「ジークアクス」第10話を見た:シャリア・ブルのマチュに対する「同類」としての共感/「龍と苺」のシンギュラリティ/文章を書く順番/梅雨入り/単話買いと雑誌買い/日本映画の「枕詞ショット」
Posted at 25/06/11
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6月11日(水)雨
昨日梅雨入りが発表されたが、今朝は暗いうちからずっと雨が降っている。気象アプリを見ると特に4時台に強く降っていて、夜中の11時ごろからトータルで30ミリくらい降っているのだが、私が5時前に起きてトイレに行ったりお茶を飲んだりしていたときに結構降っているなと思ったけれども5時を過ぎて車で出かけたときには土砂降りに近いふりになっていたので、4時台が一番降ったというのはちょっと意外だった。ただこういうのは瞬間的な激しさは必ずしも反映しないから、車のワイパーも最高速で動かしていた時もあったけどほとんど停めていた時もあったので、総量としては4時台の方が降ったのかな、とも思った。
コンビニでちょっとマガジンを立ち読みし、サンデーとカフェラテを買う。マガジンは「不滅のあなたへ」が終わったので一応買うのはやめようと思っているのだが、面白いと思う作品もある。この作品(一応名前は出さない)はずっと本誌では読んでいるのだが単行本を買うまでには食指が伸びない、という感じで、アニメも録画はしたけど少ししか見てない、という感じだ。ジャンプに連載されていた「約束のネヴァーランド」もそういう感じで、最初は連載だけ読んでたが孤児院のカラクリに気付いて子供たちが脱出し、協力的な鬼たちに助けられて人間たちの世界に脱出を目指す、というという展開になったあたりで結局全巻買ってしまった。
しまった、ということはないのだが、もちろんマンガを買う資金的にも限界はあるので、というようなことである。これもアニメは録画はしたのだが、もう一つ響かずにまだ見ていない。まあ、そういう作品でも後で見てみたらすごく良かったということもあるからまた見るかもしれないのだが。
しかし立ち読みしたマガジンの作品の今話、実は結構気に入ってるなと帰ってきてから気付いたので、結局マガポケで単話買いした。単話買いと雑誌買いのどちらがお得か、みたいなことも考えだすとキリがないのでとりあえずこれはこれで。
サンデーは「龍と苺」243話が良かった。AIに山野辺本人の人格が復活したように見えるし、それを開発者たちが「シンギュラリティ」と表現しているのもアツい。私も山野辺本人?が現れた、と思った瞬間に「シンギュラリティ」という言葉が浮かんだので、うひゃ、と思った。いや未来編どうなるかと思ってたけど本当に面白くなってきた。
https://www.sunday-webry.com/episode/2550912965602501559
後、サンデーでは「マンガを描くマンガ」の「かくかまた」を時々読んでいたが面白そうなので、時間があるときに最初から読み直してみようと思う。
昨日はブログを書いてから「救済について」というテーマの文章を書いていたのだけど、なんとなくどちらも中途半端になってしまったのだが、今朝はアイデアがあったので先に「救済について」を書き、一区切り(といっても第1章第1節くらいな感じだが)つけてからブログ/noteの方を書き始めた。この方が書きやすい感じがする。文章を書くのも試行錯誤だなと思う。
テーマについて書くのは集中力が必要だから早い時間の方がよく、ブログ/noteの方は書きたいことを書き切りたいから後の方がいい、という感じだろうか。今日は良くても明日うまくいくかはわからないが。
***
https://www.gundam.info/feature/gquuuuuux/
「ジークアクス」第10話「イオマグヌッソ閉鎖」、録画で見た。巨大兵器ソーラレイとシャロンの薔薇(の中に眠る「向こう」から来たララァ)、語られるシャリア・ブルの過去とシャアとの関係、そして「空っぽ」であることが「似ている」シャリア・ブルとシャア、そして彼の語りに共感するマチュ、渡される拳銃。一方キシリアにすっかり懐いてしまったニャアンと、特命の「使命」。置いていかれるエグザベとコモリたち。
今回の展開で一番印象に残ったのは、誰に対しても反発していたマチュがシャリア・ブルに懐いたということかなと思う。コモリにもいかにも親しげになっていたけれども、シャリア・ブルの真意がギレンとキシリアの同時排除にあったのだけどその向こうにある本当の目的が「ニュータイプが自由に生きられる」ことにあった、というのはなんというかシンとしてしまう。
キシリアに懐いたニャアンがエグザベのチキンライス食べたいという天然のイケメン仕草に明確に拒絶するのも面白いが、ニャアンがダマスクローズの香水を与えたられたりの、なんというか「本物の贅沢を味合わせられたらあっという間に落ちる港区女子」みたいな感じで、ちょっと痛々しい感じがした。
なかなか真意を見せなかったシャリア・ブルがマチュに心を開いて「自分は空っぽだった」という話をするのは、お互いニュータイプだからそのうちバレるということもあったかもしれないがマチュの信頼を得るためという以上に同類としてのマチュに期待するもの、思うものがある、ということのように読み取れた。ニュータイプであり、「空っぽ」である同類として。
ニャアンの「居場所」が偽物っぽいのに対して、マチュの居場所が本物っぽく見えるのは、酷いゼグノヴァ(サイコミュ=ニュータイプの感応派(テレパシーとかサイコキネシス的なものを起こす体外に作用する脳波的なもの?)事故)を起こしたニャアンの所業に対して「なんて酷いことを」と普通に怒っていることで、マチュはマチュが自分自身を生きている(多分今までなかなかそうはならなかった・屋上でアンキーと話してるポップな水着姿のマチュなんかは割と本来の姿っぽく感じるが)感じがする。シャリア・ブルもエグザベを体を張って止めてまでマチュを行かせようとしているのだからシャリア・ブルの真実も多分同じところにあるのだろうという気はする。
キシリアはギレンを秒殺したが、その後で一体何を実現しようとしているのかがよくわからない。ニュータイプを兵器として駆使したいという感じはわからなくはないが、それによって何を為そうとしているのか。まあ色々とわからないことはまだ多いが、次回がマチュとニャアンのガチのモビルスーツ戦になりそうで、それは楽しみだなと思う。
***
日本映画と欧米の映画の違いについて、次のポストが面白かった。
https://x.com/korimakorima/status/1932416906457444639
洋画を見ると、せわしないというか宗教画を読み解くように全てに意味があると考えないといけないけど、日本映画には意味がないけど調子を整える、という映像がある(上のツイートでいう「枕詞ショット」)という指摘である。映画や漫画でよくいう「つなぎ」の「絵」である。
それではそこに映っているのは本当に何も関係ないかといえばそうではない。意味はなくても確かにそこにあるものが写っているわけだから、逆にいえばその映画の世界を成り立たせている、「背景にある世界」そのものが切り取られてそこに描写されている、ということなのではないかと思った。
つまり、外国映画は目的合理主義的に全てが計画されているような感じで、日本映画の方は性急にそこに行かないで適度な「間」を取る、ということなのだと思う。そういう「間」が逆にいえばその作品の「日本らしさ」を生み出しているという指摘で、「間」の取り方こそが「粋」の基本にあるものなんだ、というふうにいうのもいいかもしれない。
文章を書くときも、私はその場においては割とどうでもいいことでもちょっと挟みたくなることが多いのだが、それが私なりの「間」の取り方なのかもしれないなという気がする。上達したいものである。
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