閉じ込められていた春の解放/「夏目アラタの結婚」最終巻:昭和のアクの強さと令和の不信/「2.5次元の誘惑」:女性同士の関係として描かれた昭和の男女関係

Posted at 24/03/30

3月30日(土)晴れ

久しぶりにスッキリ晴れた朝。春が来ていることがはっきりわかる。ずっと雨続きの庭や畑に緑の草が顔を出し、クロッカスが咲いている。4時にはもう10度あって7時で12.8度。閉じ込められていた春が動き出した感じ。

昨日は朝いろいろとトラブルがあったが、目の方はとりあえず落ち着いていて、洗濯機の方も排水のトラブルの原因が排水フィルターの目詰まりという割と単純というか自分でなんとかできる原因だったことが判明したのでとりあえずは大ごとにはなっていない。母を病院に連れていき、少し話をして、好きなものを買ったりした後に施設に送り届けて、ツタヤへ行って「夏目アラタの結婚」最終12巻を買った。

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猟奇的殺人犯女性の真実、みたいな話だったのだけど登場人物がそれぞれクセが強く主張を持っていて、久々に昭和っぽい漫画を読んだという感じがあった。ただ彼らの生き様が家族とか人間に対するよく言えば割り切り、悪く言えば不信に満ちているところが現代っぽい感じはあった。さまざまな事件をめぐるトリックを孤独に一人で考えて実行に移している真珠という女性の真実を、解明して行くとともにそこに潜む真珠の真実に気づき、同情するだけでなくそれを乗り越えて愛して行く姿に、世間への不信が溶けていくのは、真珠だけではない、という感じ。紛れもなく、「夏目アラタ」の結婚という話だった。

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昭和といえば、今日更新された「2.5次元の誘惑(リリサ)」159話も昭和っぽかった。コスプレ四天王の一人でありながら、教師として就職したためにコスプレをやめていたまゆら様が恋人のエリの望みとリリサたちの熱意でついにコミケの大舞台に立つが、そこに待っていたのはリリサに頼まれた他の四天王たち。それだけでも熱いのにリリサの代わりに小雨が加わった天使空挺隊、ラスタロッテの妹リリンロッテのコスプレで現れたリリサ、1話ずつ登場人物が加わる盛り上がりの展開になっていたが、前回ラストに現れたのが伝説のコスプレイヤー・エリカ。そして今回のラストに、このコミケにおけるまゆらの復活を依頼したエリが現れて、でも彼女はその眩いばかりの輪の中には加わらない。

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「私は四天王まゆらの隣には立てない」というエリは、まさに「内助の功」という言葉を思い出させた。今時なかなか描けない話だが、女性カップルだから描けるというのも今の風潮を逆手にとっていて面白いと思った。そしてエリカが753♡を勧誘し、「こいつ(753がライバル意識を燃やしているユキ)がやめたら行きます」と答えられると、「あっはっは、そりゃ無理だ。私はユキちゃんの若さを奪ったんだよ。だからババアになるまで面倒見るつもりだよ」と答えているところなど、「老来廃馬になった妾たちを見捨てるなどという不人情はわしにはできん」と選挙の演説会で言い放った三木武吉を思い出した。まさに男女関係では描けない昭和の人間関係のあり方が女性同士だから描ける、という感じだなと思う。

いつも生意気な753♡がエリカの前に出ると崇拝者の前の女子高生みたいに体育会的な対応をしているのも昭和っぽいし、なんだか浪花節的な展開なのも昭和感がふんだんに溢れていた。さて次回は、この「落とし前」をエリがどうつけるか、という話になりそうだけど、まだまだノンストップな感じもする。

エリカが独白で「今この業界で一声でこのメンツを揃えられるのはこの子だけだ」というのは全くその通りで、いわばデビュー戦で四打席連続ホームランみたいなものなわけだから、リリサは一生懸命やっただけなのだけど、すでに最高のプロデューサーであることを「同業トップ」のエリカに認められているわけである。

リリサがコミケでROMを売らないという選択をした時にはがっかりしたのだが、より大きな展開の一部としてのそれだったのかもしれないという感じも少し見えてきて、今回は久しぶりに「にごリリ」の感想を書いてみた。今後の展開に期待したい。

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お嬢様ずんだもんの話とか、紅麹に混入していたプベルル酸の話とか、興味深い事象はいくつかあるのだが、とりあえず取り上げるほどの情報も見解もないので、こういうことが世の中で起こっているというメモ的なものとして残しておきたいと思う。

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