春の緑/『ショパンを弾く』

Posted at 12/04/27

仕事が立て込んでいるのとまとまった本になる文章を書こうとしているのでブログを書く暇がないのが残念。今回も短く。

文章を書き始めてある程度まで書いてから行き詰ったので、こういうときはたまった仕事を片付けるに限ると銀行に出かけて用事を済ませ、ついでに駅の百円ショップで三角コーナーの水きりネットを買おうと探していたらついいくつも他のものを買ってしまった。なるほどこれが百円ショップの魔力かと思う。なるべく行かないようにしているが、やはり行くとつかまる何かがそこにはある。車でケヤキ並木を走り、お城の横の道を走ったらちょうど枝垂桜が満開で、お濠に垂れ下がる様は諏訪の春の最も贅沢な風景の一つかもしれないと思った。川を渡る橋のたもとで信号待ちをしていると、川から春の風が吹き込んでくる。春の緑は、冬の緑よりも夏の緑よりも優しい。空気も暖かく湿って、和やかな気持ちになる。

川沿いの道を飛ばして行くと、土手に植わった桜の下を走る道になって、片側が桜のトンネルのようになっている。ツタヤで少し本を見て、また車を飛ばし、平安堂へ行った。

芸術新潮 2012年 05月号 [雑誌]
新潮社

目に入ってきたのは『芸術新潮』の村上隆特集号。ツイッターでご本人が宣伝しているのを読んだのだけど、特に買うつもりはなかったのだけど立ち読みしてみるとぐいぐい引き込まれるものがある。村上隆はコレクターとしても頑張っているんだということを知って、新鮮な驚きがあったとともに、私も頑張って手の出るものからもう少し集めていきたいなあと思ったのだった。

ショパンを弾く 名演奏家たちの足跡
青澤唯夫
春秋社

それから音楽の棚に目をやると、『小澤征爾 指揮者を語る』というのと青澤唯夫『ショパンを弾く 名演奏家たちの足跡』(春秋社、2009)という二冊が目に入り、考えた結果ショパンの方を買った。小澤の本はこれからどこかでまた見ることがあるだろうけど、ショパンの方は今買わないと買えない気がしたからだ。そして何より、ショピニスト達に興味がある。ショパン自身から始まってパハマン、コルトー、ルービンシュタイン、ホロヴィッツ、リパッティ、ミケランジェリ、アシュケナージ、アルゲリッチ、ポリーニなどなど、私が持っている演奏家や聞いてみたい演奏家の名が並んでいて、それだけでも魅かれてしまう。

結局その二冊を買って家に帰り、裏の公園の桜を眺めながら、缶コーヒーを飲んだのだった。

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