「EDENS ZERO」:ラブコメ全盛のマガジンの中で結局SFを読んでいる/「葬送のフリーレン」:アニオリの微妙な匙加減/「2.5次元の誘惑(リリサ)」:とことん盛り上げてきたが、着地点はどこなのだろう

Posted at 24/03/16

3月16日(土)晴れ

今週はまあ、いろいろなことがあったなあと思うのだが、これをきっかけにもっといろいろやれるといいなということも多い。またしばらくいろいろ頑張ってみようかなと思う。

昨日は母を病院に連れて行ったが、いつもに比べるとかなり空いていて時間に余裕があった。昼ごはんも早めに食べたので、少しうまく眠れなかった感じではあったのだが昼食後に少し午睡して、作業場の漫画の整理など少し進められた。

仕事の進め方も少しコツがつかめた部分があり、うまくペースに乗せながら片付けられるようになると良いなと思う。考える必要がある部分を少なくすることで、考える必要があることを考えたり試行錯誤をしたりする時間ができるから、その辺うまくやれると良いなと思う。

今日は少しマンガの感想など。

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真島ヒロ「EDENS ZERO」31巻。この作品はマガジン連載の少年を主人公にしたスペースオペラといった趣の作品で、考えてみたらこれだけ長大なSF作品を読むのは久しぶりな気がする。長大な少年活劇ロマンといえばワンピースにしろ何にしろ、ジャンプ的なものが多いけれども、考えてみるとこの作品はとてもオーソドックスなサイエンス・フィクションである気がする。そしてジャンプ作品にあるように、どの方向へ行ってしまうかわからないところが作品の面白さ、みたいなものよりは、とてもウェルメイドな、良くできた作品だという感じがする。

こうした作品は日本マンガでも海外でも評価されているものの一つのようなのだが、私はあまり見たことがなくて、ジャンプだけでなく他の雑誌も見ていくことでフィクションとしても良くできたマンガに触れられるのだなと思う。

この辺りを補助線と見ると、SFの歴史においてハインラインとかが占める位置とか、転換点としてのスターウォーズとか、いろいろ考えることが出てきそうな感じがするが、中学生や高校生の頃に星新一のショートショートや小松左京・眉村卓・筒井康隆・福島正実らのジュブナイル的な作品、また「銀河帝国の興亡」、つまりアーサー・C・クラークの「ファウンデーションシリーズ」を読んでいたのが最大のSFとの接点である自分としては、この巨大なジャンルを語る手がかりをあまり持っていないなとも思う。「ニューロマンサー」は買ってみたけれども読めてないし、「ブレードランナー」も見た覚えはあるのだがあまり良く覚えていない。

ただこういう自分にとっても「EDENS ZERO」はかなり面白く、全巻買っている。半分は「面白そうだから」というよりは「読んでみよう」と半分自分に課して読み始めたのだが、今マガジンでコミックスを買っているのはこれと「不滅のあなたへ」だけなので、ラブコメ要素の強い今のマガジンの中では私はSF的なものに惹かれているのだなということがわかって少し面白かった。

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アニメ「葬送のフリーレン」27話を見た。マンガで何回も読み返しているところなのでストーリー自体は把握しているのだが、そういう意味ではフェルンの「むっすー」とした顔が強調されたり、リヒターがフェルンに話しかける場面などのちょっとしたアニオリが追加されていたのは好みが分かれる気はしたが、フリーレンのヒンメルとの回想を含むゼーリエとの会話の部分などは効果音楽が強調的に使われていてふうんと思ったし、「魔力」及び「魔力の揺らぎ」の表現がなるほどアニメでないとこれはできないな、という感じでちょっと盛り上がった感じがあった。

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「2.5次元の誘惑(リリサ)」の更新を待たないで寝るつもりだったのだが、少しうたた寝して12時をすぎてしまったので見てしまったのだけど、基本種明かしの場面だったのに加えて、そこまでは期待していなかったラスボスが「ぬるぽ」といって登場したのは割とウケた。「コスプレ5人の新星」の一人であるリリサが「四天王」とのコラボを実現したのにくわて、「コスプレイヤーの元祖」であるあの人が登場する、というのはとことん盛り上げていこうという姿勢が感じられるが、今のところ逆にいえば着地点が見えないので、さてさてどうなっていくかという感じではあるなと思った。

3月末ということでジャンププラスを読んでいても「ペンションライフ・ヴァンパイヤ」など終了する作品も多く、また新たな胎動が感じられると言う感じである。体力を養ってこれらも楽しんで行けると良いなと思う。


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