高市早苗さんの「真っ当さ」と「生き急いだ」印象のある安倍元総理/「脱安倍中道回帰」を説く「全体知の俯瞰者」/高感度衛星写真から見た東京/諏訪における律令国家の中心遺跡
Posted at 25/09/30
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9月30日(火)晴れ
もう9月も終わり、2025年も4分の3が終わってしまったかと思うと驚く。今年はいつまでも暑かったので夏が延長した感じはあったが、その分秋が短くなりそうで、それもまた困るなという感じはある。
昨日はいろいろやらなければと思って一昨日から掃除片付け関係をやっているのだが、畳をひっくり返して床下を見たり、天井を覗こうとして天袋に上がれなくて失敗したり、結構大掛かりなことをやった。作業場のマンガの整理を始めたがやる気が出なくて途中になった。夜は少し早めに寝た。
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https://x.com/tsunday3/status/1971770095295930766
今朝は割とよく寝られた感じで5時ごろ起きたのだが、少しお茶を飲んだりスケジュールを考えたりゴミをまとめたりやることをリストにしたりした後、車で出かけてゴミを捨て、カフェラテを買いに少し離れたセブンイレブンに行ったらサンデー毎日が表紙が「キャッツアイ」で中身を読んでみたら「全体知の俯瞰者 寺島実郎」の総裁選評=「脱安倍・中道回帰」が掲載されていた。
表紙画像を見ていただければわかるが、表紙が「キャッツアイ」で総裁選について「脱安倍中道回帰」を唱え、特集が「おすすめの首都圏私立中学ランキング」というコンボ。「中高年オタク」と「オールドメディアしか見ない老年左翼リベラル」と「ネオリベ教育ママパパ」向けの編集で、こういうのが悪魔合体した読者層って存在するのだろうか、と思ったり。怖いもの見たさで買ってしまったので、後でちゃんと読もうと思う。車庫に入れた車の中に置いてきてしまったのでまだちゃんと読んでない。
帰ってきて作業場でマンガの整理の続きをやり、月刊誌と背綴じの週刊誌、つまりマガジンとサンデーとジャンプまで整理が終わったが、中綴じの青年誌系がまだ残っている。この夏は暑くてあまり午後暑くなる作業場に行かなかったので未整理のままになっているところが多い。ただ行く行かないに関わらず自分にとって大事なものを置いてある場所であることに変わりはないから、ちゃんと整理はしておかないといけないと改めて思った。
出かける前に実家の本棚を整理していたらまだ元気に動いていた頃に母がしていた仕事の資料が出てきてちょっと懐かしく思ってしまった。この家の中には先祖のものからいろいろあるのだが、やはり父母のものが一番多いので、普通に整理しようとしてもついそういうものに足を引っ張られてしまう。人間の情は推進力にもなるが停止力にもなるなと思う。
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https://x.com/tsukikiyora/status/1972647430220083328
このツイートには深く共感するものがあった。高市さんは良くも悪くも「真っ当」なんだよなと思う。そこがいいんだけどそこを批判してくる人たちにとってはそこを弱点に感じてるんだろう。
安倍さんと高市さんとどちらが政治的能力が高いかと言えば安倍さんだとは思うが、どちらが真っ当かと言えば高市さんかもしれない。安倍さんはいつの頃からかちょっと生き急いだ感じがあった。そこがトランプが生き残って安倍さんが亡くなってしまった別れ目のような気もする。
安倍さんが生き急いだのは、お子さんがいないとか持病を抱えているとか多分いろいろ理由はあった。やむに止まれない気持ちもあっただろうし、「アベノミクス」や「自由で開かれたインド太平洋」という切り札を手に入れてこれが自分の使命だと思い定めたところもあったのだと思う。憲政史上最長の首相在任期間を実現して、まだまだ先が、復帰が期待されている中での非業の死であったわけだが、何か安倍さんに相応しい幕切れのような気がしてしまったのは、そうした「生き急ぎ感」にあったのだと思う。
高市さんは安倍さんに比べれば大人しいし、安定もしている。しかしだからこそ、昨年の総裁選の決選投票前のスピーチでも決選投票に残ったことに感極まってしまって最後にエモーショナルな演説をした石破首相に逆転されてしまった。真面目で真っ当で安定しているからこそ詰めが甘いというか、最後の起死回生の逆転演説をブッパなせるような「生まれながらの政治家」ではない、というところに憾みがある。
もちろん今回はそういう対策はしっかりしてあるとは思うが、メディアや議員たちはともかく一般国民はその高市さんの「真っ当さ」を支持しているのだと思う。
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https://x.com/Astropics_bb/status/1972618177227166205
これは高解像度の衛星写真であるようだけど、素晴らしいと思った。皇居や新宿御苑、代々木公園など都内の緑地もよくわかるし、荒川や多摩川の存在感もわかる。線路沿いに駅ごとに光の強い点があるのも印象的。この写真から見えてくるものは多い。そして何よりも、「ああ、これが東京なんだなあ」という不思議に懐かしい慈しむような気持ちが湧いてくる。この光の下に1400万人の、近郊を含めたら3000万人近くの人が暮らしているのだと。
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https://www.nagano-np.co.jp/news/detail.php?id=4481
朝起きてすぐ玄関の郵便入れに差し込まれた新聞を撮って一面を見たら「岡谷の榎垣外(えのきがいと)遺跡 諏訪の主都にスポット」という記事で、私はこの遺跡のことをよく知らなかったので後で読もうと思って先ほど読んだのだが、これは奈良時代から平安時代初期、つまり律令時代の遺跡で、律令国家による諏訪地域支配の拠点だったということのようだった。
諏訪地域には一時「信濃国」から独立した形で「諏訪国」がおかれていたのだが、その国衙でもあったらしい。また当時の諏訪は現在の諏訪六市町村だけでなく、上伊那地域まで含まれていたようだ。場所としては現在の岡谷市の長地地域ということになると思うが、少しネットで調べてみると1971年から調査はされていたが、1982年に長地保育園を作るときの調査で掘立柱の跡が確認され、政庁の所在地と特定されたとのことである。住居跡や関連施設跡などが350件、硯などの遺物や自社の存在を示す仏具なども出土しているのだそうだ。
律令時代には諏訪地域に7つの郷があり、複数の牧があったとのことだが、場所としては下諏訪町にあったとされる土武郷と岡谷市にあったとされる岡屋牧の間ということになろうか。諏訪という地域は縄文時代からの遺跡がたくさん残っているし、また古くからの諏訪大社の存在する場所でもあるから、どちらかというと地元勢力が強い場所という印象はあったが、律令国家の勢力の中心が岡谷にあり、鎌倉時代を頂点とする諏訪神党の支配の中心が諏訪市にあったという感じなのかなと思った。この辺りも諏訪市史や岡谷市史などもまた読んでみると面白そうだと思った。
また律令時代と鎌倉時代の間には「謎の10世紀」があるわけで、榎垣外遺跡が何世紀から何世紀にわたる遺跡なのかなど、詳しい調査まとめなども読んでみたいと思ったのだった。
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書きたいこと、読みたいものたくさんあるのだが、今日は牧野伸顕「松濤閑談」の返却日なので、貸出の延長を頼むか決めないといけない。牧野については吉川弘文館の人物叢書を持ってはいるのでそちらを優先しようかとも思うが、どうしたものか。
自分のやりたいことを整理してしっかり見定めながら、しっかりした文章とそのまとめである本を書いていけたらなと思う。
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