「全部ぶっ壊す」コンビの新作「野球・文明・エイリアン」が面白かったので山岸菜さんの旧作の体操マンガ「ムーンランド」を読んだらどハマりしてしまった

Posted at 25/05/18

5月18日(日)曇り

昨日は午前中家の中でいろいろやっていたら外出する時間がなくなった。だいぶ雨が降っていたけれども帰る頃には止んでいた。いろいろ仕事をして家に帰ってきてふとテレビをつけたらブラタモリをやっていたので見た。宮古島の回。これは録画したほうがいいなと思い途中から録画。次週の分も録画したが、これはしばらく毎週続くのだろうか。毎週予約にはしなかったのだが、また来週確認しよう。

昨日の夜というか今日の午前0時には「ふつうの軽音部」の更新がなかったので今日はゆっくりだなと思いながらレトルトのカレーを食べながら冷蔵庫のもので夕食を済ませつつ残っていた日本酒を飲んだ。

https://shonenjumpplus.com/episode/17106567265642185993

ジャンププラスの土曜日の更新もさて何を読むかと思っていたのだが、何で気づいたのか忘れてしまったが新連載の「野球・文明・エイリアン」という作品が「全部ぶっ壊す」のへじていとさんと山岸菜さんというコンビであることに気づいて読み始めたらめちゃくちゃ面白いというか、どうしてこういう発想になったのかという頭のおかしい奇想天外なストーリーで面白かった。あっという間に読んだが初回掲載が97ページというのも頭のおかしい量。神宮球場で偶然出会い27ページ目には同棲していて40ページ目には空間に穴が空いてどこか知らない惑星に飛ばされている。コメントを読んで気づいたがサブタイトルが「第一打席・ワームホールにご注意ください」だった。

主人公は普通の理系大学生と野球狂の女の子のカップルというだが、彼女が一生懸命楽しそうに野球の話をしているときの擬音が「やきゅやきゅ」というのも可笑しい。最終的には異惑星でエイリアン(地元・の惑星人)に野球を布教するという奇想天外な展開でまさに「野球・文明・エイリアン」という「異彩三刀流」だった。「文明」はまだこれからかもしれないがどうなるか。

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なんというか面白さを説明しにくい作品なのだが、このコンビの前作の「全部ぶっ壊す」も18話分無料公開されているということで久しぶりに最初の数回を読んでみたのだが、面白かった。単行本は全部持っているのだが、内容は忘れていた部分が多かったけれども、異世界で「魔王」と「勇者」が相打ちになって、勇者が兄に、魔王が妹という双子になって現世に転生するという話なのだが、魔王がなんでも破壊する魔法を使えるという設定で、「それを破壊するか?!(笑)」と思うようなものを破壊して問題を解決していく日常コメディ、という感じである。2021年の連載開始だから3、4年前の作品だが、今読んでも面白い。

そこまででも十分面白かったのだが、作画者の山岸菜さんの旧作「ムーンランド」も25話無料公開されているということで読み始めたのだが、これにハマってしまった。

https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156641674566

この作品は高校の体操部の話なのだが、「自分の身体を自分の思い通りに自由に動かしたい」ということだけを考えている少年が、競技としての体操との関わりの中で一段階上の体操に目覚めていく、というのがメインストーリーである。どんどん読んでしまって25話もあっという間に読み終え、26話から42話まではジャンプラのアプリに課金して読んだのだが、考えてみたらこれはレンタルしかできなくて48時間しか読めないから、それなら単行本で読んだ方がいいと思ってKindleで6巻から9巻までをダウンロードした。今見ると26話に課金したのが22時29分、42話に課金したのが23時36分で、Kindleにダウンロードしたのはそのあとなわけで、読み終わった頃には1時半を過ぎていたが、感動が残った。

連載時期は2018年の12月から2020年の11月の79話まで、コロナ禍で東京オリンピックが中止になった頃である。考えてみたらその次のパリオリンピックがもう行われたわけだからだいぶ前の作品なのだが、とても面白かった。

それぞれのキャラクターがそれぞれに挫折体験を持っていたり、気の強いキャラが実は相手にリスペクトを持っていたり、内面描写も複雑である。私は主人公のキャラクターやその「思い」にも強く惹かれるところがあったが、ライバルキャラである堂ヶ瀬兄弟のツンデレというか、実はお互いにリスペクトしあっていたのが大事なところで明らかにされる展開がとても良かったと思う。

個人的には単なるクラスの女王様キャラだと思っていた伊集院奏子がその内面が現れる場面で主人公の天原満月(みつき)の言葉に励まされ、ストレートに満月に惹かれていく展開がなんというか懐かしかった。女王様キャラが出てくるマンガというのを最近読んでなかったからかもしれない。ストーリー全体のヒロインは同じ体操部の陽田あかりなのだが、マンガ全体のヒロインと主人公にガチ恋するヒロインというのが別建てというのは「2.5次元の誘惑(リリサ)」でもそうだったけど最近の流行りではあるのかもしれないという気はする。

その他の体操部のキャラクターたちも皆いいし、1年の先輩たちや1年の初心者の九藤臣(くどう・おみ)も読者の目線に立つキャラとして良いバイプレイヤーになっているなと思う。

今年初めて知った作品の中でも屈指の面白さだと思うのだが、4巻までは紙の単行本も出ていたけれども5巻以降は電子しか出ていないそうで、これは勿体ないなと思った。すごい内容の割にはもう一つ人気が出なかったということなのだとは思うが、ちょっと残念だなとは思う。「ふつうの軽音部」の最新66話でライバルキャラの鷹見の少年時代の記憶で、自分がかっこいいと思っていた兄のライブを同級生に批判されて泣く場面があるのだけど、その気持ちが少しわかった感じがする。自分がとても面白いと思ったものがあまり評価されていないというのは、自分が面白ければいいはずなのだが、やはりとても残念にも思うところはある。私自身としては、さくらとミツのコンビが日本代表で活躍するのも読んでみたいなあと思う。

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