花火

Posted at 08/09/06

朝、いくつか詩を書く。堀田善衛『ミシェル 城館の人』を読んでイメージを喚起させる言葉に出会って、そうした言葉を追いかけて自分の内側の言葉をそのイメージに縫い合わせていく。詩を作るということはそうした一つの縫い物、一つのはぎれを作ることに似ている。

一段落して、散歩がてら職場に必要書籍を運んだり、書店に寄って今日発売のはずの雑誌を探したりする。ついでに駅に行くと、駅はなんとなくうきうきしたざわざわ感に包まれていた。今日は湖で新作花火大会があり、かなりの人出が見込まれているようだ。8時を過ぎると駅が混雑して改札制限が行われるらしい。私は7時前の特急で上京予定なので大丈夫だと思うが、念のため指定を取っておいた。壁面に掲げられた臨時時刻表を見ると、ずいぶんたくさんの臨時列車が運行されるようだ。この街の湖の花火大会は8月15日の戦没者追悼の花火が有名なのだが、毎年数十万人の人出があり、こんな小さな街にとっては分不相応な人出になっていて、街がその人出を消化しきれていない雰囲気になる。9月上旬の新作花火大会はそれほどではないけれども、やはり交通規制も駅の入場制限もあるし、この町のキャパを超えている気がする。

普段は空洞化した市内がやたらと人が溢れて通常の市民生活に支障をきたす。道路や歩道の整備をもう少し進めるとか、現在は単線になっている鉄道の区間を複線にするとか、そうしたインフラストラクチャーの整備が必要だろう。しかしそうなると普段が逆に閑散とした雰囲気になる可能性もあるのだが。

堀田善衛『ミシェル 城館の人』第二部、現在364/494ページ。あまり読み進められていない。当時流行のストア派的な思想を書いているうちに突如自分の考えが浮かび上がってきて前の言説と違うことを述べたりする、という「思想が生まれる瞬間」のような話が面白い。

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by Luke Peterson

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