こういうことがおこっても

Posted at 11/11/07

昨日。父の三回忌法要を営む。あいにくの雨でいろいろと大変。菩提寺に参集してもらい、11時から法要。住職が父の教え子ということもあり、いつもお経に力を入れてくれる。法要終了後、施主挨拶。最近はもう覚えて喋ろうなどという野望をもっていない。紙に書いたのを放送劇みたいにしっかり読む、というような感じになっている。今回は割と余裕を持っている内容になった。挨拶終了後、お墓に移動。うちのお墓は山の中腹の景色のいいところにあるのだが、別のお寺の墓地から続いているところで菩提寺からは車で数分の距離。歩けないこともないのだが。地域の共同墓地らしいのだが、その隣の寺は5代前までのうちの菩提寺だったのでそういう関係かもしれない。墓参りの時間が一番雨がきつく、足元がぬかるみそうで危なかった。墓参りを終えた人から順次湖畔の老舗旅館へ。いままでは高校の同級生があとを継いだ料亭を使っていたのだが、最近親戚の集まりで同じところが多くなっていたので、場所を変えようと。料理もよかったし雰囲気も悪くなかったのだが。

会自体はわりあいすんなりと運んだ。身内が多かったせいもあるが、父のいとこの方に献杯の発声をお願いして、挨拶は父の義弟、母の弟。どちらも父と一緒に仕事をしたり活動した経験のある人で、むかし話が面白かった。中締めを父の弟の方にお願いして、お客さんを送りだす。しかし。

実は、会が始まる直前、母が転倒したのだ。とにかく終わるまではということで母の様子を見ていたのだが、面白いところでは笑っていたし、大したことはないのかと思っていた。しかし終了後、立てない。招待した方たちをみな送り出した後、仲居さんに車いすを持ってきてもらったのだが、乗り移るときもかなりいたそうで、結局仲居さんが責任者を読んで来て救急車を読んでもらうことになった。兄弟たちは月曜日から仕事なので一度実家に戻して待機させ、私が救急車のあとを追いかけて近くの総合病院へ行った。なかなか診断が出ないので兄弟たちはもう出発させたのだが、結局大腿骨の頸部が折れているということで、即入院ということになってしまった。

医者や看護婦からいろいろ話を聞いたが、どうも大変なことらしい。詳しくは書かないが、治るまでは数カ月入院が必要になりそうだ。母はおととしに父がなくなってから、週の半分私が帰郷してはいるものの、生活はほとんどの部分を自分でこなしていたし、車にも乗り歩いていたから、リハビリをして退院してからの生活もいままで通りといくかどうかわからない。まあ様子を見ながら対処して行くということになりそうだ。

まあこういうことが起こっても、まあ私としてはなるべくペースを変えないで(全く変えないで済むわけにはいかないだろうけど)やって行くつもりではある。そういえば父ががんで入院した時、枕元で私は大学院(33歳の新入院生だったが)の課題のホブズボーム「The Age of Extremes」を原書で読んでいた。いまは原書で読むパワーはないが、手術後の母の枕元ではジョブズの伝記か『カンガルー日和』でも読んでいようかなと思っている。

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by Luke Peterson

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