「葬送のフリーレン」半年ぶり掲載/日米関税交渉妥結と石破内閣/渋谷陽一さんの存在の大きさ/参政党と文化の壁とリベラルの傲慢
Posted at 25/07/23
PermaLink»
Tweet
7月23日(水)晴れ
今朝の最低気温は23.1度、熱帯夜に近くなってきた。昨日は起きたのが6時ごろでいろいろがうまく進められなかったが、今朝は5時前。起きてから昨日職場に置き忘れたiPhoneをとりに職場に行って、それから国道をしばらく走って少し離れたセブンでマガジンとサンデーをパラパラと立ち読み。サンデーは「葬送のフリーレン」の最新話が載っていたので迷わず買った。もともとサンデーを買い始めたのはアニメで見たフリーレンがとてもよくて単行本を揃え、最新話を追うようになったからなのでフリーレンが掲載されていると読みがいが違う。それでも他に「龍と苺」「シテの花」「かくかまた」の3作品を追いかけるようになり、他にも少し読むようになった作品があるので、だいぶサンデーも読みがいが出てきてはいる。マガジンは逆に「不滅のあなたへ」が終わってしまい、あまり買わなくなった。単話で「カッコウの許嫁」を時々買うくらいである。
https://www.sunday-webry.com/episode/2550912965111380902
「葬送のフリーレン」は140話のゼーリエのセリフが良かった。帝国主催の舞踏会に招かれ、ゼーリエ暗殺の計画が囁かれる中、控え室で準備をするゼーリエ・ゼンゼたち大陸魔法協会一行とフリーレンのパーティ。「不思議なものだな。才ある者は両極端なんだ。力を願った者と願わなかった者。前者は私の望み通り理想の魔法使いになり、後者は私の想像を超える魔法使いになる。」今回の護衛は全て後者だ、というのが良かった。「もしかしたら私は想像を超える結果が見たいのかもしれないな」ゼーリエを守りたいゼンゼたちとその先に何かを見ているぜーリエ。何が見えているのかは、フリーレンにもゼンゼにも語らない。
141話はその続きで舞踏会が始まるが、魔法協会も帝国政府の特務隊も暗殺を狙う「影なる戦士たち」も動けない三すくみの状態の中、動かす可能性を持ったユーベルとランドが近づいてくる。半年の休載を経てもキャラクターの魅力が衰えてないのは良かった。
いろいろと余裕を持っていろいろやっていたつもりだったのだけど、午前中に散髪に行こうと思っていたのを思い出して急に余裕がなくなった。急いで入浴し朝食を食べて、マンガ読みもそこそこに床屋に歩いて出かける。幸運なことにすぐやってもらえたので、終わったのが10時過ぎだった。頭が物理的に軽くなった。
***
https://news.yahoo.co.jp/articles/6578f4b15af692d802a96a979111df7a7768fd92
日米関税交渉が決着したようだ。詳細は色々なニュースになっているが、これで政局がどう動くか。お盆過ぎとか言っているけど、石破総理には今すぐやめていただいて新しい方向を模索するべきだろう。日経平均も関税交渉妥結と石破退陣報道を歓迎し41000円越え。7月中に辞任してすぐ総裁選を実施すべきだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/81483105d5094d1b717f392d166ec6dd932287fd
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fe88c261ab7308c9e250245a406a0074cf62fe3
***
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD226KJ0S5A720C2000000/
「ロッキング・オン」グループの代表、渋谷陽一さんが亡くなった。今朝はずっとその関連のツイートを読んでいたのだけど、普段のマンガ関連のツイートとはやはりかなり違う熱さとか感情みたいなものが刺激されて、音楽をよく聴いていた高校生の頃の気持ちがだいぶ蘇ってきた感じがした。
私はよく知らなかったが、渋谷さんは吉本隆明の信奉者で、文章などにも影響が出て異端ドアという。それを聴いて、渋谷さんの文章のわかりにくい部分の要素はそれなんだなおそらく、と思った。でもその衒学性がロックを「高尚な」ものにした、という面もある気はする。良し悪しはともかく。
渋谷陽一さん、多分褒め方がめちゃうまというか、こんなの言われたらなんでもしゃべってしまいたくなる、みたいな人だったのかなという気がする。いろいろな人のツイート読んでると、なんか今更ながらに偉大な人だったんだなと思わざるを得ない。宮崎駿さんのインタビューとか「CUT」でよく掲載されていてなぜ渋谷さんが?とよく思ったが、宮崎さんからあれだけ話を聞き出せるのは渋谷さんくらいだったのかも、という気はする。日本の文化全体に目配りができた人だったんだろう。また、彼が先に述べたような文学志向があったからこそ同じように文学志向がある、でも文学主流とは違う宮崎さんに語らせられた、ということなのかなと思った。
私が音楽にハマっていたのは中学校の終わりの方から高校時代、大学の一番最初くらいまでだったので80年前後なのだが、当時も渋谷陽一さんのいる世界というのがあって、私は大学に入ってしばらくして演劇の方にハマったのでその頃に離れることになったのだが、訃報を聞いていろいろ読んでると改めて懐かしすぎる感じがした。
サンボマスターとかいわゆるロキノン系のロックを最近「ふつうの軽音部」経由で聞いているわけだけど、なんだか縁を感じてしまう。今朝はそればかりネットで読んでちょっと浸りすぎたなと思う。
まだしばらくこの話題を出すかもしれない、というか語りきれない人達のツイートがまだまだ次々出てきそうで、その度に何か発見がある気もするので、何かあったらまた書きたい。74歳はいかにも若い。ご冥福をお祈りします。
***
参政党についても、また新たな情報がいろいろ出てきている。
https://x.com/SEI__jou/status/1947622849931579472
このヘイトコントロールは見事だなと思う。新しい時代のSNS政治とはこういうものか。昨日テレビを見ていたら神谷代表が「自分たちは国民政党にはなれない、議席60くらいの政党になればいい」と言ってたけど、それに特化した戦術だと思う。これは自ら右派を、つまり「必ず敵対者はいる」と自覚している人なら理解できる戦術だと思う。というか、左翼も「反対者とはノーディベート戦略」という戦略を取っているわけで、基本は同じだなと思う。話の通じない人とは最初から話をしない。まあ、断絶は深まるばかりなのだが。
https://x.com/nobuyo5696/status/1947609526863106529
これも面白い見方だった。私もスペインに行った時、街頭がひまわりの種のカスだらけだったのはある意味で解放された感想も持ったことを思い出す。でも帰ってきて日本に数年いると、日本ではアレは無理だな…と思うようになった。
「文化の違いは超えられない」、というのは排外主義でもなんでもないというか、人間は理解し合えるんだ、許容し会えるんだ、みたいなのがむしろ傲慢なんだと思う。私も学生時代まではそう思っていて、「人喰い人種と理解し合えるか」という議論をして、「し合えると思う」と言ったら「理解を超えてる」と言われたことがあった。まあ、今ではとことんまでやって、手塚治虫の「ブッダ」に出てくるブッダとルリ王子の徹底的な議論みたいなところまでやり尽くせば少しは理解し合えるところもあるかもしれないが、そんな議論になる前に手が出てしまうだろう。
理解し合えない、許容し合えないのならば、今西錦司的な「棲み分けの法則」が現実的だろうと思う。実際のところ、自分たちは差別なんかしません、みたいなことを言うアメリカ人も「あのあたりの街区は近寄らないほうがいい。危険だから」みたいなことを平気でいう。つまりはアメリカでも、街路によって人種が棲み分ける方向で街ができてるわけである。実際、通り一本で綺麗にいる人たちが違って、ニューオーリンズなどでもメインストリートから外れないようになどの注意をされたことを思い出す。
人間と熊が同じ村の中で共存するのが不可能であるのは当然なのだが、地球は一緒に暮らさざるを得ないところまでは狭くなくて、熊は山で、人は里で暮らせばいいのだから、同じことだろう。共生の意思を持って他人種の世界に踏み込む人は別だが、踏み込まれる側が警戒することを排外主義というのは言葉の使い方が不適切に過ぎるようには思う。
カテゴリ
- Bookstore Review (17)
- からだ (238)
- ご報告 (2)
- アニメーション (228)
- アフリカ関係 (1)
- アンジェラ・アキ (15)
- アート (438)
- イベント (8)
- コミュニケーション (4)
- テレビ番組など (74)
- ネット、ウェブ (142)
- ファッション (56)
- マンガ (995)
- 創作ノート (676)
- 大人 (53)
- 女性 (23)
- 小説習作 (4)
- 少年 (32)
- 散歩・街歩き (306)
- 文学 (264)
- 映画 (105)
- 時事・国内 (458)
- 時事・海外 (332)
- 歴史諸々 (310)
- 民話・神話・伝説 (33)
- 生け花 (27)
- 男性 (32)
- 私の考えていること (1148)
- 舞台・ステージ (56)
- 詩 (83)
- 読みたい言葉、書きたい言葉 (6)
- 読書ノート (1615)
- 野球 (37)
- 雑記 (2280)
- 音楽 (213)
月別アーカイブ
- 2025年07月 (24)
- 2025年06月 (30)
- 2025年05月 (30)
- 2025年04月 (30)
- 2025年03月 (37)
- 2025年02月 (28)
- 2025年01月 (32)
- 2024年12月 (31)
- 2024年11月 (30)
- 2024年10月 (31)
- 2024年09月 (28)
- 2024年08月 (31)
- 2024年07月 (32)
- 2024年06月 (30)
- 2024年05月 (31)
- 2024年04月 (31)
- 2024年03月 (31)
- 2024年02月 (30)
- 2024年01月 (31)
- 2023年12月 (31)
- 2023年11月 (30)
- 2023年10月 (31)
- 2023年09月 (32)
- 2023年08月 (31)
- 2023年07月 (32)
- 2023年06月 (31)
- 2023年05月 (31)
- 2023年04月 (30)
- 2023年03月 (31)
- 2023年02月 (28)
- 2023年01月 (31)
- 2022年12月 (32)
- 2022年11月 (30)
- 2022年10月 (32)
- 2022年09月 (31)
- 2022年08月 (32)
- 2022年07月 (31)
- 2022年06月 (30)
- 2022年05月 (31)
- 2022年04月 (31)
- 2022年03月 (31)
- 2022年02月 (27)
- 2022年01月 (30)
- 2021年12月 (30)
- 2021年11月 (29)
- 2021年10月 (15)
- 2021年09月 (12)
- 2021年08月 (9)
- 2021年07月 (18)
- 2021年06月 (18)
- 2021年05月 (20)
- 2021年04月 (16)
- 2021年03月 (25)
- 2021年02月 (24)
- 2021年01月 (23)
- 2020年12月 (20)
- 2020年11月 (12)
- 2020年10月 (13)
- 2020年09月 (17)
- 2020年08月 (15)
- 2020年07月 (27)
- 2020年06月 (31)
- 2020年05月 (22)
- 2020年03月 (4)
- 2020年02月 (1)
- 2020年01月 (1)
- 2019年12月 (3)
- 2019年11月 (24)
- 2019年10月 (28)
- 2019年09月 (24)
- 2019年08月 (17)
- 2019年07月 (18)
- 2019年06月 (27)
- 2019年05月 (32)
- 2019年04月 (33)
- 2019年03月 (32)
- 2019年02月 (29)
- 2019年01月 (18)
- 2018年12月 (12)
- 2018年11月 (13)
- 2018年10月 (13)
- 2018年07月 (27)
- 2018年06月 (8)
- 2018年05月 (12)
- 2018年04月 (7)
- 2018年03月 (3)
- 2018年02月 (6)
- 2018年01月 (12)
- 2017年12月 (26)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (5)
- 2017年09月 (14)
- 2017年08月 (9)
- 2017年07月 (6)
- 2017年06月 (15)
- 2017年05月 (12)
- 2017年04月 (10)
- 2017年03月 (2)
- 2017年01月 (3)
- 2016年12月 (2)
- 2016年11月 (1)
- 2016年08月 (9)
- 2016年07月 (25)
- 2016年06月 (17)
- 2016年04月 (4)
- 2016年03月 (2)
- 2016年02月 (5)
- 2016年01月 (2)
- 2015年10月 (1)
- 2015年08月 (1)
- 2015年06月 (3)
- 2015年05月 (2)
- 2015年04月 (2)
- 2015年03月 (5)
- 2014年12月 (5)
- 2014年11月 (1)
- 2014年10月 (1)
- 2014年09月 (6)
- 2014年08月 (2)
- 2014年07月 (9)
- 2014年06月 (3)
- 2014年05月 (11)
- 2014年04月 (12)
- 2014年03月 (34)
- 2014年02月 (35)
- 2014年01月 (36)
- 2013年12月 (28)
- 2013年11月 (25)
- 2013年10月 (28)
- 2013年09月 (23)
- 2013年08月 (21)
- 2013年07月 (29)
- 2013年06月 (18)
- 2013年05月 (10)
- 2013年04月 (16)
- 2013年03月 (21)
- 2013年02月 (21)
- 2013年01月 (21)
- 2012年12月 (17)
- 2012年11月 (21)
- 2012年10月 (23)
- 2012年09月 (16)
- 2012年08月 (26)
- 2012年07月 (26)
- 2012年06月 (19)
- 2012年05月 (13)
- 2012年04月 (19)
- 2012年03月 (28)
- 2012年02月 (25)
- 2012年01月 (21)
- 2011年12月 (31)
- 2011年11月 (28)
- 2011年10月 (29)
- 2011年09月 (25)
- 2011年08月 (30)
- 2011年07月 (31)
- 2011年06月 (29)
- 2011年05月 (32)
- 2011年04月 (27)
- 2011年03月 (22)
- 2011年02月 (25)
- 2011年01月 (32)
- 2010年12月 (33)
- 2010年11月 (29)
- 2010年10月 (30)
- 2010年09月 (30)
- 2010年08月 (28)
- 2010年07月 (24)
- 2010年06月 (26)
- 2010年05月 (30)
- 2010年04月 (30)
- 2010年03月 (30)
- 2010年02月 (29)
- 2010年01月 (30)
- 2009年12月 (27)
- 2009年11月 (28)
- 2009年10月 (31)
- 2009年09月 (31)
- 2009年08月 (31)
- 2009年07月 (28)
- 2009年06月 (28)
- 2009年05月 (32)
- 2009年04月 (28)
- 2009年03月 (31)
- 2009年02月 (28)
- 2009年01月 (32)
- 2008年12月 (31)
- 2008年11月 (29)
- 2008年10月 (30)
- 2008年09月 (31)
- 2008年08月 (27)
- 2008年07月 (33)
- 2008年06月 (30)
- 2008年05月 (32)
- 2008年04月 (29)
- 2008年03月 (30)
- 2008年02月 (26)
- 2008年01月 (24)
- 2007年12月 (23)
- 2007年11月 (25)
- 2007年10月 (30)
- 2007年09月 (35)
- 2007年08月 (37)
- 2007年07月 (42)
- 2007年06月 (36)
- 2007年05月 (45)
- 2007年04月 (40)
- 2007年03月 (41)
- 2007年02月 (37)
- 2007年01月 (32)
- 2006年12月 (43)
- 2006年11月 (36)
- 2006年10月 (43)
- 2006年09月 (42)
- 2006年08月 (32)
- 2006年07月 (40)
- 2006年06月 (43)
- 2006年05月 (30)
- 2006年04月 (32)
- 2006年03月 (40)
- 2006年02月 (33)
- 2006年01月 (40)
- 2005年12月 (37)
- 2005年11月 (40)
- 2005年10月 (34)
- 2005年09月 (39)
- 2005年08月 (46)
- 2005年07月 (49)
- 2005年06月 (21)
フィード
Powered by Movable Type
Template by MTテンプレートDB
Supported by Movable Type入門