小泉進次郎氏が農業政策のトップに:農業担当の泥臭さと政治的リスクにどう立ち向かうか/草刈り・事務用品・1000円札

Posted at 25/05/22

5月22日(木)曇り

昨日は午前中松本の整体に出かけた。一応普通の時間に出たのだが、到着した時は結構余裕があった。ある程度行き方のコツというかペースが掴めてきたかなという感じはする。高速と違って下道はいろいろ気を使うことが多いけれども、どのあたりでどういう状況になりやすいとかそういうことがわかってくると、山麓の田舎道を走るのもある種味わい深いという感じが出てくる。

帰りにスーパーとホムセンに寄り、風呂掃除用のデッキブラシを買ったり革手袋を買ったり。これは草刈りようなのだが、普通の軍手でもいいのだけど棘のある草とかを処理するときには革手が欲しい。最近は最初から革手でやっていたけどこの時期にはまだその手の痛い草が多くはないので普通の軍手の方が作業しやすい感じはある。昼食の買い物をして帰りかけると、事務用品の大きめの店を見つけ、ちょっとワクワクして入ってみる。色々な文房具というのは見ているだけで楽しいのだが、ファイルボックスとかはちゃんとしたのがちょっとお高めであるだけだったので昨日は買わなかった。最初から寄るつもりで時間をとって見てみるのも良いかもと思ったが、それほどでもないかもしれない。難しいところ。

帰ってきて昼食、午後に不動産関係で現地で人に会い、また銀行へ行ってお金を入れたり出したり。なるべくキャッシュレスでSuicaかクレジットカードで支払うようにしてはいるのだが、どうしても1000円札の支払いは無くならないのでいつも多めに1000円札を用意はするのだがすぐになくなってしまう。とはいえ10000円札は財布にないと落ち着かないし5000円札も何かの時に必要になるので2万円少しは財布の中に入れておくことになる。以前は3万円ちょっと財布に入れておいて「1万円しかないんですが・・・」みたいなやりとりをよくやっていたが、相手に手間をかけさせないためにこちらで用意しておくという心構えが正しいのかどうか、とか考え始めるとこれも難しいなと思ったり。

仕事中は、整体に行った日の疲れが出る感じがちょっと強く出て対処に困ったが、まあなんとか乗り切った。

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https://mainichi.jp/articles/20250521/k00/00m/010/163000c

「米は買ったことがない」発言が炎上して事実上更迭された江藤農林水産大臣に代わって小泉進次郎氏が起用された。小泉さんは農政関係を頑張っていたということは知っていたのでまあなるほどと思う人事ではあったが、自民党の農林部会長の時はJA改革を行おうとして「骨抜きにされた」と言われているけれども、まあ実態はどうかわからない。「米の価格を下げる」という課題が石破内閣の存続のキーみたいになって来ていて、それに当たる担当者になったということは失敗すれば評価は下がるがうまくいけば評価は上がり、「石破内閣の次」が狙える可能性はある。

彼は夫婦別姓を唱えるなど社会政策的にはあまり賛成できないのだが、農政に関しては生産者が農業を続けられるような状況にしつつ消費者の目線も取り入れた農政運営ができるのかどうかが鍵になるなとは思う。ただ、農業政策というのは気候や市場環境など不確定な状況に左右される面が多く、また既得権益も多いし基本的にほぼ自営業者がやっているものだから、商工業のように施策を打てば大手から下請けまで打てば響くように業界が動く、みたいなことは難しい。

逆に生産者側の既得権益に乗っかる形で農政族とかになれば生産者側・JAの代弁者的なポジションである意味安泰というところはあるのではないかと思うが、農政に「改革」を掲げる進次郎氏は煙たがられるだろうし、また部会長の時は「海千山千の世界で鼻であしらわれた」のかもしれない。その時と違うのはおそらくは「国民の期待」は彼の背中を押すだろうということはあるし、担当大臣の重さはまた違うだろう。

旧ソ連でも農業担当の政治局員というのは割合鬼門で、なかなかトップに立てないと言われていて、アンドロポフやチェルネンコが短命政権に終わった後、農業も担当していたゴルバチョフがトップに立てたのはかなり巡り合わせが良かったからだと言われていた。日本の農林(水産)大臣で兼任以外でその後首相になれたのは第二次岸改造内閣の福田赳夫、福田赳夫内閣の鈴木善幸、第二次中曽根改造内閣及び竹下内閣の羽田孜、麻生内閣の石破茂の4人だけである。

逆に首相候補・大物政治家と言われながら首相になれなかったのは河野一郎、安倍晋太郎、中川一郎、渡辺美智雄、加藤六月、中川昭一となるほどと思われるメンバーが並んでいる。特に河野一郎は日ソ漁業交渉で日ソ国交回復の先鞭をつけたり日本政治への貢献度は大きかったと思うが、佐藤栄作の牙城は崩せなかった。

小泉純一郎氏は「自民党をぶっ壊す」と宣言し「郵政民営化」一本勝負で国民の支持を得て郵政改革を成し遂げてしまい、日本の新自由主義政策の象徴的存在となったが、見かけ一本勝負のようにも見える進次郎氏が泥臭い農政という世界でどれくらいの成果を上げられるのか、お手並み拝見という感じだろうか。

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