辺野古沖抗議船転覆事故と同志社国際高校礼拝での「イエス・ホームレス・キリスト」説教/赤飯2100人分廃棄の文部官僚と食と教育に対する洞察不足/「戦国北条氏」と「新九郎奔る!」の新九郎盛時/雑記
Posted at 26/03/17
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3月17日(火)晴れ
今朝の最低気温はマイナス0.7度。それでも着実に春に向かっていて、冬枯れた土の上に草の芽がどんどん出ていて遠からずまた草刈りが必要な日々になるのだろうなと思う。冬枯れのうちに片付けておきたかったところはやりきれていないところが多いが、少し余裕が出てきたらそういうところも片付けていきたいと思う。草はまた生えては来るのだが。
昨日は午前中にブログを書いた後、決算の書類の作成の作業であちこちへ。とりあえずそれを終えてからノジマ電気に行って固定電話器をみたり。東京のファックス付き固定電話の調子が悪いので電話のみのものに替えてしまえと思っているのだが、なるべく安いものがいいなと思って探したのだけどどれも1万円を超えているのでどうしようかと。ネットで見たらかなり安いのもあるので、リアルでそれがあれば良いしなければまた考えようと思っている。それからスーパーに行ってお昼などの買い物をし、さて銀行へ行くかと思って駐車場に車を止めてから、通帳を持ってきていないことに気がついた。
最近はどうもこういうことが多くて、いくつも用事を済ませようとすると何かが抜けるし、それが銀行の何かであることが多い。以前はよく銀行に通帳を忘れたりひどい時にはキャッシュカードを忘れた時もあった。そう言えば現金を忘れたこともある。いや、あれはさすがに機械トラブルだったか。とにかくそういうことが多いのだが、やはり事務という仕事にちゃんと集中していないのだろうなとは思う。
仕方がないので実家に帰って案の定テーブルの上に出しっぱなしだった通帳とハンコを持って銀行に蜻蛉返り。お金をおろして新札に両替などしようと思い、案内の人に「両替機は1万円札の新札が出ますか」と聞いたら出ないという。1万円に両替するというのはほぼ新札に両替する以外に利用がないと思うし、以前はどの金種も新札が入っていたので、どういうことかなとは思う。新年にこの地方銀行が第二地銀と合併して行名が変わったことも一因かなとは思うが、紙幣が新しいデザインに変わってからあまり新札を見なくなっているので、日銀自体が新札の発行をコントロールしているのかもしれないな、と思ったり。そのほか積み立てを振り返る用事などあったので番号札を取って順番を待ったが昨日は相当混雑していて待ちくたびれてしまった。とりあえず仕事を終えて帰宅したらお昼をかなり過ぎていた。
昼食後少し仕事のことなど考えていたが、待ち合わせの時間になったので作業場に行ってちょっと仕事の話をし、再び銀行に行って受け取ったお金を入金。帰ってきて、ようやく仕事が終わったなと一息ついてから、裏の畑に行ってまた竹を切ったり。
夕方になって、さて本来の休日を楽しもうと「戦国北条氏」を読み始める。北条早雲=伊勢宗瑞=新九郎盛時については「新九郎奔る!」で知った知識が多いので、まだ物語は伊豆に討ち入り足利茶々丸を追った(物語上では明応2年=1493年9月)ところなので、それ以降のところを読んでいると知らないことが多いし、なるほどそういうこともあるのかと改めて感じさせられる。(伊豆討ち入りはコロンブスがアメリカに到達した翌年ということになる)
いくつかへえっと思ったことを書いておくと、茶々丸が伊豆半島を出て八丈島に移っていた時期があるとか、それが戻ってきて甲斐武田氏の元へ行き、最終的には明応7年(1498年・バスコ・ダ・ガマがインドに到達した年)8月に亡くなって伊豆制圧が完了したとかのあたりのことで、宗瑞が何度も八丈島に接触したり兵を送ったりしていることなのだが、いくら伊豆とは言えそんな離島を制圧する必要があるのかと思っていたが、これは相模湾の制海権を握るためだということがわかり、かなり納得した。調べてみると相模湾の次は江戸湾に進出し、そこで安房の里見氏の水軍とかなりやり合っていることがわかり、こうした戦国時代の水軍の戦いというのはあまり意識してないけどかなり重要なのだなと思ったり。
振り返って考えてみると、マンガでも京都から新九郎たちをはじめ一族郎党が駿河に入る時には必ず船でやってきているので、当時も太平洋の水運が重要だという描写はあった。読み返して出港した港が伊勢だったのかとか確認したいと思ったが探している時間がないのでまだ確認できていない。また、これは調べてのことだけど、安房の里見氏がなぜ戦国大名として自立できたのかというのも水軍無くしては考えられないなと改めて思ったりした。
もう一つは宗瑞の人柄を表すものとして「早雲寺殿廿一箇条」についての記述があり、ずいぶん細かいことを言っている印象なのだが、これはマンガでも新九郎は自ら屋敷の雑巾掛けをしたり障子の穴を繕ったりする細かいところのある人間だという描写があって、こういう人物像がこの「廿一箇条」に由来するものなのかもしれないなと思ったりした。これ自体は本当に宗瑞が書いたものかはわからないようだが、分国法的な要素もあるとのことなので、研究の進展が待たれるなとも思った。
また、「太平記」には「今川本」と言われる写本は宗瑞が自ら類書を集めて校訂した本だとのことで、それを足利学校に送って学僧に校訂を求めたり、それを知った甲斐の穴山信懸がわざわざ借り受けて書写させたりという交流を生んだりもしているというのもへえっと思った。
検地も早い時期から行っていて、これは戦国大名で最も早いものだと言われているようだが、いろいろな面でやはり面白い人だなと改めて思った。第一章「将軍近臣からの転身」読了。47/284ページ。
それにしても、ただ新書を読んで感心している私とは違い、史書を渉猟してこれだけの作品を書いている漫画家さんというのはすごいなと改めて思う。ゆうきまさみさんについては呉座勇一さんも称賛しているのを読んだことがあり、ますます楽しみになってきた。
***
福島県いわき市教育委員会の赤飯2100人分廃棄の件だが、教育長側としてはあくまで配慮不足であり、赤飯廃棄はやむを得なかった、というスタンスでいくようだ。
https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1773644779463/index.html
https://x.com/mamiananeko/status/2033553275342164400
しかしこれは当日の、しかも赤飯が炊き上がった後の決定という最悪のタイミングであり、そんな状況で中止すべきではなかっただろう。批判を恐れての措置だと思うが、それに伴って起こる問題についてあまりに思慮が足りないように思う。
3月11日にこの献立が出るということは前々からわかっていたことであり、一本の問い合わせ電話によって過剰反応したという慌てぶりがやはり腑に落ちないところがあり、そこに「表に出せない勢力からの圧力」を読み取る人もいるが、私自身としてはとりあえずそこまで読み取らなくてもいいのではないかとは思う。ただ、この教育長が文部科学省から出向した人であり、4月からの文部科学省復帰を控えているとか、また現市長自身も元文部官僚であるということを考えると、ちょっと違った図も見えてくるだろう。
要するに、給食など食に関する理解と教養に、日本の現状の文教行政は大きく欠けているところがあるのではないかということである。
当然ながら、食というものは人間の身体を養うもので、人間生活とは切っては切れないものである。その重要なものを「追悼の日に赤飯はそぐわない」という一人か二人の判断で2100食分を廃棄するというまさに暴挙に出たわけで、給食を作っている現場の人たちにとってはやり切れない思いがあっただろう。
これは何回か書いたが、市長が「そんなもったいないことを」というような趣旨のことを言っていたように、現場の人にとっては「ちょっと引っかかる人もいるかもしれないけど卒業の祝いだということ、また赤飯は例年出されているものであることをよく説明して理解して貰えば良い」ということであり、また一番肝心なのは東日本大震災直後の被災地の極端な物資不足の中でろくに物も食べられなかった記憶を共有していれば、食品廃棄こそが天に唾する行為であると考えられるかもしれないという発想が及ばなかったことである。
また、これはツイートにもあったが、亡くなった人たちに追悼の意味で赤飯を備えるという文化もある。そういうものを全てすっ飛ばして廃棄したということを正当化するとしたら、「追悼の日にめでたいものを食べてはまかりならん」というある種の「追悼イデオロギー」であり、「赤飯2100人分廃棄というキャンセルカルチャー」が決定されたのは、現場とはかけ離れた机上の空論で出された結論であろうということだと思う。
教育現場に携わっている人の多くが感じているように、文部科学省から天下ってくる政策は現場の要求に応えていないことが多く、多様な学校や生徒や保護者の実態を見ていずに、産業界の要請やら官僚のポイント稼ぎに利用しているだけに見えることが多い。今回も「追悼イデオロギーに反する行為で大減点だ!」という恐れでいきなりキャンセルに及んだという印象が強いが、例えば小学校の英語と中学の英語の連携の無さによって大量の英語嫌いの生徒が生み出されていることなど、実際の弊害はかなり大きいものが多いわけである。
食に関してもイスラムのハラル食を食べさせるとか無農薬野菜を契約するとか「公教育における世俗性の確保=宗教の排除」や科学的根拠のない無農薬野菜の優位性など、疑問の残る政策が多く実施され、また憲法の平等原則に反する「女子枠」などの問題もあり、文教行政全体が見直されなければならないところに来ていると思う。
ただ、教育というのはどこの国でもイデオロギー問題が付き纏うので、本当に後世中立な教育というものは難しいのも現実である。「社会の厳しい現実」から離れてある種の理想を追求する場が学校教育であるという面もあるから、現場感覚みたいなものよりもイデオロギーが優先され、「いじめはない」という実態を無視したイデオロギー的理想の元に犠牲になる子供が多く出ているという実情もあるわけである。
この辺りは食や教育に対するある種哲学的な考察、或いは洞察力の不足に由来するものだと思うのだが、話が大きくなるのでその辺はまた論じたいと思う。
***
https://www.sankei.com/article/20260316-73V5C6N5INLS7NVU5OQ62T2CY4/
学校教育に関しては、昨日もまた重大事故があった。沖縄に研修旅行(修学旅行か)できていた京都の同志社国際高校の生徒が参加した「平和学習」のプログラムで米軍基地・キャンプシュワブ沖のいわゆる「辺野古」海域を海から見学するために乗船した抗議活動に使われる船が転覆し、活動家で牧師の船長と女子高生の二人が亡くなったという事故である。
これはネットでは非難が集中し、私が投稿したツイートでも投稿後半日余りで28万以上のアクセスにのぼるという多分初めてくらいの規模の反応があった。
https://x.com/honnokinomori/status/2033505366575906889
私の感想は上のツイートの通りなのだが、いろいろ見ていると信じられないような杜撰で、学校側と活動家の側の癒着としか思えないような、また生徒の安全や何かあった場合の対応や補償について何も考えてなかったのではないかと思われるような実態が見えてきている。
修学旅行というのは、上のツイートにも書いたが、私が高校教員をやっていたときにもその担当を経験していて、非常に大きな行事なわけである。東京駅や羽田空港に集合させるところから始まり、解散まで気の休まる時がない。生徒の安全も重要だし、生徒がトラブルに巻き込まれないように、また逆に生徒が問題を起こさないようになど、徹底的に気を使う。担当者は実施の半年くらい前に実際にコースを周り、食育がテーマの場合は実際にそのメニューを食べたりもする。当然、船に乗るような安全性が問われる学習コースがある場合には、実際に乗船したりもするだろう。私も担当の時には本当に疲れて、修学旅行が終わった後、一緒に担当した人と旅行に出かけて羽を伸ばしたくらいだった。
この「平和学習」ではたとえば公立高校ではあり得ない、営業許可を得た運行団体ではない活動家団体の抗議活動に使われる船に乗船させ、事故調査に当たった海上保安庁の船さえ転覆するような悪天候の中、釣り船のような船に10数人も乗せて海に出るというのはちょっと何をどう考えても受け入れ難いやり方であったとしか言えない。学校も、その依頼を受けてこれを実行した活動家団体も、場合によってはこうした無謀なコースを受け入れた旅行会社も、責任者が罪に問われるのはもちろん大きな賠償責任を負うことになるだろう。
よくわからないのではっきりとしたことは言えないが、こうした米軍基地の沖合で抗議活動などの危険な行為を行う船舶に、何かあった場合の保険などかけられるということが想像しにくいし、その辺のところをどう考えてい他のかもわからない。何もかも言語道断という印象を受ける。
なぜこのようなことが起こったのかはこれからの原因究明を待ちたいとは思うが、同志社国際高校は平和学習の研修旅行を大きくうたっているので、それも生徒募集の一つの謳い文句なのだと思うのだが、キリスト教系の大学の附属高校でもあり、キリスト教関係者の力は強いように思われる。
https://x.com/mamiananeko/status/2033538551602991140
今回の操船責任者は船の所有団体である「ヘリ基地反対協議会」に所属していた活動家で牧師の船長だったようだが、この活動家の牧師はもともと東京の明治学院の牧師であり、従来から同志社とは繋がりがあった人物であるようである。
https://www.doshisha.ac.jp/attach/page/OFFICIAL-PAGE-JA-173/139656/file/119DR.pdf
上のPDFによると、2004年には同志社国際高校で講師として招かれ、礼拝時に「イエス・ホームレス・キリスト」というかなり思想の強そうな説教を行なっている。こうした関係を踏まえると、今回の講義船乗船もこの牧師と学校側との個人的なつながりから依頼された可能性がかなり大きいのではないかと思われる。
これらは状況証拠に過ぎないので、学校側が今日の記者会見でどのような発表をするかを見守らないといけないが、この平和学習がこうしたいわばズブズブのつながりの中で「関係性を重視したあまり結果的に安全性を軽視した形で行われた」ものであったのではないかという疑いを強く持ってしまう。この船に同志社国際高校の教員が乗船していなかったのも、この牧師への「信頼」のためだったのではないかと思えるわけである。
私自身はこうした米軍基地に対する沖縄の抗議行動についてはやはり限度を超えた部分があると思うし、「平和学習」と称して活動家として若い人を引き込もうとする動きに対しては反対する意識が強いが、そのことを抜きにしてもこうした安易な形で重大な事故を招いてしまったことは学校側も活動家の側も深く反省し、謝罪し償ってもらうしかないと思う。
同志社国際は関西ではかなり人気のある学校であり、また半数を帰国子女が占める学校であるそうなので、関西でも階級的にも上位の家庭から進学する学校なのだと思うし、またそういう人々がこうした思想に被れやすいというのも一つの実態としてはあるので、今回の事故の投げかける波紋はかなり大きいだろうと思う。
亡くなられた女子生徒さんのご冥福をお祈りします。牧師さんについては言いたいことはいろいろあるが、亡くなった方への礼儀として、お祈りしたいと思います。
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