やれば同じ/元気の出る作品

Posted at 10/11/24

昨日。いつもの特急で帰郷。乗る前に東京駅の丸善で柊あおい『バロン 猫の男爵』(徳間書店アニメージュコミックススペシャル、2002)と森博嗣『的を射る言葉』(講談社文庫、2010)を買う。お昼は「大地を守る会」の弁当。

バロン―猫の男爵 (Animage comics special)
柊 あおい
徳間書店スタジオジブリ事業本部

車中、『バロン』を読み終える。はあはあ、こういう絵の人か。これを読むと、『猫の恩返し』はかなり原作に忠実につくられているということがわかる。細かいところや、世界設定に違いはあるけど、絵柄は違うのに不思議なくらい雰囲気が同じだ。それは、主人公以外の猫たちのキャラクターがほぼ踏襲されているからだろう。読んでいてほとんど違和感がないのがいい。これは『魔女の宅急便』などではほとんど感じなかったことで、やはり監督が宮崎駿ではないからあまり原作改変に積極的ではなかったのかなと思った。

的を射る言葉 Gathering the Pointed Wits (講談社文庫)
森 博嗣
講談社

森博嗣『的を射る言葉』。これは毎日書かれていたブログの巻頭言みたいに提示されていた言葉を収録したそうだが、結構おかしい。「やる気なんかあってもなくてもやれば同じ」とか、「ないと知っているものが虚を創り、あると信じている者が虚を求める」とか、身も蓋もない感じのせりふが並んでいるのが森らしいと思う。どこかで読んだ「森さんの作品の世界観が好きです」「そんなものあるの?」というやりとりは爆笑なんだが、何かイエスとかムハンマドとかもこんな人だったのかもしれないなという気もする。イエスはついうっかり自分の言うことを信じちゃったのかもね。それで「神よなぜ私を見捨てたもう」って破目になってしまった、のかもしれない。

鞄を持った男
マーク・ゴールデンバーグ,マーク・ゴールデンバーグ
キティ

amazonに注文していたCDが2枚届いた。一枚は昨日書いたマーク・ゴールデンバーグの『鞄を持った男』。最初の部分だけ全曲聴いたけど、ちょっと思ったのと違うな。もっとジャンゴ・ラインハルトとか、あの時代のキッチュな音楽が聴けるかと思ったけど、どちらかというと素直なCM音楽という感じ。一人で録音しているとライナーには書いているが、84年の作品でそれだということはかなり大変なことだったのではないかという気がする。

スタジオジブリの歌
Tokuma Japan Communications CO.,LTD(TK)(M)

もう一枚はジブリ映画のサントラ集。さっきもそうだが、『魔女の宅急便』の後半10数分分を見て、ちょっと元気が出た。今日は朝から今書いている作品の書き足しやら修正やらをしていて、そういうことをやっているといろいろ迷いが出て来るのだけど、完成された作品を見るとなんだか励まされる。同じものを作るわけではないけど、これくらい元気が出る作品がつくれればいいなと念じながら。

魔女の宅急便 [DVD]
宮崎駿監督作品
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday