自分らしくやるということ

Posted at 11/12/06

自由に生きるということはたいへんなことだ。いつも時間との戦いだ。

しかしその中でも、自分らしくやる、自分らしく生きるということを忘れてはいけない。自由というのは、自分らしくやるということだからだ。自分らしく生きるということだからだ。と私は思っている。制限された選択の自由が自由なのではなく、常に自分らしい選択をできる条件や環境を整えて行くこと。制約があってもそれを踏まえたり吹きとばしたりしながら自分らしく生きること。確かにジュリア・キャメロンが言うように、一番の強敵は自分の中の検閲官なんだなと思う。より無難に、より軋轢のないように、より無理のないようにという選択を続けていたら、自分のやりたいことはいつになってもできない。このブログ一つ書きだすのだって、時間的な無理を押しながら書いている。だけど今書かないと書くときはない、ということは今書かなければならない。あとでいろいろなことをつじつまを合わせたりする必要が出てきても、あとからでは今書きたいことを書くことはできないからだ。

忙しいし、実際忙しい理由のかなりの部分が、自分の要領があまりよくないことにあるんだろうなとは思う。特に考え方の融通の利かなさというか、昔はもっとそういうことが簡単にできたと思うのだけど、でも簡単にできる分、何かやってもあとに残らなかったなということもある。

いま要領が悪い大きな原因は、いかにして自分のやりたいことをやる時間、具体的にいえば文章に取り組む時間を確保するかということが最重点になっているからだ。ある時間をフルに雑用に使えばもっと軋轢少なく物事を進められるだろうと思う。しかしそう書いてみてそうでもないかもしれないと思った。時間を限っているからこそその中で何とかしようとか、物事の時間の見積もりのようなものができて来るという面もあるなと思う。

若い頃は集中力がないというか、じっくり腰を据えて勉強に取り組むということが苦手で、ぱぱぱっとやれることばかりやってたなと思う。最初に戯曲を書いたときなんかは断片的にぱぱぱっと書いてそれをまとめてみんなに見せ、意見を聞いてまた思いついたことをどんどん書いてまとめて行く、みたいな感じであんまりじっくり腰を据えて、という感じでもなかった。そう、いつでもそのことを考えられていると、すぐに短い時間でもそのことに集中できる。じっくり腰を据えてというのが必要な段階もあるけど、アイデアの段階はもっと自由にいつでも思いつくものを出すみたいな感じにした方がいいなと思った。あまり難しく考えるから出て来なくなるんだよな。

木造迷宮6 限定版(リュウコミックス)
アサミ・マート
徳間書店

そういえば昨日、アサミ・マート『木造迷宮』(徳間書店、2011)の6巻も買った。それから土居守・松原隆彦『宇宙のダークエネルギー』(光文社新書、2011)も。

宇宙のダークエネルギー 「未知なる力」の謎を解く (光文社新書)
土居守・松原隆彦
光文社

いくつか用事を済ませて自室に戻ってきた。30分ほどアイデア出しをしよう。ノートに向って、心に浮かんでくるものを書く。泉はいつも汲んでおかないと、涸れてしまう。汲み過ぎてもいけないのだけど。今年は6月に一つ作品を書いてから、ずっと新しいのが書けないでいた。短いのを書くには書いたが、その時はいいかもと思わないでもなかったのだが、やはり納得がいっていない。こういうのを書こうというような、泉から汲みだせない内容のものだった気がする。静かに湧いてくる泉の水を、作品に結び付けられるように。

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