「ふつうの軽音部」96話:「恋は人を強くする」/作者同士のやりとり/鳩野が久しぶりに歌った/総選挙のテーマは国民生活もあるが第一に外交安全保障/候補者の若返りと女性進出

Posted at 26/01/28

1月28日(水)晴れ

昨日は午前中ブログ/noteを書いた後、懸案を片付けようと思って各所に電話したら思ったより簡単にスムーズに話が進みそうなのでかなり安心した。それから銀行に行って記帳して、西友で買い物をしてクリーニングを出しに行き、帰ってきて昼食。疲れが出て午後は少し横になっている時間があり、作業場に行って漫画の整理をしようと思ったのだが肝心の整理リストを忘れたのでただ横になって音楽を聴いていた。出かけるのが思ったよりバタバタの時間になってしまったが1000円札が足りないということがわかったのでもう一度銀行へ行って6000円だけおろした。

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https://shonenjumpplus.com/episode/17107094913779623046

25日に更新された「ふつうの軽音部」の96話「大嘘を歌う」を何度も読み返し、また感想が書かれたブログやnoteなどを読んだりもするのだが、今回はいろいろと反響が大きいようだ。やはり作中で主人公の鳩野が歌うと反響が他の回と全く違う感じがする。私自身も実際に受けるインパクトが全く違うのでやはりすごいなといつも思う。

今回は元歌を歌っておられる「忘れらんねえよ」の柴田さんがTwitterで直に感想を述べ、それにマンガ原作者のクワハリさんが答えるというやりとりがあり、なんというかお互いの真摯さがすごいなと思った。

https://x.com/wasureranneyo/status/2016135961151996294

https://x.com/kuwahali/status/2016169669435261119

この曲はもちろん素晴らしい、というか凄いのだが、そんな個人的な動機で作られたものだとは思っていなかった。MVも「この人たちモテないだろうな」と思うアイドルオタクの男性たちが総出演という感じで、これはオタクを消費的に扱ってるのではないかという意見もnoteにはあったが、消費とかへったくれとかはどうでもよくて、「愛を持つ」ということ、「愛を伝える」ということがとにかく凄いことなんだ、というメッセージが強く伝わるものだった。そしてその結果「速攻爆死する」こともめちゃくちゃありそうだということは、自分自身が爆死経験が何度かあるからよくわかる。また、この人たちにこの勢いで来られたら女性の方は怖いだろうなということもわかる。いわゆる「恋している男のキモさ」ということそのものがテーマになっているのが凄いなと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=uU-Ui0aPT3c

主人公鳩野は女子だから状況は違うのだが、自己認識としてはそれに近いものがあって、水尾のことが好きな自分を「キモい」とか「殺してほしい」とか言ったり喚いたりする。これはある意味「恋している男」が鳩野に投影されているわけだけど、それをストレートに男で表すのでなく「ふつうの軽音部」の主人公の「迫力あるボーカリスト」である「鳩野ちひろ」が歌うことで昇華される部分があり、その愛の純粋性のみが剥き出しになるという仕掛けになっているわけである。

この形を変えた告白のような歌唱の結果がどうなるのかは「わからない」わけだが、作中でドラマーの内田桃が言うように、結果がどうであっても「きっとはとっちは強くなる」と思われるわけで、そこが信頼されるところでもあるのだなと思う。そしてそれは、その強い気持ちを持つ男子たちにとっても、その人のことを本当に思い、やることをやった上での恋とその告白なら、結果がどうあれ、その人が傷つくだけではなく、強くなれるよ、と言うメッセージでもあるわけである。まあまずは恋人になる以前に仲良くなる努力をしないといけないのは言うまでもないし、それをしたところでうまくいくとは限らないのは当然のことなのだが。しかし、この恋がうまくいくといいなと読者みんなに思わせるところが、この96話の評価にもつながっているのだろうと思う。

そう言うわけでこの作品は「軽音部」を舞台にしていることもあり、いわゆる邦ロックが色々なキャラクターによって歌われ、特にライバルバンドの「プロトコル」の鷹見が歌う曲は読者の注目を集めるし、私も好きな曲が多いのだが、やはり鳩野の歌う曲は何か違う感じがする。それで、作中で鳩野が歌っている曲を取り出してiPhoneのmusicで「鳩野ちひろ歌唱曲」と言うリストを作ってみた。カウントしてみると、この「アイラブ言う」でちょうど20曲目である。

1 andymori 「everithing is my guitar」     1巻8話
2 Hump Back 「拝啓、少年よ」            2巻13話
3 あいみょん 「君はロックを聴かない」        2巻15話
4 ナンバーガール 「透明少女」             2巻16話
5 syrup16g 「生活」                 2巻17話
6 ACIDMAN 「赤橙」                  2巻18話
7 スピッツ 「スピカ」                 2巻20話
8 a flood of cirdle「理由なき反抗(The Rebel Age」3巻25話
9 Mr.Chilrdren 「名もなき詩」            3巻28話
10 ELLEGARDEN 「ジターバグ」             4巻36-7話
11 THE BLUE HEARTS「リンダリンダ」          5巻40話
12 andymori 「16」                  6巻50話
13 サバシスター「覚悟を決めろ!」            7巻60話
14 ナンバーガール「IGGY POP FAN CLUB」 7巻61話
15 東京事変「閃光少女」                 7巻62-2話
16 GLAY「誘惑」                    9巻76話
17 くるり「ばらの花」                  9巻77話
18 POLYSICS「Let'sダバダバ」             9巻82話
19 DOES「曇天」                    9巻特別編(ジャンプ本誌出張版)
20 忘れらんねえよ「アイラブ言う」           未収録、おそらく11巻96話

と言うリストになるのだが、2巻と3巻に曲が続いているのは初ライブで失敗した鳩野がボーカル修行を思い立ち、永井公園で毎日弾き語りをすると言う修行パートで歌われる歌が並んでいるからである。逆に話が進行してくると、鷹見の回想がメインになる8巻では歌う場面がないし、まだ出ていないが3月4日発売予定の10巻も鳩野たちの谷九高校と同じ中学だった巽レイハの七道高校との合同ライブの場面とレイハや水尾の過去話が展開するのでやはり歌う場面がない。つまり、今回の「アイラブ言う」は満を持して、というか、鳩野ファンにとってはなかなか歌わない飢餓状態に読者が置かれた中でついに歌った、という曲でもあるので、そのカタルシスたるや、ということになっている面もあるのだろうと思う。というか、私はそうだった。

で、私はもともと車の中とかではたまにラジオをつける以外はほとんど「ふつうの軽音部」関連の曲を聴いているのだけど、このリストで聞いてみるとかなり純度が高いというか、マンガの場面も鮮明に思い出せるし、やはり主人公力というものはすごいなと思った。このマンガのファンの方にはぜひお勧めしたいリストである。次回の更新も待ち遠しい。

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総選挙が告示され、街頭演説や選挙運動も本格化してきた。投開票が2月8日だから選挙運動期間は後11日。まさに短期決戦で、逆に言えば各自治体の選挙管理委員会は準備に大童だし、投票用紙等の印刷もまだ終わらないうちに期日前投票が始まるという事態になっているようである。私も週末は東京に帰る予定なので、その日程で期日前投票を済ませてこようと思っている。

今回私が投票する東京15区(江東区)は6人が立候補していて、うち4人が女性である。江東区はもともと保守地盤が強いところなのだが、近年は保守政治家同士の激突や自爆によって山崎・木村・柿沢と言った有力候補が退場し、前回は立憲の酒井氏が当選し、3位の自民の大空氏が比例復活している。大空氏も「あなたのいばしょ」というNPOをやっていた人だから従来の保守政治家とは全く違う。

今回は中道に加入した酒井氏と自民党の大空氏が中心となる争いで、他に参政・維新・国民・減税日本ゆうこく連合の候補が出ているというオールスターキャストの感がある。社民・共産・れいわが出ていないのでリベラル・左派票はかなり酒井氏に集中することが予想はされるが、公明の支援を受けることを従来の支持者がどう評価するかという問題もあるようには思う。少し前の江東区の選挙を考えるとかなり様変わりした感があり、ある意味豊洲などの湾岸の住民の意向に近いのかなという気はするが、元々は下町なのでしっかりした保守が出てきたらどうなるかはよくわからない。最後に出てきた減税日本ゆうこく連合の吉野氏は元は参政党の共同代表も務めた人らしく、参政党の候補との間でどう票が割れるかという問題もありそうだ。

で、候補者の年齢は最後に出た吉野氏を除けば一概に若く、大空氏が27歳、国民の深見氏が32歳、中道の酒井氏が39歳という主要候補の若さである。吉野氏が58歳、参政の鈴木氏が46歳と平均を上げているので平均年齢は40歳を超えたが、少し前の江東区の選挙では考えられない若さで、シルバー民主主義とはどこの話かという感じではある。

そのほかでも東京13区(葛飾区)の候補者は国民の候補が31歳、自民現職が35歳で平均は30代になっていて、若い政治家(候補者)は多いなというのが印象である。逆に実家のある長野4区は現職の自民議員が70歳で国民・共産の新人がそれぞれ46歳。まあこのくらいが標準的な選挙区だろうか。特に都市部においては女性進出・若返りが進んでいるという印象が強い。

もっとも今回の選挙戦での争点は政治の若返りとか女性進出とかののんびりしたテーマではなく、物価高対策とか労働者の手取り増加とかの国民生活の問題ももちろんあるけれども、財務省の単年度予算主義を是正した上での国民・国土防衛のための外交安全保障政策など、大変な国際情勢の変化への対応が急務だろうと思う。中国での政変はかなり深刻なもののようだし、イランの国民虐殺やロシアのウクライナで非人道的な作戦も問題だし、ヨーロッパはグリーンランド問題で大騒ぎだが、トランプが再構築しようとしている世界像がどこに落ち着くのかがよくわからないところが大きく、その中ではやはり強力な指導力を持つ政府が望まれるのは言うまでもない。朝日新聞やれいわが「高市首相は白紙委任を望んでいる」云々と言っているのは「支持率下げてやるww」の足の引っ張り方の表れであるが、どちらにしても強力な政府指導部ができないとこの難局を乗り切るのは大変だろうと思う。

できれば自民党が過半数をとって維新と合わせて安定多数を取るくらいの勢いがあると良いのだが、ここにきて中道野田共同代表の統一教会との関わりが取り上げられてきたり、流れとしては自民有利な方向性が作られつつある感じがあって、なんとかなるといいなとは思う。しばき隊や立花隆氏のような撹乱要素がどちらかというと押さえ込まれている感じがあるのも今回の選挙の重要度が反映されている感じはする。

短い選挙戦だが、ここ数年の日本の命運をかける選挙でもあると思うので、自民党にはしっかり頑張ってもらいたいと思う。


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