小説書きなおし/「茶の文化史」の困難性/体系を成り立たせるということ

Posted at 12/11/30

【小説書きなおし】

どうも最近忙しかったせいか、今日は何となく落ち込み気味で、疲れているのかなあと思った。午前中はぐずぐずして調子が出なかったのだが、昼ごろ何とか立ち直る。それでもすごく物事を積極的にやろうと言う気にはならなかったのだけど、とりあえず小説に手を入れようと思い、第6部のラストの書きなおしをしてみた。いちおう出来て、これはこれでいいなあと思うのだが、今までのラストとどちらがいいかと考えて見ると、むしろ好みの問題かなという気もして、はてさて、ということだなと思った。どちらのバージョンで行くかはまた考えようと思う。

【「茶の文化史」の困難性】

今日新たに買ったのは週刊漫画Timesだけなのだが、今週はこれ!という感じのものがなかった。「茶柱倶楽部」は茶の輸出に関する話。長崎の富豪女性・大浦慶が坂本龍馬らを援助していたというのは有名な話だけど、彼女が茶貿易で巨利を上げたということは知らなかった。また、茶業の研究という部門はあっても、茶の(茶道でなく)文化史という部門は講座として成立していないという記述があって、ああそうかもしれないなあと思った。非常に重要な分野でありつつ、そういうものは確かにないかもしれない。歴史学でやるしかないのだろうけど、嗜好性の強い茶という品とその扱われてきた文化の研究は歴史学の方法論だけでは足りないし、なるほどそういう分野は盲点なんだなあと思った。

茶柱倶楽部 1 (芳文社コミックス)
青木幸子
芳文社


【体系を成り立たせるということ】

体系を成り立たせるということは、かなり大きな労力を必要とする。労力というか人間的な力というか。だからそういうものはなるべく一つに絞りたいのだが、なかなかそうもいかない。創作という体系は自分でやるしかないしそれを一番やりたいのだが、いくつか経営的な体系もあるし、そのほかこまごまとしたこともいくつかある。一つの体系を成り立たせるには本当は無限の労力がいると思うのだけど、その力をいくつもに分散させているわけで、本当はあまり望ましくないよなあと思う。それぞれに任せる相手がいればいいわけだけど、完全に任せられるわけではないのでなかなかそれも難しいんだよなあと思う。一つ一つの体系がそれぞれを拘束しなければいいのだが、どうしてもそれは相対立するものを希求し相対立するものを否定するある種のダブルバインド状態になってしまいがちなので、何かの体系を完全に成り立たせて、それ以外のものはなるべく緩くしておかないとなかなか持たないということになってしまうのだなあと思う。

まあ緩くしておくと言うとあれだが、なるべくクローズドでないオープンなシステムにしておくと言えばいいか。こうでなきゃいけない、ではなくて、常にもっと良いやり方や考え方を探そうよ、みたいな。体系をいくつか抱えることは不可能ではないけれども、身体も頭もひとつしかないわけだし、そうなれば他の人と同じことはできないわけで、マイパーソナルベストのやり方を探すしかないし、周りに理解されなくても自分一番いいというやり方をした方がいいと思う。なるべくのんきに、なるべく本当にやりたいことをメインにした方がいい。おそらく人生の秘訣というのはそういうところにあるんじゃないかなとも思う。

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