「ボールルームへようこそ」42話を読んだ。

Posted at 17/06/14




月刊少年マガジン7月号で竹内友さん「ボールルームへようこそ」Heat42「着地点2」を読んだ。

ついにテレビアニメが7月8日に公開される「ボールルームへようこそ」。先月は休載だったので2ヶ月ぶりの42話。

扉はガジュ、真子、清春と雫、それに双子。つまりこの大会の観戦組が、ショップでグッズを見ている場面です。今月は扉を含めて28ページ。今までうまくいっていなかった多々良と緋山千夏のカップルが、千夏の努力によって新しい局面に入ったところで前回は終わりでしたが、今月はそのスローフォックストロットの場面の続きから。

千夏の踊りの変化によって動きが変わり、同じ組の最大のライバル・釘宮が二人に一瞬注目する中、多々良は戸惑いを感じる。自分が体の動かし方もわからないのになぜ前に進んでいるのか。そこでようやく千夏の大きな変化に気づく。これは先月の話の続きで、リーダー経験のあるパートナーの強さ、みたいな話なわけだけど、そこでようやく千夏のことが少し見えた、という感じの描写であるように思える。

そしてクイックステップは、「Sing sing sing」。曲名が示されることはこの作品ではあまり多くないのだけど、この浮き立つような曲がここで曲名が示され、そしてこれは千夏の聞いている曲を片耳で聞いた時の記憶と結びつき、「この曲、私が好きなやつ」という言葉に「うん、僕も好き」と頷く。今までこんなパターン、一度もなかったから、ここで大きな変化が起こるんだろうということが否が応にも納得できる。

そしていきなり「ごめん!動きすぎちゃってるかもしれなくて」という多々良に「ごめんが遅いわ!」と怖い笑いで返す千夏が可笑しいのだが、踊り出す二人はとても生き生きして、多々良は自然に笑みさえ浮かべる。千夏も「あらいい動き!」と驚くくらいで、観客からも13番気になるかも、の声。

「男性がどんなに動こうとカップルの出力値の最低ラインは女性の運動量で決まる」という真子の言葉に、雫は「フジ田くんは今、とんでもないエンジンを載せていることになる」と思う雫。

もともとリードするというより受けて反応するタイプの多々良が、「この力どうにかできないか」と思う、それを見て清春は「なんてひどいリード&フォローだ。あいつらわかってやってるんだよな?いい間違え方してるじゃないか」と思う。この辺いい。「そういうの待ってた」と。

お互いの存在がまるで見えてない、と清春と雫が会話した時、まず自分達がどれだけ異なる感性を持つ者同士であるかを知ってもらい、ずれて当然の他人同士のセッションを、全神経を集中して体で対話するしかない、と思う清春の回想から、多々良が以前静岡の大会で感じた「四本足の動物になった感覚」のデジャビュに襲われ、でも「体が納得したものに従うって決めてる」と思う多々良の思いに流れ込む。

この辺の超感覚的な描写がこの作品の大きな魅力の一つだけれども、これを毎月書くのは大変だろうなあといつも思うし、だから多少の休載は仕方ない、こういう場面が読めるなら、それは待つよ、と思う。

連載はなかなかその回だけの感想というのは書きにくいのだけど、今回は今までの伏線を解決するところが何箇所かあって、割と書きやすい感じはあった。と言っても、自分が競技ダンスというものをあまりよく理解していないので書ききれないところは多いのだけれども。


 

6月23日に単行本9巻が発売、月マガ次号が7月6日で巻頭カラー、そして7月8日からはテレビアニメの開始と、しばらくイベント続き。

ストーリー的にも長く続いた千夏との苦闘も先月でようやく一つ乗り越えたように見えたけれども、今月でその成果がはっきりしてきたし、来月はどんな展開になるのか、また楽しみが増えた。

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