高市総理施政方針演説と春秋左氏伝と中国の衆院選工作/「ふつうの軽音部」99話/BC級戦犯裁判の理不尽/女子枠/世界的に若年失業率が高い中でなぜ日本だけが売り手市場なのか

Posted at 26/02/22

2月22日(日)晴れ

今日はニャンニャンニャンで猫の日、というのを聞いたことがあるが、2026年2月22日なのでかなり2が多い。7分の5である。2月は令和になって天皇誕生日があるので一月に2回休日があり、双方とも日本の根本を偲ぶ日になっているのでよくいろいろなことを考えるのかもしれない。月末には2月26日もあり、そういう思考はプラス面だけではないのだが、日本について考える2月ではある。

高市総理の施政方針演説で「春秋左氏伝」が引用され、「信もって義を行い、義をもって命を成す」と述べていた。これは恐らく「国民の信頼をもって正しいことを行い、その正しさをもって内閣の使命を成し遂げる」というようなことを言いたいのだろうと思う。つまり、総選挙の大勝をもって国民の信任を得られたので国民との約束である公約実現を図り、その公約を実現することで日本の未来を切り開く、というようなことだろう。他の部分ではそういう引用はなく冒頭だけだったのでちょっととってつけた感はある気はするが、春秋左氏伝の文脈を考えるといろいろ興味深いところもあるらしく、あえて漢文を使うのも中国を意識したところがあるのかなという気はした。

その中国だが、総選挙に対してはかなりの工作を仕掛けてきていたようだ。やはり台湾有事発言があったから高市政権へのネガティブキャンペーンを仕掛けたということらしい。

https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00020520W6A210C2000000/

この記事の内容はへえっという感じだが、ロシアがアメリカ大統領選に仕掛けた程度のことは中国もやってるんだなという感じではある。新しいのはAIがかなり盛んに使われているということだろうか。ノリが中国の外務省や大使館が仕掛けてきた高市攻撃と基本的に変わらないので、工作アカウントだなと認識はしないまでも相手にする必要がないアカウントだなということは感じ取れる、というようなものである気がした。結果的にもほとんど影響は及ぼしてない感じではあり、中国としては失敗としか言いようはないだろう。

はっきりいえば稚拙な工作でレベルとしては2000年ごろにネットで話題になっていたロボットの「先行者」みたいなレベルだなと思うのだが、20年少し経ってみると中国のロボット技術の進展は著しいわけで、より日本研究が進むともっと巧妙なレベルの工作を仕掛けてくる可能性はあるので、警戒はしておかないといけないなとは思う。

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https://shonenjumpplus.com/episode/17107094914454640828

ジャンププラス、「ふつうの軽音部」99話。今回の主人公は七道高校「とがなくてしす」のベース、二楷堂まわり。まわりの個性というのは今まで掴みにくいところはあったが、今回は彼女のきつい過去も描写され、(いじめ、母親の病(死?)、ベースへのこだわり、部内での孤立)その鬱憤全てを込めて「ベースで殺す」という勢いで演奏する有様が描かれて、強い衝撃を周りに与えていた。鷹見と乾、元と行哉の関係も面白いが、このまわりが桃に(恐らくは初めて)バンドを組みたい、と呼びかけたのが魂がロックだなという気がし、それを桃がどう受けるかというのは興味深いなと思った。

そして演奏が終わったときにレイハが鳩野を連れて戻ってきて、ボーカルの部長に「一曲歌わせてくれ」と申し出る展開は完全に予想外で、いつもいい方向に話の展開を外してくるのがすごいなと思う。

そしてこの曲が「はーとぶれいくで歌う、バンドのボーカルとしての鳩野の「嘘のなさ」に心を動かされた「負けず嫌いな」レイハの「返答」でもあり、「一番わがままな私」を二人に見せるため、というのが面白いと思った。

https://shonenjumpplus.com/episode/17106371853064392379

というのは、鳩野がボーカルに開眼したきっかけがレイハだったからであり、公園で弾き語り修行をしていたときにばったりあったレイハの歌とギターを聴いて「もっと自由に、もっとわがままに歌っていいんじゃないか?」と思ったということがあり、「もっと傍若無人に、もっと厚顔無恥に」歌うことを目指して、つまりは「わきまえ」ずに歌うことが鳩野のボーカルを魂の籠ったものにした、ということがあるからである。

だから「わがまま」というのはここでは全面的に肯定的な言葉であり、その本領を自ら発揮するのだ、と読者に向けて宣言しているわけだから、これは嫌が上にも期待が高まる。そして毎回次回のサブタイトルを公開しているこの作品で、時折それがない時があり、それがない時は大体すごい展開、いわゆる神回になっているわけである。しかも、次週は連載第100回。いろいろな意味で注目せざるを得ない展開だなと思った。

また、毎回アプリのコメント欄では演奏曲の予想が出てくるのだが、鳩野の歌唱曲が「アイラブ言う」であることを当てた人は誰もいなかったのに対し、今回の「ストラトキャスター・シーサイド」はかなり多くの人があてていて、それだけベースが印象的な曲なんだということだなと思った。ライブの動画を見るとかなりすごいなと思うので、音源もいいがライブ動画が割とおすすめだなと思う。

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昨日はいくつかツイートがプチバズっていてこういうことに皆さん関心があるんだなと思ったことがいくつかあるのだが、一つはこれ。

https://x.com/honnokinomori/status/2025222304373043310

BC級戦犯の裁判では、戦争中にたまたま軍に、それも捕虜管理関係の仕事に関わっていただけで死刑を含む非常に厳しい判決が下った例が多く、これもまた一つの例だろうと思う。とりあえずこういうことは常識だと思っていたので反応があったということはむしろ知らない人も多かったのかなと感じた。当たり前だが(本当は当たり前じゃないけど)そういうことは学校では教えないので、終戦当時の連合国の理不尽さとか復讐主義的な対応というものはいろいろと語種になっている。一番有名なのは「私は貝になりたい」という映画なのだが、こういう作品ももう忘れられているのだろうなとは思う。

https://amzn.to/4s1cMP7

私もあまりしっかり調べたわけではないので情報提供にとどまるのだが、ノンフィクション系としては下のものが参考になるのではないかと思う。

https://amzn.to/3Os6aed

いずれにしても、小林秀雄がいうように、敗戦に際し多くの国民は「黙って処した」のだ、ということがよくわかるような記録であり、その無念を我々は忘れてはいけない、とは思っている。

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もう一つは女子枠の問題。

https://x.com/honnokinomori/status/2025188633461105013

ちょっときつい口調で書いてしまったのでやや反省はあるのだが、こちらも世間的に大きな関心がある問題だなと思う。アメリカなどではすでにアファーマティブアクション自体に違憲判決が降ったりしているから、周回遅れの日本が何を今更はじめているのかとは思うが、これは「中国への贖罪意識」から謝罪外交を要求するリベラル的なメンタリティと重なるところがあり、「女性への贖罪意識」から現代の男子学生を供物にしてフェミニズムに許しを乞う中高年男性の自己満足(しかも自分の地位は失われない)に過ぎないと思う。国が一度音頭をとってしまったことを変更するのは難しい面はあると思うが、今までできなかったことをやるのが高市内閣への期待でもあるので、この制度もぜひ撤廃してもらいたいと思う。

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https://x.com/supremeeigo/status/2025019520445022717

あと、空前の売り手市場になっている新卒の就職に関して。「氷河期世代」の困難を知っている世代としては、現代の若者がこういう状況になっていること自体は良いと思うのだけど、氷河期世代のための施策ももっとなされていいと複雑な気持ちになるところはある。ただそれとは別に、世界的には若年失業率が高く賃金も上がらない中で日本がこの状況になっているのはなぜか、というのは言われてみるとなぜなんだろうという感じはした。

そしてこのツイートについているリプライの意見が本当にそれぞれで、これについては定説がないのだなということがわかり、また興味深いなと思った。

私が説得力を感じたのはまず「円安」であることで、ドルベースの賃金としては決して高くない、という主張。そして人手不足を見越して新卒に投資せざるを得ないので氷河期世代の賃金を上げずに新卒の給料をあげているという話。もちろん少子化による人手不足もあるし、外国人労働力をさらに導入するという政府決定もある中で、日本人の幹部社員候補生を確保したいということはあるだろうと思う。

また、工場労働者などに対してはアメリカなどでは勤続年数の長い方を保護し短い方からレイオフが行われるということがあるが、日本では中高年からリストラが行われる、という労働慣行の違いもあるだろうとは思う。

我々もバブル世代と言われ恵まれているとよく言われていたが、バブルジュニアくらいの今の若者世代がまたラッキーなくじを引いているというのもなんというか巡り合わせなのだが、高市内閣にはこれ以上階層格差が開かず国民的な一体性を保つという視点も大事にして、諸改革を行ってもらいたいと思う。

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今日は疲れが出ているのと時間的余裕がないのとでなかなか議論を深めることが難しいのだが、この辺りで。

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