春先の身体の大掃除/同志社国際事故にみる私学教育の理想とスタンダードを育てる公立の違い/「社会保障のどこが問題か」/「戦国北条氏」/アメリカとイスラエルの共同軍事作戦は史上初
Posted at 26/03/18
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3月18日(水)晴れ
今朝起きた時、そんなに寒いと思わなかったが、気温を見てみると今のところの最低気温はマイナス0.9度なので、やはり春先の冷え込みはある。ただ、天気図を見ると典型的な春の移動性高気圧と低気圧の図なので、春だなあと思う。今日の予報も午前中は晴れて午後は曇り、夜には雨になるとのこと。この雨で寒さは緩むという感じなので、三寒四温がそろそろ本格的な春に移行するという感じかなと思う。
私は基本的に花粉症は出てないのだけど、春先は鼻がくちゅくちゅする感じはある。くしゃみもでる。あまり意識してないが花粉は飛んでるんだろうなと思う。ただ結構ひどい時期はあって、奥多摩の方に行ってひどい目に遭った時はあった。あれは多分90年代前半なので30年以上前の話だが。まあ出ないでくれるのがありがたいのだが。
いずれにしても、そういうことだけでなく春先に体調的な不調になることは結構多くて、昨日整体の本を読んでたらそれは春の大掃除だ、というようなことが書いてあり、まあそう思っていれば気が楽だということはあるからそう思っていようと思う。どうしても、いろいろ考えることが多いのでそれが体に負担になっていることはわかっているのだが、それがこういう季節の変わり目には現れるのだと思う。腕の痛みもまだ抜けてはいないが、今日は松本に整体に行くので良い方に変わればいいと思う。
昨日は会計関係の仕事があったのでそこで出てきた疑問というかあるはずなのに見つからない書類を、午前中は探していたりした。「どこに分類するかは難しいけど大事な書類」というものがあり、それをどこに分類するかが難しく、ここだと決めておいておいたりしても、どこに行ったのかわからなくなったりする。だから「どこに分類するかは難しいけど大事な書類」というファイルを作ってそこに入れ、そのファイルを置いた場所を忘れないようにわかりやすくしておけばいい、ということを昨日は考えていたりした。整理下手が考えそうなことだなと思ったりはしたが。
なんだかんだやっているうちにお昼近くになったので慌てて駅前のスーパーまで車を走らせて天ぷらとおひたしを買って帰り、お昼にした。午後も書類を探したり本を読んだりして、裏の畑に竹を切りに行って戻ってきて入浴など。仕事場に行ったら新しい仕事の話がガラケーのSMSに届いていて、電話して打ち合わせなど。その後会計事務所の人が来て自分の確定申告の話と決算の話など。
夜はご飯を食べながら報道ステーションなど見ていたが、見る気を無くして途中で消し、本を少し読んだりしてからうたた寝して1時ごろ入浴して寝た。ストーブの灯油が切れていたが廊下のポリタンクも空になっていたので、起きてから給油することにした。
今朝は5時前に起きたが少しネットなど見て車で出かけてサンデーを買いに行き、帰ってきてブログ/noteを書いている。
***
同志社国際高校の話はまだいろいろと出てきてはいて、タイムラインなどを見ていてもなるほどなあと思うことが多い。教育という基本的には善意の営みは、さまざまな思想や運動の餌食になりやすいことは確かで、それを守る側が保護者であるべきか国家であるべきかまたは子供本人であるべきか、などいろいろ論点が多い話なのだけど、社会システムの中でも子供とお年寄りは相対的な弱者であり、それでいて子供は社会の将来を担う存在であるのでいかに育てるかということも重要ではあるので、さまざまな干渉も当然あるわけである。
子供は個人としてどう育ってどう力を獲得してどう社会の中で生きていくか、というのが基本的な教育の個人にとってのプロセスであるわけだけど、社会の側からすればどのような個人を育ててどのように社会を維持していくかというのも大きな問題であるわけである。その社会のコンセンサスというのものは時代によって動いていくけれども、社会を維持するという点で一致していく必要はある。ただ社会に不満を持つ人は当然いるし、社会の中で自分の置かれた階級的或いは地域的な現実を打破するために自己鍛錬して階級上昇を図る人もいれば、大きな才能を持っていてそれを社会がどう育てるかが問題、という人もいたり、一人一人人は違ってそれらの人が社会を作るという基本的なことがそれぞれ難しい。
社会を形成するスタンダードな人間を育てる、というのが基本的に公立学校の役割としてあり、また数も多いからそれが定式化されてそれを守って子供を育てることができるというメリットはあるが、それが機能不全になったりその枠に当てはまらなかったりすると厳しくなったりはする。
逆に子供をそうしたスタンダードには当てはまらない、それぞれの理想を実現する目的でそれに適した環境で個性を伸ばしていこうということで私立学校に入れる場合もあり、確かに個性を育てるということはできるかもしれないが、世の中のスタンダードから見ればいかがなものかという教育が行われることもあって、その辺が今回の同志社国際の研修旅行(修学旅行)には如実に現れてしまっている、という感じがある。
キリスト教の理想で子供を育てるという趣旨によって、多様な教団が戦時中に合併してできた日本基督教団の中にはやはり良くも悪くも多様な人材がいて、過激な直接行動を是とする牧師が学校側と連携して米軍と日本政府に対する抗議行動の前線を見学させるという試みが行われそこで事故が起こったというのは、そうした教育の理想が優先されて軽率な判断が行われた可能性を感じさせる。特にそうしたカリスマ性のある指導者(船長の牧師)が先頭に立つとき、周り(引率教員)はものを言いにくいという雰囲気もあったように状況を見ると察せられる。
この全体図を見るときに何をどう改善していくべきかというのは、もちろんこうした旅行行事において法令を遵守し世間的な常識の範囲内でやってもらえれば良いということになるわけだけど、修学旅行で民泊が行われるということなどは、やはり危うさを感じさせる。これはよく問題が起こるアメリカなど英語圏でのホームステイもそうだけれども、善意で面倒を見る人だけでなくお金目当てでまともにやらない人もいるし、場合によっては悪意を持ってそれに漬け込む人もいないとは言えない。プロの旅館業者であれば大問題になるところが、「ハズレを引いた」という形で個人の被害で済まされがちになる場合が多いのも問題はある。新しいことをやればいいという問題ではないのだが、「お仕着せのスタンダードは面白くない」という先入観が学校側にも保護者や子供にもあると、そうしたある意味奇を衒った方に道を踏み外すことは往々にしてあるのだろうと思う。
国家や行政による私立学校に対する指導は公立学校に比べればかなり弱いので、その辺りもちょっと制度的になんとかしたほうがいいところがあるのではないかと思うのだが、そうなると「教育に対する国家統制の強化!」「戦争への道!」みたいな騒ぎに恐らくはなるので、なかなか手をつけにくいのだろう。ただこれはそんなに遅くならないうちに手をつけるべきことだとは思う。
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Amazonで注文していた山下慎一「社会保障のどこが問題か」(ちくま新書)が届いたので読み始めた。社会保障制度についてのさまざまな問題を取り上げているが、「勤労の義務」を「呪縛」と解釈しているのはちょっと受け入れ難いなという感じもある。制度としての社会保障を使いやすくすること自体はいいのだが、働く人がいなくなれば社会保障制度そのものを支える人もいなくなるわけだから、労働者優先主義は当然だ、というかそこが「制度へのただノリをなるべく少なくする」ということにおいて最低限の防衛ラインだろうと思う。まあまだ読み始めたばかりなのでその問題がどのように扱われているかはわからないが、ただ法学の立場からというところが自分があまりそういう発想がないので勉強になるかなという気はしなくはない。社会保障制度が持続可能でなければ利用者の便宜の問題などは問題として有効性を失う。
ただ、社会保障制度がいろいろな意味で利用しにくいというのはもちろん理解できる。手続き的に複雑だし何を利用可能なのかとかも結局専門職の人に聞くしかないのだけどこの本によれば専門職の人も把握し切れいないところがあるということなので、その辺のところは実際に母の介護にこの制度を利用している立場からも意味はあるかもしれないと思う。
また、社会保障制度を利用することの心理的抵抗感というものについては私はほとんどないのだが、世の中には確かにそういう人もいるらしく、高市総理のご主人の山本拓さんなどもかなり抵抗感を持っていて、高市総理が忙しい中介助に当たっているというのだけど、その辺は逆に積極的に制度を使って貰えば啓蒙になるとは思う。使うべきでない人が使うのも問題だが、使うべき人が使わないのも問題なのだが、その心理的抵抗感が憲法の「勤労の義務」規定にあるという考えはおそらく法学に偏った考えであり、もっと違う文化的なレベルの問題だと思うから、その辺の疑問はまた読みながら感想として書いていきたいと思う。19/261ページ。
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山口博「戦国北条氏」、第二章の北条氏綱のところを読んでいる。マンガ「新九郎奔る!」では子供なのに異様にしっかりした長男として出てくるのだが、読んでいると初代宗瑞(早雲)と違って最初から戦国大名としての振る舞いで出てくるので、他の大名との合従連衡や古河公方やその分裂系である小弓公方との形式的な臣従関係の構築や破棄など、関東の戦国模様として面白いのだけど、その中で鎌倉の鶴岡八幡宮を再建したり関東管領を自称したり、まず第一に北条氏を名乗ること自体から、関東の覇者となることを目標に定めている感じが面白いなと思った。
鎌倉公方系の古河公方や小弓公方、関東管領の山内上杉氏やそれに対応する扇ヶ谷上杉氏、配下である太田氏や遠山氏など江戸時代にも聞く名前が色々出てくるが、源氏系の名門守護である甲斐武田氏や駿河今川氏などとも対抗したり連合したりしながら、文化的な面でも覇を競っているのは宗瑞ー氏綱の元々の伊勢氏が在京の幕府政所執事の一族であったという利点を最大限で活かして京都と連絡をとっているということだなと思った。北条の名乗りをどう認めさせどう浸透させたかというのが割と面白いと思うのだが、氏綱は正式に左京大夫の官職を得て、格としては今川や武田に匹敵する存在になったわけで、そういう経緯ももっとはっきりしてくると面白いだろうなとは思った。
伊勢氏の一族や宗瑞の正室の小笠原氏の一族なども小田原に下って氏綱に仕える例もあるのを読んでいると、氏綱も単なるベンチャー企業(ある意味幕府内起業だが)の2代目という感じではないなと思う。
宗瑞の章の締めは太平記の件や禅との関わりなど文化的な話で締められているが、氏綱の章の締めは虎印判や伝馬制、また武蔵や相模における支城制の構築など広域支配に伴う制度整備の話に当てられているのが氏綱らしいという感じだろうか。75/284ページ。
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イラン戦争について、篠田英朗さんの指摘が重要だと思った。今までアメリカはイスラエルと共同で軍事作戦を行ったことはなかった。それが今回、イランという共通の敵に対して、ついに共同で軍事作戦を始めてしまい、結果的にイスラエルがやめるまでアメリカは引けなくなってしまった、という話。
言われてみればアメリカが軍事作戦を起こすときはイスラエルは参加せず、イスラエルが軍事作戦を行うときは側面援助はあっても直接協力することがなかったのは、アメリカがイスラエルの戦争に巻き込まれることを慎重に避けていたからだ、というのはなるほどと思った。
今の状態はアメリカの国益というよりもイスラエルの要求を断れなくなっていて、イスラエルに引き摺り回されている感が強い。その状態のアメリカに協力することはかなり厳しいのが実情だろう。日本は付かず離れずくらいの感じをうまく保たないといけないとは思うが、さて。
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