帰りの時間/「36 サンジュウロク」性格の悪い三人が生み出す天使の歌/参政党とロシアプロパガンダ/TwitterのAI Grokにコンパニオン機能

Posted at 25/07/15

7月15日(火)雨

昨日は午前中は東京の家にいたのだが、結構雨が強く降っていて、台風だなと思った。雨の中いつも買いに行ってる和菓子屋さんに行ってお弁当を買ったのだが、時間が早いせいかトンカツ弁当だけで、初めて買ってみた。ついでに葛桜も一つ買った。日曜日に電車で転んで尻を打ったこともあり昨日は基本的におとなしくしていようと思って午前中もゆっくり過ごしたのだが、お昼に弁当を食べていることに雨が上がってきたので、洗濯をしたりゴミを捨てたりして1時過ぎに家を出て実家に戻ることにした。財布を見ると駐車場代に使う千円札が足りなかったので交差点の向こうの郵便局で3000円だけ下ろした。家の高層住宅の前の道路に荷物の運び出しをしている車が3台止まっていて通りにくいなと思ったが、雨が上がったから急にみんな仕事を始めた、という感じだった。

ガソリンは日曜のうちに入れてあったので家を出てまっすぐ首都高の入り口に向かう。葛西橋通りの交差点を左折してしばらくしたところに入り口があるのだが、そこまでが随分車が並んでいて、首都高に入るのに時間がかかった。首都高に乗ってからも珍しく深川線が混んでいて、箱崎の合流や江戸橋の合流も混んでいたが、竹橋から向こうは割とすんなり走れて、三宅坂も西新宿もほとんど渋滞なしで走ることができた。

それでも石川PAについた時には1時間かかっていたので、家の近くの渋滞が結構時間がかかったのだなと思う。石川でトイレに行き、ドトールのコーヒーを買い、売店でエビアンを買って出発。トイレの前の自販機を全部撤去していたが、新しいのに交換するのか、それとも無くなるのか。なくなると流石に閉店後の時間などは不便なのだが。

その後も中央道は順調に流れ、境川PAでトイレに寄ってそのまま実家の地元のインターまで。インター近くの書店で「俺以外みんな無職」2巻を買い、近くのスーパーで買い物をし、車をヤマトの営業所まで走らせてお中元を受け取って帰ってきた。5時ごろには家に着いていたわけだが、このくらいの時間に帰ってくると「帰った」という感じがするのは、子供時代の下校の記憶がまだ残っているからなのだろうなと思う。

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月刊スピリッツ連載の「36 サンジュウロク」2巻を読んだ。バンドマンガなのだが、「ふつうの軽音部」とは全然違ってかなりフィクション性が強い。毒親に縛られてお嬢様学校に通わせられ、成績優秀でいながら実は爆発的な力を持つボーカルである澁澤杏が、両親がいなくなり施設に入れられたが今は祖母と暮らしている天才的な作曲能力と演奏能力を持つギタリスト・生駒リク。そこに生駒に執着する同級生の「上手なドラマー」渡俊平が加わり、杏主導で音楽が作られていくが、杏がリクにベースを渡されて瞬時に弾けるようになるところがすごいと思ったしそれがリアルに見えるところが作劇のうまさだなと思った。

「俊平ドラム上手い。でもちょっと勘が悪い。」というリクの評もリアルで、まさにそういう性格を感じさせる男なんだよなと思う。そして生駒は天才的だがコードの名前さえ分からず弾いているので説明ができない。そしてセッションを始めると杏の指示の的確さが爆発し、なんなくベースも弾きこなす。そして杏が歌い出すと、ただ一言俊平の口から漏れたのは「怪物・・・」2巻で一番盛り上がるのはここのくだりだ。やはりバンドマンガは演奏場面が命だなと思った。

「渋澤は天才だ。生駒くんみたく芸術家的な才能じゃなくて「高性能」って感じの・・・あの声持ってるくせにどんな楽器も数分でマスターするしずるいよ、ほんとに。その分、性格終わってるけどね。」

俊平が姉の夏美に説明するセリフ、まさにそうだなと思うし、そう言われることで演奏シーンの意味もより深くわかる、という感じになっている。夏美は杏が入り浸っているCD屋の店員でもある。

この作品はかなり面白いのだが、メインの登場人物三人が揃いも揃って性格が悪く、杏に歌わせたいリクとバンドをやって歌いたい杏、それにリクとバンドをやることに執着する俊平の三人が奇跡的なセッションをするのがとてもいいのだけど、読む人は選ぶかなという気がする。私が読んでいても、面白いと思うところまでに飛び越えなければならないハードルが結構多くて、読むのに時間がかかるところがある。

多分こういう露悪的なところが若いうちはスカッとするのだろうなと思うし、読んでいるうちにそういうのってあったよなということも思い出していくのでなんとかはなるのだが、現代のようにそういう部分に不寛容な時代になると、なかなか売れないかもしれないなとは思う。「次に来るマンガ大賞」とか推薦したこともあるが、なかなか引っ掛からないのだよな、とは思った。ちなみに1巻の帯には島本和彦さんの推薦文とイラスト付きで、熱いのは確かなのだが、火がつくまではかかるかもしれないなと思った。

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ストーリー的にはこれから先もどう考えても困難だらけの展開になると思うのだけど、まずはいきなりのファーストステージが楽しみだ。

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参政党の候補がロシアのプロパガンダメディアである「スプートニク」のインタビューを受けていて、またロシアからの工作アカウトとみなされるアカウントが参政党を応援していることも指摘されていて、話がちょっときな臭くなってきた。選挙戦は残り5日、どう展開していくか。

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TwitterのAIであるGrokのアシスタントが金髪ツインテールの美女(「デスノート」のキャラクターに似ているらしい)アバター「アニ」として出てきて、私のタイムラインでも話題になっている。かつてのマイクロソフトのアシスタントとして画面に出てきたイルカと比べるとかなりの違いだが、イーロン・マスクのオタク性が遺憾なく発揮されたものという評価は衆目が一致しているようだ。さて新時代はどんな時代なのか。

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