「ユーベルブラット」とかSFマガジンの弐瓶勉特集とか。

Posted at 17/04/28

ここのところ買った本、読んだ本。なんだかんだ言ってかなり買ったり読んだりしている。
 



 
25日。ビッグガンガン。塩野干支郎次「ユーベルブラット」。反逆者・グレンを倒そうと帝国軍を率いる選帝侯の娘・エルサリア。その下に物語の始まりの頃に出て来た登場人物たちも終結し始めていて、大団円も近いのかと思わせる。ということでそれを確認するために第1巻とか第0巻とか読み直してみたら今よりずっとR18度が高くて驚いた。主人公のケインツェルが最初はダークヒーローだったのが復讐を続けているうちに彼の正当性が認められるようになり、ついには帝国軍の主力の一人になる、と言うその経緯そのものがそうした変化にも影響しているのかもしれない。



26日。2冊はAmazonに注文していたのが届いたもの。SFマガジン6月号。アニメ映画「BLAME!」の公開を控え、原作者の弐瓶勉さんの特集。インタビューもよかったし、改めて改めて弐瓶さんの作画について考える機会を持て、面白かった。完全に人工物でできた構造体の方が安心できる、という感覚が、「そんなこと考えてたのか!」と目から鱗だった。



pha「持たない幸福論」(幻冬舎)。なるべく働かず、お金もほとんど使わないで暮らしているというphaさんの話はツイッターなどで何度か読んだことがあったが、今回わかったのは「それで幸せに暮らしている」ということだった。広い教養的なものも感じさせる知性であるphaさんがなぜこういう生活に至ったか、それが面白く説得力を持って書かれている。まだ読みかけだが、とても面白い。




月刊シリウス。これは書店で購入。弐瓶勉「人形の家」。SFマガジンの特集によると長編5作品目とのこと。シドニアと同じく大昔の宇宙船・アポシムズでの出来事、ただシドニアと同じ世界なのかどうかはわからない。谷風の娘・長閑がどこかででて来ないかと今書いていて思った。自動機械のタイターニアが魅力的だが、人形になったエスローとの交流がだんだんでて来ていいなと思う。シドニアの途中から、弐瓶さんの作品にはこういう暖かさみたいなものがでて来た感じがする。




27日。ヤングジャンプ。原泰久「キングダム」。始皇帝11年の趙の主要都市・鄴への遠征が、思いがけない展開で描かれている。この作者は史実に拘泥しないあっと驚くような話を作るので、楽しみ。



Dモーニング。ツジトモ「GIANT KILLING」。持田のエピソード、特に怪我に関するエピソードがでて来て何かを暗示している感じ。それがなくても少しその辺を感じさせる空気のようなものがあったのだけど。



ゆうきゆう/ソウ「マンガでわかる心療内科 アランの「幸福論」編」(ヤングキングコミックス)。この作品、気にはなっていたのだがもうひとつ読む気にならないでいたのだが、これも気になっていたが読んでないアラン「幸福論」を取り上げているということで買ってみた。まだ読みかけだがちょっとギャグはしつこい感じはあるが、アランの思想はこういうことかとわかりやすく説明しているように思った。





28日。週刊漫画Times。渡辺ツルヤ/西崎泰正「神様のバレー」、荒川三喜夫「ピアノのムシ」。「神様のバレー」では薬丸中と協創学園の心理戦。「ピアノのムシ」では不本意な方向に整えられてしまった舞台を自分の我を通す形で注文通りに収めた蛭田の仕事が印象に残った。



Landreaall: 1 (ZERO-SUMコミックス)
おがき ちか
一迅社
2012-12-07


コミックゼロサム。おがきちか「ランドリオール」。王妃となるメイアンディアに気持ちを伝えられず、とんちんかんなことを口走ってしまったDXに、友人たちが援助。二人で話せる時間を、彼らとDXの妹・イオンが作る、という展開。みんないいヤツではある、のだが、さてどうなるんだろう。(ただ、これは実は大老自身が望んだこと、なのではないかという気がだんだんしてきた。はっきりとは分からないけど。 )

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