タイとカンボジアの武力衝突の衝撃:内戦終結から34年/選挙や政治の「祭り」化

Posted at 25/07/25

7月25日(金)薄曇り

昨日は午前中松本に整体に出かけ、体を見てもらう。尻餅の県は順調だということなので、いろいろ体の変化を感じる話などをしたり。帰りにデリシアで買い物をして、基本的にはまっすぐ帰ったのだが、塩嶺トンネルの手前からすでに渋滞していてそこを抜けるのに結構時間がかかり、家に着いたらお昼になっていた。レジの印字が11時前だから、1時間以上はかかったということになる。下道も混んでいたので、まあそんなものかと。

***

https://www.bbc.com/japanese/articles/cddzd7jdrjmo

タイとカンボジアが軍事衝突。ミャンマーやバングラ国境あたりはともかく、タイ・マレーシアとインドシナ三国はもう戦争は起こらないと思っていたので、このニュースは結構衝撃だった。

https://x.com/JGSDF_YTS_X7/status/1948357299065811201

タイ・カンボジア・ラオスの国境地帯に国境係争地があるというのはよく知らなかったし、有名な寺院の帰属すら揉めているというのも認識はしていなかった。

私は基本的にタイ側の情報を多めに読んでいるせいもあるのだが、全体的にはカンボジアの方が悪い感じがするのだが、もともと火種はあったということなんだなと思った。

タイもカンボジアも仏教王国なのだから、国王や仏教指導者同士が出てきて話し合えば国民感情的にも収まりやすいのではという気はするのだけど、隣り合う似た性質の国同士だからこそ同族嫌悪的な民族対立もまた起こりやすいのかもしれない。特に上座部仏教の指導者の中には好戦的な人もよく見るので、そこに期待しても仕方ないのかもしれないとは思う。

タイは民族的には中国から南下してきた部族だし、カンボジアは内戦時代から中国との深い関係がある国だから、ある意味この戦争の背後にいるのは中国なんだろうとは思う。両国の対立もこれ以上エスカレートしないと良いと思うが、中国やベトナムなど周辺の大国がどのような行動を取るかでこの戦争の構図が見えてくるのではないかとは思う。

それにしても、カンボジアは日本がPKO派遣など、和平に深く関わってきた国だし、80年代には多くの難民を受け入れていた。地雷除去などにも貢献している。教員をやっていたときにカンボジア難民の少女が生徒にいて、和平実現を受けてすぐに退学して帰国したことがあったので、平和になって本当に良かったなと思っていたのだが、考えてみたらあれから34年経っている。世代が交代して平和の意義が理解できなくなるというのはどこに国でも同じなのだなと思うが、やはり中国の地域進出と無関係ではないのではないかという気はする。

それにしても上記のツイートにあるように、カンボジア側がタイ国境を超えて地雷を設置したのだとしたら、本当に人間は学ばないのだなと思う。今後の推移を見ていきたい。

***

https://x.com/SEI__jou/status/1948351958747861181

選挙や政治が祭り化している、という指摘は割と当たっていると思う。選挙や政治の変化についてはアメリカ的なショーアップなのかなあ、と考えているところがあったので、日本の伝統的な祭り的な無礼講化だ、と言われるとなるほどという気もする。昔のような選挙の暴力みたいなものも復活しつつあるし、これは確かにもっと取り締まった方がいいという側面はあるだろう。

ただ、どういう変化が底流で起こっていて、それが表に出てきているのかはまだ感覚的によくわからない。その辺を見て行けたらいいなと思う。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday