連休明けのモーニングとビッグコミック/マンガ好き

Posted at 12/05/10

【連休明けのモーニングとビックコミック】

連休も開けたというのになかなかあたたかい日が続かない。暦の上では初夏だというのに、信州ではいまだに朝夕に暖房を入れている。今朝は5時に目が覚め、セブンイレブンまで歩いてモーニングとビックコミックを買った。連休中は週刊誌の発行が飛ばされるから、連載のマンガなどを読むペースが1週違ってしまって印象が浅くなったりすることがある。昨日は別冊マガジンを買って『進撃の巨人』をじっくり読んだが、今朝も朝食前から朝食後にかけて、二冊とも読みたいところをゆっくり読んだ。

モーニングは連載陣が力強く、その中から確実にヒットを飛ばしているが、私の好きなものには偏りがあるのだけど、今朝はだいたいはちゃんと読んだ。

グラゼニ (1)
アダチケイジ
講談社

『グラゼニ』は最近評判の連載で、最初はストーリー的なものはなかったのだけど、いまは主人公・凡田の先発転向話とか高校時代の話とか複数のストーリーをからませながらの展開になっている。球場名は実名だが球団名や選手名は全部創作なので、あまり深く考えていなかったが、今回は12球団の開幕投手のリストが載っていたので何となく見ていたらチーム名が神宮スパイダースとか札幌パープルシャドウズとかで?と思ったが、そうか、全部グループサウンズのグループ名なんだということに気がついた。他にもブルーコメッツとかテンプターズとか。こういう仕掛けは気がついたときがやられたという感じで可笑しい。

ひらけ駒!(5) (モーニング KC)
南Q太
講談社

『ひらけ駒!』は女流棋士たちのトーナメント、マイナビ女子オープンがはじまるということで、それにたくさんの女流棋士たちが描かれている。はっとした。ここ数回にわたって何人かの女流棋士の個性的なエピソードが描かれていたのはそれぞれをこのトーナメントでぶつけるためだったのだ。妖艶だったり少年ぽかったり地味だけど闘志を燃やしてたりゆるふわだけど太めだったり、ふわっと現れる女子高生が「女王」のタイトルを持ってたり。しばらく主人公の宝君が出て来ないのでつまらないなーと思っていたのだけど、こんな大掛かりな話を描いていたのだ。びっくり。

『宇宙兄弟』はエディらしいリーダーシップの話。『カレチ』は突然現在の荻野車掌が現れてびっくり。ちょっと文句言いの頑固な老人という感じになってて若いころのソフトさに欠けてるのが残念だな。

デラシネマ(5) (モーニング KC)
星野泰視
講談社

『デラシネマ』は思った通りの展開なのだが、予想よりもっと面白くなるかも。俊一郎の台本にはもちろん武晴は出ると思ったが、たぶん生方朋子や他の有名俳優、市岡光春なども出演するのかなという感じ。作中、俊一郎が『七人の侍』を見て感動するところがそこだけ現実の話で面白いなと思ったが、これが今後どういう伏線になって行くのだろうか。

『氷上のセイリオス』はフィギュアスケートマンガなのだが、どうもまとまりに欠ける感じがあってあまり面白いと思わなかったのだけど、主人公アキのトラウマ、父に認められたいというストーリーがはじまって求心力が出てきた。自分だけのスケートを追求するためにサンドロに「力を貸せ!」というところが面白い、というかコーチと選手の話だからどことなく『ピアノの森』に重なるんだなと思った。『ピアノの森』はしばらく休載が続きそうな雰囲気なのだけど、面白いストーリーの作品が出てきたらモーニングを買う意味もあるというもの。

へうげもの(14) (モーニング KC)
山田 芳裕
講談社

『へうげもの』は関ヶ原の後処理の話。まだいろいろ話は残っていそうだが、徳川の天下が定まりつつある中、黒田如水が高取を領地にすることを図ったり、伊達がさらに領土の拡大を図ったり。毛利に改易の報が来て、8カ国を取り上げられ防長二国に領土が減らされるとあるが、改易というのは大名取りつぶしのことなのでちょっと混乱がある。『風雲児たち』で読んだときは毛利は当初改易され、吉川が防長二国の大名になるはずだったが、吉川がそれを主君である毛利に譲り毛利が二国の大名になった、という話だった。ちょっとかなり(中略)があるということになろうか。そして萩焼を焼くという話になっている。

連休明けということもあり、全体に気合が入った週だったと思う。

江戸の検屍官 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
高瀬理恵
小学館

ビックコミックでは『江戸の検屍官』を久しぶりにちゃんと読んだ。今回は巻頭カラー。高瀬理恵の作品では『公家侍秘録』をずっと読んで(単行本コンプリート)いたのだが、『江戸の検視官』は作品の性質上えげつない描写が多く、絵柄と相まってちょっと読むのがきつい感じがあって単行本も買っていなかった。しかし検死、つまり殺人の捜査の話だけでなく、似顔絵を描く枕絵師・お月の弟子のお百合の話とかが出てきてアートっぽい話にもなり、その辺でちょっと読む気が出てきたという感がある。

華中華 1 (ビッグコミックス)
ひきの真二
小学館

『華中華』は300円の炒飯を材料にいいものを使ったために500円にしたら途端に客が来なくなったという話。「値段は怖いんだ」というのはそうだなあと思う。こういう話はちょっと面白い。

そばもん ニッポン蕎麦行脚 8 (ビッグ コミックス)
山本おさむ
小学館

『そばもん』は機械打ちでもある程度の味の蕎麦は打てる、という話。山本おさむは『天上の弦』以来いい作品を描くなあと思っている。単行本を買うほどファンというわけではないのだけど、ビックコミックに乗っていると安心する、という感じの作家。

ゴルゴ13 163 (SPコミックス)
さいとう・たかを
リイド社

『ゴルゴ13』はたまたまツアーに紛れ込んだゴルゴに気がついた元CIAの庶務系の職員がゴルゴに狙われてるんじゃないかという不安に付きまとわれるという話。典型的な取り越し苦労という感じで、たまにこういう生き抜き的な作が混ざるとほっとする。


【やはり私はマンガが好きだ】

私の書いている文章の方は自分の生き方にも直で関わってくるような内容になっていて、なかなかハードでその内容についてちょっとここで書く、というような感じには出来ないから、必然的にそういう「考えたこと」のようなことをこのブログでは書けなくなってきている。更新回数も少ないが、とりあえずはこうした事物に対する感想のようなものを書いていけたらと思っている。

進撃の巨人(7) (講談社コミックス)
諌山創
講談社

昨日読んだ『進撃の巨人』の感想を少し。リヴァイの負傷が実はかなり酷いらしく、ミカサが自分の暴走を悔いている。巨人化したエレンが巨人化したアニに語りかける。アニの逃亡を防ぐミカサ。アニと父の会話。そして壁が…

感想というより煽りになったが、煽りとしてもわけは分からないだろうなあ。でもやはり私はマンガが好きだな、と書いていて再認識した。いまさらながら。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday