雨が降っている/ヤスミナ・カドラ『カブールの燕たち』
Posted at 08/06/22 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
昨日帰京。午後から夕方にかけて仕事したあと、7時前の特急で上京。郷里は雨はあまり降っていなかった。10時前に地元の駅に着いたけれども、こちらも霧雨程度。傘を差さずに帰った。どうも疲れが出てしまって、何もしないうちに動けなくなり、テレビの前から布団の中に移動するのがものすごく時間がかかった。
朝起きてからも、どうも疲れというか、力が抜けない感じが続いている。これはなんだろう。少し食べ過ぎていることは事実だが、これだけ何も出来ないこともめったにない。朝から前向きのことはほとんどできず、うろうろしているばかりだ。
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![]() | カブールの燕たち (ハヤカワepi ブック・プラネット) (ハヤカワepi ブック・プラネット)ヤスミナ・カドラ早川書房このアイテムの詳細を見る |
昨日から買ってあったが積んであったヤスミナ・カドラ『カブールの燕たち』(早川書房、2007)を読み始めた。タリバン支配下のカブールの、二組の夫婦の物語。一組はかなり西欧化したブルジョアだったのが激変した社会の中で零落した夫婦、もう一組はムジャヒディンに参加し傷ついた夫を献身的に介護して夫婦になったものの、いまや難病に苦しむ妻、という夫婦。どちらもソ連侵攻以来、内戦と原理主義の支配下で苦しむ人々を描いている。現在88/182ページ。
著者はアルジェリア人の元軍人、女性名だが軍の検閲を逃れるために妻の名を使って発表され、フランスに亡命して正体を明かした、という作家だと言う。やはりイスラム世界に内在した視点でなければ描けないストーリーだと思う。また西欧化したような登場人物が出てきて原理主義の問題を描いているというところはオルハン・パムクの『雪』と共通するものがある。
こうした設定は、西欧の読書界でもすんなりと受け入れやすいものではあろう。また19世紀ロシアのスラブ派と西欧派の対立のようなものも感じさせる。2世紀後にもやはり同様の対立が世界にあり続けている。
ストーリーとしては重苦しい。描写は詩的な部分も結構あって、イスラムの詩情のようなものが垣間見えて面白い。男性観、女性観、夫婦観のような物もわれわれのものとはかなり違うものが示されていて、同時代におけるイスラムというものについて考えさせられるところがある。
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朝から雨が降っている。午前中はそれでも少し降っては止み、という感じだったが午後からはそんなに強くはないけれども降り続いている感じだ。欲しい本があるので出かけるつもりだが、あまり強いのに見舞われないといいのだが。
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