限界を乗り越えていこうとする意志

Posted at 11/06/03

【限界を乗り越えていこうとする意志】

書いている。現在70枚ほど。最初のシーケンスが終わったかなという感じ。最初から読み直してみて、少し手直し。全体的にどう直すかは最後まで一度書きとおしてみないと分からないけど。このシーケンスの終わりの方で書く内容が少し内向的な感じが出てきたので、これはまずいと思って気分転換をすることにした。10時過ぎに車を飛ばし、諏訪湖沿いを南下して、ガラスの里美術館へ。ここは売店のスペースは自由に入れる。ガラス製品を一通り見て回り、少し心が洗われる。ずっと出し続けていると、やはりインプットが必要。結局小説を書くとは、感動を種として感動する文章を書くということだ、少なくとも私にとっては。だからいつも感動するものに触れていないといけない。ドアノーの写真集はとてもいいのだけど、やはり本から受ける印象は本の大きさしかない感じがするときがある。美術館に行くと、そのサイズの感動を得られる感じがする。ここには松本の和菓子屋、開運堂ので店があるので、ここでときどき真味糖というお茶会に出されそうな干菓子を買う。今日も買って、車の中で温かいお茶で食べようとしたら自販機にはもう温かい飲み物がなく、少し先のセブンイレブンまで行ってそこでホットのカフェオレを買った。店の名前が岡谷湊五丁目店で、ここはもう岡谷市なのかと改めて思う。

レーザービーム/微かなカオリ(通常盤)
Perfume
徳間ジャパンコミュニケーションズ

ちょっと集中を続けたので、あまり遠出するより家に戻って休もうと思い、そのまま帰って来た。おとといにパフュームの『レーザービーム』を買って以来、車の中ではヘビロテでそればかり聴いていたのだが、帰りは久しぶりにジブリの音楽を聞いた。ナウシカからラピュタ、トトロの「お散歩大好き」「となりのトトロ」という順番。いつも何の気なしに聞いていたけど、トトロのさびの部分で声が少し不安定になっているところに気が付く。それを気が疲れないように乗り越えていく、その声に表現者として限界を乗り越えていこうとする意志のようなものを感じて、ちょっと感動した。書く内容が内向的になって来たということは少しテンションが下がった可能性があるなあと思ったのだけど、そんなこと言ってられないなと思う。家に戻ってから、最初から全部読み直し、もう一度手直しをする。内向的にならないように注意して、もう少し先を書いた。

スタジオジブリの歌
Tokuma Japan Communications CO.,LTD(TK)(M)

どんなものに触れても表現者としての視点が出て来ると、鑑賞者としての視点とはまた違ったものが見えてくる。そしていいものを見ると、それを作った人が表現者として苦心しているところ、あるいは今の自分を乗り越えようとしているところが見えてきて、見ていると感動する。今必要なのは、その種の感動なんだなと思う。

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Title background photography
by Luke Peterson

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