「ダンス・ダンス・ダンスール」を一気読みした。

Posted at 19/06/27

「ダンス・ダンス・ダンスール」を一気読みした。
単行本は全部で13巻、その後もスピリッツは買っているので最新話まで一応は読んでいる。実際、11巻96話くらいからあとは連載で読んでいるので、最初から読んでいないために話が繋がっていなかったところも13巻まで読んでだいぶ繋がった。あとまだ単行本になってない分の連載誌を読めば最新話までアップデートできるという感じ。

中学生男子の暴走の仕方が面白いというか、中学生というのはこうでなくっちゃ、みたいなのが結構あって、まあ私自身の中学生時代は人生でもかなりものすごく暗い時期といってよかったのでこんな青春はなかったのだけど、こうであったらよかったなというような一つの青春の形が描かれていて、その辺がすごく好きなんだろうなと思う。

小学生までは何も考えずに基本的に好きなことを好きなようにしていたのが、中学になると色々な面で身動きが取れなくなっていったのだが、この作中の中学生たちはそうした足かせなく自由に生きている。それはそういう意味では「東京卍リベンジャーズ」も同じといえば同じだけど、まあ不良という青春は取らなかったしとるつもりもなかったし、まあ世界が世界だけにもっと大人っぽさを感じてしまうのだけど、「ダンス」はもうもろに私のイメージの中学生で、その辺がすごくいいと思う。

出てくる中学生たちはすごい才能を持った伸び盛りの子供達で、それを取り巻く大人たちもなんというか怪物揃いという感じなのだけど、そのラスボスとも言える生川綾子(バレエ団主催)が自分の野望、「日本に世界に負けない、大物ダンサーが入りたくてやってくるようなバレエ団を作る」という野望を中学生の潤平や海咲に語り、中学生たちも大いに発奮してトップレベルのダンサーを目指すという展開がゾクゾクするような魅力があると感じた。

変な同級生間のいざこざに巻き込まれてロシア公演を棒に振ってペナルティを受けたり、同級生に告られて好意を寄せそうになっていたパートナー・夏姫を失恋させたり、うーんそんなことする必要あるの?と思ってしまうけど、そういう一見訳のわからないことをやってしまうのが中学生だし、一見無駄に見えるストーリーが中学生のリアルさみたいなものをむしろ描き出しているのかもなとも思う。

男子のバレエダンサーの話は多分読むのは初めてなので、楽しみに読んでいきたいと思う。

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by Luke Peterson

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