マラソンとか大学入試民間試験導入延期とかいろいろ

今週もようやく土曜日になって一息ついている。

マラソンが札幌で最終決着したけど、関係者はこれから大変だなと思う。特に救護関係の組織をこれから立ち上げるとか、宿泊設備をどうするかとか、課題は満載という感じだ。東京都関係者のモチベーションは最悪だろうし、陸連も不満で、実行委員会が中心になってやるのだろうけど、まともに運営できるかもちょっと不安がある。今までなら日本人の底力でなんとか、みたいに思ってたけど、どうもその辺が怪しい感じになってきたのだよな、これだけネオリベ自己責任思想が蔓延していくと。

大学入試改革問題、とりあえず英語民間試験の導入延期で決まって良かったと思うが、これも早くから準備していた高２生にとっては何だよという話で、政治に教育が振り回されるのは敗戦後の教科書黒塗りの件を見ても最悪であることは間違いない。しかしこれも元はといえば教育のネオリベ化の動きに対してようやく一つの歯止めをかけられたということでもあり、元凶はどちらにしてもその辺にあると思う。

消費税増税の影響も、結局はかなりのところ駆け込み需要と反動減、需要の落ち込みはあったようで、全くネオリベ思考の方向性が全てつまずいているという感が強い。この辺りで方向性を変えないと日本は落ち込んで行くばかりだと思うのだが。

また、台風被害の甚大化も結局は十分な予算が防災に費やされていなかったことに起因する部分が大きいだろう。それに武蔵小杉等のタワマンの被害も自然を無視した開発のしっぺ返しではあるわけで、これらも今の日本の方向性の行き詰まりを示しているのだと思う。

10月に起こった様々な出来事が、日本の方向性をネオリベの方向からより社会資本と経済的平等強化による日本人の活力強化の方向に舵を切るように動くことを期待したい。

あと少し思ったのはフェミニズム＝社会学に見られる「社会構造」概念について、ちょっと勉強してみたいなと思ったこと。昨日ツイッターを見ていてそれに対する解説があり、ちょっと眼から鱗というかなるほどと思ったので、その辺のところを少し理論武装というか理解できるようにしておきたい感があるなと思った。

まあそんな感じの土曜日。実際には忙しくていろいろあまりできないんだけど。