村上春樹と河合隼雄

Posted at 09/03/27

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)
河合 隼雄,村上 春樹
新潮社

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仕事と自分の文章の執筆(といってもまだ構想段階だが)とで新しい本はあまり読めていないのだが、『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(新潮文庫、1999)をまた読み返している。今まとまったものを書こうとしているののベースになるのが身体論だと思い、そのあたりのことを考えるのになんとなく読んでいたのだが、身体よりも死生がより根本的な問題だと思い至り、死生論について考え始めた。死と生がすべての人間の活動の源泉だ。村上も河合も信者のようなファンを持つ人たちだが、私はどちらのファンでもない、いちおうは。一時、河合の文章を一字一句書き写して文章の練習をしたりしたことはあったし、一つの考え方として河合の考え方にはとても惹かれるところはあるのだが、やはり根本的に私と異なるところもあり、そのあたりでブレーキがかけられて内心ほっとしているところもある。村上に関しては自分とはかなり違う人で、しかし村上を読むことで理解できる世界も確かにあるという感じはしている。ベクトルは違うが、私として押さえておかなければならない作家だと、この本を読み直しながら改めて思っている。

午前中は仕事の買い物のついでに本を物色し、花を買って帰った。チューリップは茎が柔らかくて扱いにくいということが分ったが、今日買ったのは菊なので、多分茎がひん曲がるということはないだろう。家で水に漬けている。

今朝も雪が降り、道路には積もらなかったが所によってはかなり車に積もったようだ。朝職場にでてゴミを捨てたりしたときに、雪だらけの車が結構多くて驚いた。3月末になり、桜の便りが聞かれるようになってから雪が降るというのは、不思議な気候ではある。

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by Luke Peterson

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