寒さゆえの水道と体調のトラブル/纏向遺跡は豪族連合政権のヤマトだったのか/エドガーの戴冠/昨年読んだマンガで面白かったものをいろいろな視点から

Posted at 14/01/15

【寒さゆえの水道と体調のトラブル】

今朝は6時ごろ目が覚めて寝床の中でいろいろなことを考えていたら気がついたら8時近くになっていた。その時、思ったことで大事だと思ったことをメモしていたのだが、それをあとでモーニングページに書きうつしたらノート6ページ分になった。いろいろ考えられたし考えがけっこう整理されたところもあってよかったと思ったのだが、いざ起き上がって食事に行こうとしたら妙に調子が悪い。どこがどうということははじめはなかったのだが、だんだん腰ないし腹の調子が悪いということがはっきりしてきて、朝食はあまり食べなかった。

今朝はすごく冷え込んで、とはいってもマイナス8度台に下がったのは午前1時ごろ、寝たころが一番寒かったのだが、起きてからもマイナス6度台が続いていて部屋に居てもずっと寒かった。畑には少し行って少し道を刈ったりもしたのだが、昨日の夜に水道がトラブルを起こしていたのでその修理に来てもらったりしたのですぐ部屋に戻ったのだった。

水道のトラブルというのはこの時期この地域では起こりがちな凍結によるトラブルで、結局蛇口の中の「コマ」という部品を換えてもらい、水道管の外に出ている部分に断熱の覆いをしてもらってとりあえずは終了した。

しかし午前中はずっと調子の悪い状態が続き、また寒いこともあってやることがなかなか手につかない。何とかモーニングページへの書きうつしだけやったが、まだちょっととほほな状態は続いている。


【纏向遺跡は豪族連合政権のヤマトだったのか】

新史論/書き替えられた古代史 1 「神と鬼のヤマト」誕生 (小学館新書)
関裕二
小学館

関裕二『新史論 書き替えられた古代史』第1巻読了。作者自身の新説の妥当性を判断することは私にはできないが、最近の研究動向を大変しっかりと踏まえて書いているという印象で、勉強になったことが多々あった。特に、奈良盆地東側の纏向遺跡の重要性を指摘しているところが大変興味深かった。

纏向遺跡こそがヤマトの政権の始まりであるという見解で、その成立は豪族の連合政権であるという見立てなのだが、そう言えば私が読んでいた子どもの頃からのこのあたりの歴史もそういう見立てだったことを思い出した。昔から私はそのあたりのリアリティが良くわからなかったのだけど、鎌倉幕府が御家人=東国武士の連合政権だったという近年の研究などを考え合わせれば理解しやすいということに思い当った。そしてこの本のオリジナルとしては、豪族連合と言っても奈良盆地内部の連合なのではなく、東海地方や近江地方、出雲地方や吉備地方といった周囲の豪族たちが纏向に集まって作られたというのが面白いと思った。

そして纏向遺跡自体が盆地の東部にあることから、もともとこの政権の中心になったのは東側の勢力、東海の尾張氏だったのではないかという見解もなるほどと思わされた。政争に敗れても東へ逃げれば再起が図れるということである。

また神武天皇を呪により敵対勢力を鎮圧する王、崇神天皇を呪を恐れる王と考え、同時代の別の王であるとみなす考えも面白いように思った。

全体に、考古学の研究成果をしっかりと把握しているところが、昔からよくあるトンデモ本の古代史とは違うところで、史料批判よりも地形による戦略的重要性の判断など個人的な洞察に重きを置いているところは学問的厳密性という点で評価が難しいけれども、一読者として読んでいて頷けるところは多かった。


【エドガーの戴冠】

イギリス史10講 (岩波新書)
近藤和彦
岩波書店

近藤和彦『イギリス史10講』も並行して読んでいる。今10世紀まで来たが、アルフレッド大王の曾孫に当たるエドガー(平和王)のバースにおける戴冠(973)を意味深いものと考えられているのは初めて知った。アングロサクソン時代の王と言えばアルフレッドと、次はノルマン侵攻のきっかけを作ったエドワード懺悔王くらいしかちゃんと認識していなかったのだが、このイングランド王の戴冠をドイツにおけるオットー大帝の戴冠(962)とフランスにおけるユーグ=カペーの戴冠(987)と並列的な出来事と考えてみると、なるほどその重要性が認識できると思った。

すなわち、ゲルマン的な血統の正統性を条件としながらも、ローマ皇帝的な民衆による歓呼、カンタベリ大司教による塗油(旧約聖書のイスラエル王の儀式に習う)を経て戴冠した王が貴族たちから臣従の礼を受ける。といういくつもの要素が融合した形での王権の成立のさせ方が共通しているというわけである。

Wikipediaを見ても日本語版と英語版でエドガーに関する記述は相当差があるので、もう少し調べてみると面白いのではないかと思った。

ドイツやフランスと違いイギリスの場合はこのほぼ100年後にノルマン征服という大事件が起こるのでそのまま後世に連続していくわけではないのだけど、逆に言えばアングロサクソン以来の伝統を重視する立場からはこの王の存在感はもっと高められるべきだと考えられているのかもしれないと思った。


【昨年読んだマンガで面白かったものをいろいろな視点から】

昨年読んだマンガで一番おもしろかったもの、ということで考えていたのだけど、なかなかどうにも考えようがない、と思ったのは、昨年以前からずっと連載が続いている作品と昨年に発表された、あるいは昨年から連載が続いている作品を単純に比較できないというところが小説とか映画とかと比較するのが難しい点だなと思い当った。

私が読んでいる(継続的に買っている)作品でいえば、昭和から続いている作品がいくつもある。『美味しんぼ』『BARレモン・ハート』は読み切り連載の形だからそれぞれ時代性を反映しつつ連載が続いているが、『風雲児たち』は江戸時代の歴史を正編30巻、幕末編が23巻まで出ていてまだ咸臨丸が帰って来た当たりだから一体いつまで続くのかという感じだ。また昨年は新しい単行本が出なかったが『西遊妖猿伝』も続いている。『風雲児たち』は実際の歴史を踏まえ、『西遊妖猿伝』は「西遊記」という原作を踏まえているから、読む側もある程度の見通しを持って読んでいるのだが、いつまで続くのかは分からない。日本にはビックコミックでの連載に目を通しているだけの『ゴルゴ13』など、他にも長大な作品はいくつもあり、マンガというものの特徴がこのあたりにもあるなあと思う。

昨年以前から続いている作品で、私が特に心待ちにしている作品は『進撃の巨人』『Landreaall』『ピアノの森』『ぼくらのへんたい』などだが、ずっと発刊が途絶えているが『NANA』もいつ連載が再開されるのか、楽しみにしている。

こういう作品の中で、昨年特に目覚ましかったのはアニメ化によって注目度がさらに爆発した『進撃の巨人』だ。私自身、数年前から単行本だけでなく『別冊マガジン』で連載を追うようになっていたが、アニメ化をきっかけにニコニコ動画を視聴したり、まとめサイトや2ちゃんねる本体もときどき読みに行くようになったし、またアニメ雑誌やテレビでのインタビューなども見るようになって、かなりこの作品にどっぷりつかった感じがある。アニメは2クール半年間で終わってしまったが連載はまだ続いていて、まだまだ先が楽しみな作品だ。

かくかくしかじか 2 (愛蔵版コミックス)
東村アキコ
集英社

昨年初めて読んで特に印象に強く残った作品を一つだけあげるとすれば、それは東村アキコ『かくかくしかじか』だろう。もともとこの人は『ひまわり!』や『ママはテンパリスト』など自伝というか自分の身の回りをネタにした作品でヒットを飛ばしていたけれども、この『かくかくしかじか』はそれらに比べても自分への向き合い方が全然違う。今まであまりはっきりと描かれてこなかった宮崎で学んだ絵画教室のことが特に大きく扱われていて、ある種の懺悔録のようなところもあり、本当に「バカだった学生時代」を振り返っているのがまるで自分のことのように突き刺さった。

昨年読んだマンガを単行本を基準にのべにしてみたら全部で45作品、86巻になった。また継続的に購読している雑誌も月刊誌3、月2回刊が1、週刊誌が2あって、月に13冊は読んでいることになる。それでも読んでいるものにもちろん偏りはあるし、『このマンガがすごい!』などを読んでみても知らないマンガがほとんどなので、世の中には本当にたくさんマンガ作品があるんだなと思う。面白い作品を読む喜びと、そういうものをブログで紹介していくのもまた楽しいから、こんな文章を書いているわけだけど。

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