ツイッターの即興芸/著者の思想と付き合うこと

Posted at 20/05/31

目の前にあるものに飛びつく習性みたいなものが今日はどうもかなり現れてしまって、かなり長い時間Twitterをやっていた感じがする。ツイッターは面白いテーマが次々に現れて少し考えて投稿したりするのが面白いので、どうしてもそれに浸ってしまうのだが、その場限りの即興芸みたいなものなのでなかなか描いたもの、考えたものが溜まっていく感じがしない。

ただ、こういうやりとりの反射神経とかどれくらい突っ込めばちょうどいいのかと言った勘みたいなものは割と養われる感じがするし、悪いばかりでもないのだけど、ツイッターの即興芸ばかり磨いてもなかなかそれを生かしていく場もないのでとりあえず
このくらいにしておかないとと思う。

本棚を整理していたら面白いなと思う本が結構出てきて、それで棚を作っていると本当に面白そうだなあと思ううのだけど、本の世界に身を投じる感覚がちょっと怖い時がある、というか私は読み出すと本の世界に身を投じるというよりもその世界の中にこの身を埋め込んでしまうみたいなところがあり、行って帰って来れなくなったら困るなというのもあって時々読むのを躊躇することがある。

本を読むということはそれを書いた人の思想と付き合うということだから、少なからずその思想に影響されることはやむを得ない。ていうか影響を全く受けなければ読む意味があまりないのだが、だからと言ってその思想の毒にあまり当てられても困るので、できれば自分が本当に面白いと感じられる本だけを読みたいのだけど、なかなかそうもいかない。当たり前なのだけど。

今読んでいるのは金谷治「淮南子の思想」(講談社学術文庫)、「神田橋條治の精神科診察室」(IAP出版)、纐纈一起「地震」(丸善出版サイエンスパレット)、吉松崇「労働者の味方を辞めた世界の左派政党」(PHP新書)、井上寿一「戦争調査会」(講談社現代新書)、河合隼雄「ユング心理学入門」(岩波現代文庫)など。どの一冊も「これをグイグイ読むぞ!」という感じになるものがなくて途中まで読んではやめ、という感じで読むリズムに乗り切れてない感じ。面白みのポイントみたいなものがうまくつかめたらいいのだけど。とりあえず淮南子から読むかなあ。



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