電波望遠鏡の記述を読んで天文学の志望をやめた理由を思い出すなど

Posted at 19/09/30

昨日はいろいろあって疲れが出たのか、午後から昼寝をしてたらそのまま夜まで寝てしまい、何度かトイレに行ったり水を少し飲んだりした以外はずっと寝て一応起きたのが午前4時半。それからコンビニにマンガを買いに行って、でも読まずに違う本を少し読んでまた眠りに落ち、5時半ころからようやく起きて動いている。




土曜日に帰京した際、特急が人身事故で止まってしまい、結局2時間以上遅れて新宿についたのが0時19分くらい、もう大手町乗換の最終の東西線には間に合わないので中央線でお茶の水まで行き、総武線に乗り換えて亀戸まで行ったが、ついたのは1時を過ぎていて、それからタクシーで帰宅したら1時半くらいになっていた。普段なら11時前には着くのでだいたい2時間半遅れ。普段なら見られる「鬼滅の刃」最終回も見られず、「魔法少女まどか☆マギカ」の録画し忘れにも対応できなくて、ちょっとやさぐれた。列車の中で真澄のワンカップを飲んでいた続きで2時ごろからもらい物のヘネシーを少し舐める。午前2時はブランデーが美味しい時間だ、と改めて思う。それでも3時ごろには寝たのだが。

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昨日は9時ごろに起きてコンビニにパンを買いに行き、日曜美術館とかワンピースとかを見て、そのあと録画で「鬼滅の刃」を見、でもなんだか何もする気が起きず、コンビニでお昼を買って食べて、ソファで横になっていたらそのまま時間がどんどん経過し、布団を敷いてそのまま寝た。
今朝は起きてから少し『巨大ブラックホールの謎』を読んでいた。ブラックホールを観測するための電波望遠鏡の話のところだが、より精度を上げるためにつくられた電波干渉計のところで、観測された電波源の電圧を測定し複数の望遠鏡からの到達時間を補正して位相を等しくするためにフーリエ変換を行い、複素数で出てきた膨大な数値を補正して再びフーリエ変換することでようやく写真になるのだという。

このあたりのところを読んで、自分が高2の時に天文学の志望をやめて歴史学に変えた理由がまさにそれだったことを思い出した。ここまで専門的に理解していたわけではないけど、「これからの天文学は光学望遠鏡をのぞいて観測するようないわばロマンチックなものではなく、望遠鏡より数値と格闘するようなただめんどくさいものらしい」という情報を、自分なりに解釈してしまい、それなら「シルクロードみたいなロマンあふれる研究ができる歴史学」をしたいと思ってしまったのだ。

実際に歴史学に進んでみると、シルクロードの研究などはいくつもの言語をマスターしてかからねばならず、英語もろくにできない自分には難しいとか、西洋史でも英語はもとよりフランス語やドイツ語、ラテン語もできないといけないということは分かってはいても実際にやってみるとドイツ語一つでもなかなかものにならないとか、実際の研究はかっこいいものというより史料を一つ一つ読みこなし研究文献を読みながら研究史を整理するような地道なところから始まるとか、複素数をフーリエ変換するのとどちらが大変なのかよくわからないレベルの話だということに後になって気づいたのだが。

まあ歴史学にしても天文学にしてもいずれも「人類未踏の領域」に踏み込んでいくという営為であることに代わりはなく、高2の自分にそういうことを教えてくれる人がいたらなあと今では思うのだが、まあそういうこともこの年になってから分るのも人生というものだなとも思う。つまり、人生とは必ずしも面白いものではないが、まあできればそれを楽しんで生きられたらいいなあとは思う、というようなものだなと。

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