「救済」についてのメモ:マチュの見た「キラキラ」・「光あれ」・「ここにしかないどこか」
Posted at 25/06/08
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6月8日(日)曇り
今朝は4時ごろ起きたのだが昨日考えたことをメモした後「ふつうの軽音部」69話「君に語りかける」の更新を読み、なんというかとても感動していろいろなことを考え始め、車で出かけてコーヒーを買ってきたりいろいろやってはいても何十万文章を書くのが手につかない感じになって書き始めるのがずいぶん遅くなってしまった。
まあ日曜日ということで時間はある、ということもあるし今日は東京へ帰らない予定なのでさらに考える余裕がある、みたいになってしまっていつまで経っても書き始められない、というのはあったけれども。締め切りというものはとりあえず書き始めるためには必要なものだなと思うが、締め切りのないこういう文章でも自分の尻を叩く意識がどこかにないと書き始められないというのもまた確かだ。
noteでは 日連続更新になっているので、とりあえず毎日書けていることはまあいいなと思う。そのために内容が薄くなっている可能性はあるが、とりあえず書きたいことを書き続けて毎日500くらいアクセスをいただいているのはありがたいことだと思う。もっと広く読んでもらうための工夫も考えないといけないとは思うのだが次の飛躍のきっかけはまだ掴めていないなと思う。
昨日は呉智英「吉本隆明という共同幻想」の第2章「転向論」を読み始め、また「近代イタリアの歴史」の方も第2章啓蒙の世紀、すなわち18世紀啓蒙主義の時代のあたりに入っていて、さらにいろいろ考えることがあった。
というところまで書いてMacBookの入力の調子が悪くなり、シャットダウンして立ち上げ直したりしているうちに他のことに手をつけてしまってだいぶ間が空いて、午後になってしまった。
文章を書くというのはなんというか精神的なエネルギーを使うので、自分の納得のいくものを描くためにはなるべく早い時間、遅くても午前中に書かないとなかなかうまくいかないということがあり、今日はいろいろなことが尾を引きすぎていてどうもうまく書けない感じなので何を書こうとしたかだけメモしておこうと思う。
一つは「転向論」に関連して、共産主義というのはキリスト教と同じように「救済」的思想である、という指摘を受けて「救済とは何か」について考え始めたこと。割と日常的に「救われる」というけど、精神的に救われるというのはまさに「地獄に仏」みたいなもので、やはり救済してくれる存在があるということなんだろうと思った。傍目には恵まれている「ジークアクス」のマチュが日常がどうしても不満で、それがジークアクスに乗って赤いガンダムのシュウジとともに戦うことで「キラキラ」が見える、このキラキラが欲しくてシュウジに執着する、という展開になっているわけだけど、つまりはこの「キラキラ」が救済なのだよなと思う。
で、救済というのは何かと論を展開するところなのだが、「救済」というものを「光」と表現することは多い。ということは、聖書創世記の最初に「光あれ」と神がいい、「すると光があった」というのは、つまり世界は最初から救済されている、という意味になるわけだ。もちろんこの救済された世界から人間は追放されるから、「救済をむざむざ捨てた罪ある人間」ということになるのがキリスト教の人間観な訳だけど、「本当は最初から救済されている」というのが大事なところなんだろうと思う。
あと思ったのは、昨日のブログ/noteにも書いたけれども「ただひたすらに夢を目指す」ことが救済への道なのではなくて、「地に足をつけて日々をフルに充実させて生きる」ことが救済への道なんだ、みたいな考え方が割と最近強くなってるのかなという感じはした。まあ、天国は人の心にあるとか、青い鳥はここにいた、みたいな話だと言ってもいいけど、「ふつうの軽音部」に出てくる曲の歌詞で言えば「ここにしかないどこか」に救済はある、ということなんだろうと思う。
まあこの辺の話をつなげて書こうと思ったのだが、ちょっと今はHPが足りない感じなのでまた改めて書ければ書きたいと思う。
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