エミリー・ディキンソン/交流戦とかヨーロッパ選手権とか
Posted at 08/06/23 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
昨日。夕方までどうも調子が出なかったのだが、その日のうちになんとか気になっていた本を買いたいと思い、雨の中を出かけて行った。道路の跳ね返りがかなりきつく、ズボンはかなり濡れたし、ジャケットも湿って重くなった。
最初丸善の丸の内店にいったのだが、見事に何もない。神田に行ってももう閉まっている時間だったので、丸善の日本橋店を見ようと東京駅の地下に潜る。夕食の買い物をするため大丸により、まい泉のロースかつと豆秀の豆腐を買う。地下街を中央通まで歩いたが、考えてみたらここを歩くのは久しぶりで、店のラインアップもかなり変わっていた。なんかものめずらしい感じがした。
丸善日本橋店で詩のコーナーに行くと、丸の内本店よりほしい物が多い感じがした。丸の内では日本の詩と海外の詩を分けているのだが、日本橋は隣においてあって、ついでにエリオットやディキンソンなどにも目を通せた。目当てにしていた久谷雉も見つかり、一安心。雨の中を出てきた甲斐があった。結局、久谷雉『ふたつの祝婚歌のあいだに書いた二十四の詩』(思潮社、2007)と『対訳 ディキンソン詩集 アメリカ詩人選(3)』(岩波文庫、1997)を購入。
帰ってきて新日曜美術館を見ながら夕食を食べ(昨日はアボリジニー・アートの作家、エミリー・ウングワレーだった。興味深い)、その後N響アワーで「朝比奈隆の芸術」を見ながら寝入ってしまった。朝比奈の振る曲は遅い、と出演者も言っていたが、確かにずいぶんゆっくりとした演奏で、印象的だった。
今朝目が覚めたのは4時前。わりあい元気があって、洗濯物をたたんだりそこら辺を片付けたり、不燃物を捨てにいったついでに少し散歩したり。雨は上がっていて、少し青空も見えている。太陽は見えないが。ふと思いついてポプラ(コンビニ)に入り、目に付いた『中央公論』を読んでいたら「平成文学の可能性を探る」という特集があり、『文学界』の先日の特集と違って評論家が主体だったのでこれもまあ読んでみようと思い買ってみた。
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帰ってきたらTBSでUEFAのスペイン・イタリア戦の延長戦をやっていたので、つい見てしまった。緊迫して面白い試合。結局PK戦になり、スペインがイタリアを破った。スペインは今まで大きな試合でイタリアに勝ったことがないそうで、意外だが防御は攻撃に勝るということだったのかなと思う。これで4強はトルコ、ロシア、スペイン、ドイツというなんとなくイメージ的に辺境の国々。第一次世界大戦で王朝が滅びたトルコ・ロシア・ドイツと今なお王政のスペイン。歴史を重ねてみるのも一興だろう。
バドミントン日本代表の新ユニフォーム。バドミントンではあまり見ないワンピース型。逞しい両脚が強調されるデザインは確かにやや恥ずかしいだろうなあという気はする。まあでもこれはこれでいいのかもしれない。
サッカー日本代表は雨中のバーレーン戦で勝利。この三次予選はハードなコンディションでの試合が多かったなあ。この調子で最終予選も突破して欲しい。
皇太子殿下がブラジルで飛び入りビオラ演奏。こういうのを皇室外交というのだろうなと思う。
サウジアラビアが原油増産を表明。記事を読んでいると、これでどのくらいの効果があるのかは分からないが、前向きに取り組んでいる印象を世界に示すことは重要なことだと思う。代替エネルギーの仕組が確立するまで、石油がいろいろな面で世界の生殺与奪を握る存在であることは変わらないだろうし。
交流戦、ファイターズは残念ながら阪神に敗れ、優勝はソフトバンクに持っていかれた。残念。グリンは今年はどうもよくない。金曜日からリーグ戦が再開。大阪でオリックス戦だが、初戦はダルビッシュだろうか。首位西武まであと2.5ゲーム。三連覇に向けて頑張って欲しい。
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『ディキンソン詩集』。ディキンソンに関しては、『現代詩手帖』の6月号で四元康祐が書いていたのを読んだ(「本当のことを言おう、けれど斜め横から」)。ずいぶん現代的な表現をする人だと思っていたが、この詩集(亀井俊介訳)と照らし合わせて見ると、これは四元が敢えて現代的に訳しているのだということがわかった。亀井の訳は穏当だが、四元は詩人として自分の感じ取った物を自分の言葉で書いているので、やや「超訳」っぽい感じがする。それをどう感じるかは読む側によるだろう。この詩集は対訳なので原文も読めるから、訳の違いを味わうのにはちょうどよかった。まだぱらぱらと「見ている」段階。ちゃんと読んだのはまだ前書きの途中で14/175ページ。エミリー・ディキンソンという人は興味深い。岩波文庫の「アメリカ詩人選」に入っているのはポーとホイットマン、それにディキンソンなのだが、ディキンソンだけ知らなかった。存命時はほとんど無名だったらしい。こういう存在を知ると、世の中には埋もれた才能というのがあるんだなあと思って気持ちが豊かになる。世の中は自分が思っているより美しいのだと。
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久谷雉『二つの祝婚歌のあいだに書いた二十四の詩』。なるほど祝婚歌、か。こういう「目的」を持った詩、というのが本来、詩人によって書かれる、依頼されるものとして、詩人の仕事としてあったのだなと再確認した。山上憶良や柿本人麻呂もこういったものをつくる役回りで朝廷にいたのだろう。一組一組の祝婚の意を、そのカップルに内在する生き方の中から立ち上げて詩人がそれにことばをつけられたら、『てんとう虫のサンバ』を歌ってもらうよりはよい贈物になるだろうなと思った。
一つ一つの言葉もよく考えられ、練られていて、1行一行のイメージが重ねあわされてポリフォニックに響いていく印象のある言葉たち。思った通り、とても上手い詩人だと感じた。こちらもまだぱらぱらと読んでいる感じ。詩集には読了という言葉はあまり似合わない。
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