しく出てきてそれに対していろいろな期待のようなものも出てきた時代であることは確かなのだが、彼らの10代が自分にとっては結構困難期であったので、その時代に感じられた希望みたいなものは自分の中では全然なく、「魔女の宅急便」や「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などのジブリ映画の全盛時代も後になってみているから、おそらくは彼らの10代後半の「宝石のような時代」が自分にとっては暗黒時代のような認識になっているということもあってその時代に対する認識が違うのも仕方ないよなあとは今書きながら思った。

後半のコロナ時代には医療の専門家ばかりが発言力が強くなり、他の専門家たちがほとんど発言しなかったことは問題があるのではないか、ということを與那覇が言っていて、彼が仕切りにあの時代について非難しているのはそういうことだったのか、ということがようやくわかった感じがした。

上田さんという人はよく知らなかったが、一時期ずっと芥川賞の作品は読んでいたのだけど、今一覧を見たら最近のもので読んでいるのは2023年の市川沙央「ハンチバック」とその前が2016年村田沙耶香「コンビニ人間」だけ。2013年小山田浩子「穴」は買った覚えがあるがその次の柴崎友香「春の庭」は多分文藝春秋で読んだ気がする。この辺りで「芥川賞作品」や「芥川賞作家」というものに興味を失ったのかなと思う。最近で吉田修一さんの「国宝」が評判になっていて、この人が2002年に「パーク・ライフ」で受賞した人だというのをかなり後になって気づいて、へえと思った覚えはある。

ただこの人のいういろいろな話の感覚がよくわからないので、まずはとりあえず受賞作の「ニムロッド」は読んでみようかなと思ったのだった。

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庭の手入れが一通り終わり、庭師さん達にお茶を出して世間話をしていたのだが、クマの話が多かった。本当はいつもお茶の相手をした方がいろいろな話を聞けて良いのだが、今回はたまたま家にいる時間でもあったし、棟梁が今年で引退して来年から若手に任せるという話をしていたこともあって、少しお相手をしたという感じだった。庭のことではいろいろ頼りにしていたので、少し残念ではあるのだが、引き継ぐ方も地元の方のようで、今後もよろしくお願いしたいということでお開きになった。

こういうお付き合いも本当はもっと楽しんでやればいいのだけどなと思う。母はこういうのが好きで、また庭師さんたちが手入れをしているのも楽しんでよく見ていた。職人が仕事をするところを見るのが好きなのだという。私も嫌いではないのだが、邪魔をしては申し訳ないというのと他にやることがあるということもあってなかなかそれもできないのだが、そうした世代の移り変わりということもあり、話を聞けて良かったと思う。

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by Luke Peterson

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