少年サンデー連載「シテの花」をめぐるおどろきの事実/「本当の自分を確立する」ことと「自然体の自分が力を発揮できる」こと/自民党支持率40%超えと高市内閣と党内とのねじれ現象/鬱とトラブル

Posted at 25/11/18

11月18日(火)晴れ

今朝は4時ごろ目が覚めたが、昨日いろいろあって気がちゃんと休まっていない感じで、10時には寝たのだが6時間ガッツリ寝たという感じにはならなかった。寝る前に風呂に入ったせいかかなり布団の中を熱く感じ、少し汗もかいた気がする。昨日は一日オーバーホールの日というかあまり何もしないで過ごしたのだが、そういう時はちょっと鬱が入っている感じがあり、トラブルがあるとかなり悲観的になってしまう感じがあったなと思う。鬱の時はしっかり鬱を過ごした方が後で元気になる感はあるので放っておいているのだが、トラブル対応モードではないという弱点はある。まあ仕方ないが。

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本当の自分を確立する、みたいな話はよくあるわけで、実際のところ自分でも自分のやっていることが納得のいかない時というのはあるわけだから、そういう意味でそういう考えが役に立つことはあるのだけど、こういうのも考えすぎるとかえってわからなくなるところはある。確立したい自分というのはやはりある程度の強度があるわけで、その「ありたい自分」と「現実の自分」の間の距離を変に意識してしまって返って自分が弱まってしまうこともある。そうなると本末転倒だろう。

実際問題で言えば「現実の自分」が言わば「本当の自分」Seinなわけで、いわば理想としての「本当の自分」Sollen、「納得のいく自分の姿」というものはどうしても肩肘張ったものになってしまうだろう。そういう意味では「自分は自分であると許す姿勢」みたいなものが大事なわけで、「自分はこうしたい」、「自分はこうありたい」というものと現実との距離を測りながらそれを目指して近づいていくことが大事なのだろうと思う。

現実の今の自分で頑張れること、というのを見つけて一歩でも理想に近づいていく、あるいはその自分は本当になりたい自分なのか、なぜそうなりたいのかを再考する必要があることもあるかもしれない。

簡単に言えば「自然体」が大事だ、という話なのだが、「自然体の自分が一番力を発揮できる」ことが大事なわけで、そういうテーマを持つ、あるいはそういう場所を探す、あるいはそういう場所を作る、ということなのだろうと思う。

自分自身のことを考えると、それは「観察と探究」が大事だということになり、また「ゆとり」をちゃんと持っているか、ということが大事なのだと思ったのだった。

これは少し前に考えたことなのだが、書く余裕がなかったので今描いてみた。

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https://x.com/shonen_sunday/status/1990438292136026501

いま面白いと思っている漫画の一つに、サンデー連載の「シテの花 能楽師・葉賀琥太朗の咲き方」がある。この作品は「少年誌初」の能楽師マンガであるのだが、事故でダンサーとして活躍できなくなった高校生が能楽の魅力に目覚め、能楽師を目指して精進していくという作品である。今日はその4巻の発売日なので、後で買ってこようと思う。

ところで、この作品の作者の壱原ちぐささんがTwitterに以下のポストをツイートしていた。

https://x.com/ichichigu/status/1990397276498628809

驚きの内容である。いま私がサンデーで熱心に読んでいて単行本も買っている作品は「葬送のフリーレン」「龍と苺」「かくかまた」とこの「シテの花」なのだが、確かに「シテの花」は常に後半に載っている。先週発売の50号では427ページから、マンガ作品の中では後ろから三番目で、あえてこのくらいの掲載位置に面白い作品を掲載しているのかと思っていて、人気とかについてはほとんど考えていなかったのだが、このツイートによると

「『シテの花』サンデー読者アンケートでは平均7位と大変厚く応援いただいているのにどうして掲載順がいつも後半なんだろうと思っていたら、
私が締切3日前くらいに提出している原稿を前担当編集さんは締切翌日とかに入稿していて、
前半に掲載するにはリスクが高い締切を守れない作品だと編集部に思われていたらしく…
え??そんなことある??と…

私は締切を守っているしアンケートも良くて、もし人気通り上位3分の1くらいに載っていたらよりたくさんの人に読んでもらえたかもしれないのに、
こんなしょうもないことで掲載順を下げられたり1周年のカラーも巻頭ではなくセンターになってしまうんだなと…」

とのこと。ちょっと信じ難い話である。

この50号ではあだち充「タッチ」が書き下ろしで表紙に登場、画業55周年とのこと。ただ最近はあまりサンデーに掲載されてはいないようで、ご本人も「ご迷惑をおかけして」とかなり恐縮の体であり、オマージュマンガも高橋留美子さんと青山剛昌さんという大御所で、なんというか「今を生きる」感がちょっと少ないのでは、という感じはした。

マンガ賞や「このマンガがすごい!」などで話題になっている作品もあるのになぜそれをメインに持っていかないのかは不思議なのだけど、その辺は同じ一ツ橋系でもジャンプとは違うところなのだろうなとは思う。

「タッチ」や「俺は直角」などの青春ものをどうしてもサンデーの柱にしたいという主張が強いという話はどこかで読んだことがあり、その方針がジャンプやマガジンに比べて遅れをとってしまった理由だとは言われていたようだが、「学年別学習雑誌の小学館」という伝統がもう一つ「マンガ及び漫画家に対するリスペクト」が足りなくなる理由なのかなという気もした。

http://raikumakoto.com/archives/5649640.html

小学館というと雷句誠氏との上記のトラブルも思い出されるし、最近では「セクシー田中さん」の芦原妃名子さんの痛ましい出来事もあった。いずれも「漫画家とマンガ作品に対するリスペクト」について一転の疑いもない、という感じではないのが残念なところではある。

https://x.com/ichichigu/status/1990435218944401571

「…色々思うところはありますが、一番大きな気持ちとしては、
好きな作品が後ろの方に載っていたらなんだか不安になるし、アンケ順位の良い今作はそういう読者さんが特に多いと思ったので本当は人気だと伝えたかったこと、
そして今作は多くの能楽関係者の方々にご協力いただいており、そこには「この作品をきっかけに能に触れる人が増えたら」という想いも確実にある中で、作品の名誉を守らないといけないと思ったこと
そうした中で、「本当は人気なんです」だけだと伝わらないので掲載順と乖離している理由の一部も添えた次第でした」

「シテの花」は本当に斬新な作品だと思うし、能楽界の意気込みも感じられる作品ではあるので、このように内幕を明らかにして作品の名誉を守りたいという作者さんの気持ちは当然だろうと思う。これを機会に、さらに大きな支持を受けて羽ばたく作品になってほしい。サンデーも「小学館ならでは」という作品もあるように思うので、会社全体としてその辺りのところをしっかりしてもらえたらという気はする。

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https://x.com/senkyoyosou/status/1990289057700880606

ANNの世論調査結果、自民支持が40%を超えていて、高市効果だなと思う。

https://x.com/senkyoyosou/status/1990365536279257207

時事通信の結果とはかなり異なるのだけど、これは積極的支持と消極的支持の違いだろうか。いずれにしても浮動票がいまは高市政権に集まっているということは事実だろう。

https://x.com/47news_official/status/1990403914412265985

逆にこういう記事もある。自民党の福島市長候補が落選したというのだが、この市長は与野党相乗りで立憲の前議員に敗れたということなのだけど、さまざまなツイートを読んでいると争点になったのはメガソーラー問題のようで、そうなると高市支持者はむしろ新人候補に投票したのではないかと思った。

制作課題がいろいろ多岐にわたるから、こうした「ねじれ現象」は当然起こってくるように思う。これを単に「自民現職の落選」と片付けるのは明らかに「支持率下げてやるww」の姿勢から敢えて一面的に報道した感じがある。

ただ実際にはこうした「ねじれ現象」は日本中にあるだろうから、いますぐに解散総選挙になっても自民党が勝つとは限らないということも言えるのだろうと思う。石破前首相は安倍政権時代に戻って不満たらたらだし、割り切って高市首相の姿勢を支持している人ばかりではないのが自民党内の現状だろうとは思う。

経済政策の効果が出てきて、中国との摩擦もとりあえずは解消してからが、勝負どきになるのだろうとは思う。


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