面白かったマンガ:「リアル」「だんドーン」「チーリンは溜め込むタイプ」/「ナチスは左翼である」というテーゼ/田舎がいやすい理由/小冊子を作る

Posted at 25/05/29

5月28日(木)曇り

毎日天気に曇りと書いているが、本当に曇っているのがなんとも言えない。雨も時々は降るけれどもそんなには降らないし、晴れもしない。だから草刈りなどの作業には都合が良いと言えばいいのだが、このところなかなか朝文章が書けないのでそういう作業をする時間も無くなってしまう。いろいろなかなかうまく回せられない。

書いたものをまとめて冊子にしようと思って「ふつうの軽音部」の感想を少しまとめてみたのだが、もう少し一貫性のあるものをまとめた方がいいんじゃないかと思い、それならA4二つ折りで16枚くらいの文章を書いてそれで一冊作ればいいかなと思った。計算すると400字詰めで30枚くらいになるのでそれなりの分量だ。短めの論文とかコンパクトな短編小説のサイズ。毎日3000字とか書いてるけど量としてはその4日分くらいか。その量の文章を書くのは少し時間がかかる感じはする。毎日一本とかは専従でないとできないだろうと思う。

3000字の文章なら多分大体こういうことを書こうと決めて書けば大きな計画をしなくても書けなくはないのだが、12000字になると流石に多少の準備は必要だなと思う。頭から書き始めて書き切るには少し長い。毎日書いている内容とのペース配分の問題もある。ちょっとやり方を考えようと思う。

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今朝は朝起きたのが4時半過ぎだったのだが、実はうたた寝してしまって居間のソファを立ち上がったのが2時を過ぎていたので寝床では2時間ちょっとしか寝てない。うたた寝をやめてそのまま寝ればいいのだが、こういう癖はなかなか治らない。

5時過ぎに車で出かけて少し離れたセブンでヤンジャンとカフェラテを買う。インド人ぽい店員さんがコーヒーのカップを出してきたので「カフェラテですよ」と言ったらそうですねすみませんとはにかんだような笑いでカップを取り替えてくれて、割と好感度があった。東京とかだと外国人店員でもめちゃくちゃ愛想の悪い人が結構多いから、こういうのは田舎の方がいいなと思うところでもある。

実際、スーパーとかで買い物をしていても周りが結構こちらに気を遣ってくれる感じがするのだが、東京だとどこへ行っても若い人本位、若い人優先みたいな雰囲気があり、こちらが結構気疲れする。田舎がいやすいと感じるのは年配者に気を使う文化がまだあるからなんだと思う。こういうのは若い頃はあまり気が付かなかった。

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Twitterのタイムラインでは「ナチスは左翼である」という雁琳さんのテーゼが論争的に扱われていて割と面白く、私も結構いろいろコメントしたのだが、まとめて書くには大変かなという感じでとりあえず今日は描かないけれども、マルクス主義者だった人が現実の運動に挫折して現実的な方向性に変えていく中で生まれた一つの方向性が民族主義的な要素を取り入れて行ったり労使の協調主義=コーポラティズム的方向だったりする中で、その中で出てきたのが社会党員だったムッソリーニだったりするわけで、左翼と右翼はもともと同じ卵から孵った、みたいな考え方はできるのだよなと思う。

伝統へ帰れと主張する反動的なスタンスや復古主義と、ナチスのような「右翼」は全く違うわけで、1930年台の「革新」の時代にはどちらにいくのも権力側から見れば「アカ」だった、というのはそうだよな、と思う。ピエール・ビエトリーとかジョルジュ・ソレルあたり、もう少し知っておかないとなと思った。

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https://shonenjumpplus.com/episode/17106567266123220968

今朝読んだマンガで面白かったもの。ジャンププラスでは読切の「チーリンは溜め込むタイプ」。感情を溜め込んでしまうと爆発するチーリンと、思ったことを全部口に出してしまうコーザの恋愛。この二つのアイデアで最後まで突っ走ってしまうと思いきや、思いがけない人が思いがけない行動を・・・まあこの辺りは少し突飛な感じもするのだが、ラストをこういうふうにまとめるためには仕方ない、という感じはする。まあそこでちょっと逸脱感はすごく、コメントもそういうものが多かったけれども、むしろそこに可能性があるのかもしれない、と思うところもあった。

https://comic-days.com/episode/2550912965752687292

モーニングでは「だんドーン」が良かった。話は薩摩を離れて長州の話になっているが、桂小五郎と幾松の仲に伊藤俊輔が一役買ったエピソード、かなりよかった。幾松は芸者だが機転が効いて桂の危機を何度も救っているし、最終的に桂=木戸孝允の妻になっている。「だんドーン」は女性作者ということもあって幕末の女性の描き方も上手いと思うのだが、今回は史実に準拠しながら説得力のある話に作り上げていてとても良かった。

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ヤングジャンプでは「リアル」が良かった。101話。いつも読んでる作品ではないのだが、今回はなんとなく読んだのだけど、車椅子でバスケットを頑張っていたがために褥瘡に気づかず、再入院した高橋。自己嫌悪と情けなさと、思い出と周りの配慮と愛情。最悪の時の存在の哀しみとだからこそ気づけるもの。こういう描写は井上雄彦さんの実直な線で読むと素直に感動する。よかった。

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