「100カノ」歌うことの意味/「ジークアクス」マチュの異能/「Bの星線」巨女子の系譜/「ふつうの軽音部」矢賀と彩目とアップデート/あーしちゃん語録/「滅国の宦官」美男美女の宝箱/「カノッサの屈辱」から「フィレンツェ共和国」へ

Posted at 25/06/05

6月5日(木)晴れ

今朝は放射冷却か、10度以下まで下がったのだが、起きた時には汗をかいているくらいだった。布団の外に出て居間に入ってから「あれ?今日は割と気温が低いんじゃないかな?」と思ってiPhoneを見たら10度ほどだったので、ああこれはよく眠れたということなんだなと思ったり。資源物を出す準備をしたり(主に牛乳の紙パックを数本分切り開いた)、車で出かけてヤングジャンプを買ってきたり、職場で少し用事を済ませたり。ヤンジャン、ジャンプラ、Dモーニングと読みたいものを大体読んだが、今日はヤンジャンが良かった感じ。

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「キングダム」は戦国七雄の一国・韓の滅亡という大事をどう描くかというのは苦労があるんだろうなあと思う。流石にあんなに城内不統一の状態で開門するというのはありえない気がするが、先の展開を待ちたい。「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」が奇姫回で「歌うことの意味」について考えているのが良かったなと思うし、「相席いいですか?」で仙水が自分に向けられた柊さんの好意に気づいたり、「のあ先輩はともだち」で大塚の妹のれにが「自分がすぐ起こることがよくないのかな」と呟いてミカがズキューンとくるところとか、「バツハレ」の「和光の良さ」を語り合うところとか、そういう大人ラブコメ系の作品が割と良かったのもあるし、「4軍くん(仮)」「カテナチオ」「ダイヤモンドの功罪」のスポーツ系も良かった。ヤンジャンは最近ちょっと勢いが止まってきたかなという印象があったのだけど、好きな展開になるところが重なるとやはりまだまだ読み応えがあるなあと思う。

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昨日は夜「ジークアクス」がAbemaTVで見られることに気づいて第1話「赤いガンダム」を見たのだが、かなり面白かった。昔のガンダムシリーズを知らなくても十分面白いと思う。マチュの天才、というか異能ぶりがこれだけでもわかる感じ。私は6話から見ているので、あと2〜5話の4話分をみれば一応このシリーズには追いつけるという感じなので、時間がある時に少しずつ見ておきたいと思う。

昨日は午前中に松本に整体に出かける。少し出遅れたので間に合うかと思ったが少し前に覚えたショートカットを使ってだいぶ時短になり、数分前に着くことができた。やはり睡眠の質が悪いということを指摘されてまあ本当にその通りだなと思うのだけど、やはりもっと体を動かさないといけないということだなと思う。ただ操法を受けたおかげもあって、昨日はよく眠れたということはあった。帰りにスーパーで買い物し、地元に帰ってきてから直接ツタヤへ行って、ジャンプコミックスを10冊買った。

本誌連載作品では「SAKAMOTO DAYS」22巻、「あかね噺」17巻、「キルアオ」10巻、「Bの星線」1巻。の4冊。

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「Bの星線」はベートーヴェンが現代に甦ってピアノが弾けなくなったピアニスト高校男子と向き合う、という話で、ジャンプの文化系マンガはなかなか続かないなと思いつつベートーヴェンのキャラが面白いから読んでいるという感じなのだけど、あまり意識していなかったが話中に華鳳院桜花という巨女子が出てきていて、そこが一部の層に受けているらしいということを最近知った。巨女子といえばジャンプラの「ハイパーインフレーション」のダウーとか「サンキューピッチ」の阿川先生とかを書いている住吉九さんが思い浮かぶが、最近割と同好の士が見られる性癖ジャンルらしくTwitterでも話題になっていた。

ジャンプラ連載作品では「株式会社マジルミエ」17巻、「ラーメン赤猫」11巻、「ふつうの軽音部」7巻、「FIRE BALL」4巻、「滅国の宦官」1巻、「ドリブルヌッコあーしちゃん」1巻の6冊。見つからないのがあったので後で探すことにしてとりあえずこれだけ買って帰って昼食。

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「ふつうの軽音部」7巻はなんだか毎回感想を書いていたので全体的にというのはまた書こうと思うけれどもおまけマンガの矢賀と彩目が同じコンビニでバイトする話が面白く、また田口が不運に遭っていたのには笑ったが、アップデート堀井のイベントに二人で行く展開は可笑しかった。イベントは11月9日と書いてあるのでハロウィンライブの現時点(10月26日)では未来のことになるわけだが、バイト自体はすでに一緒にやってるんだろうなとは思う。ついついこういう細かいことが気になってしまう。

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「ドリブルヌッコあーしちゃん」は始まった当時、結構コメント欄に酷いことを書かれていたのだけど、最近は落ち着いてきて、「あーしちゃん語録」に注目する人が増えてきた。なかなか順位は上がらないが、今までなかったような雰囲気の漫画ではあるので、楽しみにしたいと思う。

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昼食後に少し他の用事をしてから別の書店に出かけて探したら、「鶴子の恩返し」5巻があったので買った。これで買おうと思っていたものはコンプリート。以前はツタヤの方が品揃えが良かったのだが、最近は部数が出てなさそうなのはないことが多くなってきた。やはり田舎なので揃わないこともままあり、以前は東京に行った際に買っていたが最近はAmazonで注文することが多くなった。「鶴子の恩返し」は前作の「もえばな」の時から読んでいた作者さんなので、納得感のあるエンドになって良かったなと思う。

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その他昨日読んだものでは「滅国の宦官」が良かった。オスマントルコ帝国らしき宮廷(架空の国ということになっている)のハーレムでの新人宦官と問題児の女官たち、そしてそこで起こる数々の事件、みたいな話なのだが、かなり面白い。原作が「英雄機関」の蔡河ケイさん、作画は「終末のハーレム」の宵野コタローさんで、宵野さんのコメントに「新たな境地に挑むジャンル」「美男美女を描きまくりたい」とあって確かに、と思った。「終末のハーレム」は年々厳しくなる性的表現のネットでの規制の中で頑張っている印象はあったが、女体のエロチシズムの表現という点では前作よりも今作の方がさらにアップしているように思う。また宦官の美しさも素晴らしく、第1巻にはまだ出て来ないがリブゥというキャラがよい。

トルコのハーレムというのもヨーロッパ人が妄想で描いたものと実際とでどのように違うのかはよくわからないが、架空のと銘打ったのはやはり現実よりは物語的なものに取材した部分が多いということなのかなとは思う。主人公も弱気(げ)に見えて案外強かなので、この先の展開が楽しみだ。やばい美男美女の宝箱という感じではある。

***

「近代イタリアの歴史」を読んでいて自分には知らないことがあるなと再確認することがいくつもあるが、フィレンツェやトスカナ地方の歴史について、特に中世の経緯でそうなのかと思ったことがあったのでメモ。

フィレンツェはエトルリア時代にも町はあったようだが直接の起源は紀元前59年にカエサルが退役軍人たちへの土地貸与によって植民都市が形成されたことだという。ローマ帝国の分裂後、トスカナも西ローマの領域になったわけだが、その後は東ゴートやビザンツ、ランゴバルドに征服された後、フランク王国の領土になり、シャルルマーニュによってトスカナ辺境伯領が置かれたのだという。この封建的地方国家は11世紀にも続いていて、叙任権闘争の際に教皇グレゴリウス7世が皇帝ハインリヒ4世を破門したとき、教皇はトスカナ(女)伯のマティルデ・ディ・カノッサの居城であるカノッサ城に滞在していたため、有名なカノッサの屈辱事件が起こったわけである。

このマティルデが事実上最後のトスカナ辺境伯であり、1115年に彼女が死去して後継者が亡くなった辺境伯領は神聖ローマ帝国の領域になったり教皇領になったりしたが、すでに発達し始めていた都市(コムーネ)は徐々に独立性を高めていくわけで、フィレンツェではこの1115年が「フィレンツェ共和国」の成立の年とされているのだという。カノッサの屈辱とフィレンツェ共和国の成立がそのように繋がっているとは知らなかった。

その後、13-4世紀にはフィレンツェも他のイタリア都市と同様教皇派と皇帝派の争いに巻き込まれ、教皇派が勝利したもののまたその中で白派と黒派に別れた党派闘争が続いたことはよく知られている。ダンテは富裕市民派の白派に属していたがやがて封建貴族派の黒派がクーデターで権力を握り、ダンテは追放される、というようなことがあったわけだ。

この辺りのフィレンツェの都市史の年代感覚がこの本を読んだのと調べたのとで割と明確になったのは良かったなと思った。


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by Luke Peterson

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