デジカメ/知らない間に美術館が出来ていた

Posted at 08/06/06

昨日。午後から夜にかけて仕事。なんとなく時間がある感じ。雨もよいで、寒かった。仕事がそんなに暇なわけではなかったのだが。10時前帰宅、夕食、入浴。しばらくテレビを見て就寝。

起床6時半。モーニングページを書いて、デジカメを持って散歩に出かける。調子は悪いのだけど、何とか撮れるということが分った。携帯の画像ではやはりいまいちで、たとえわずか150万画素とはいえ、デジカメの表現力には及ばない。このカメラもずいぶん使っている。2000年ごろからだから、もう丸8年だ。新しいのがほしいという野望もあるが、まだ使おうと思えば使えそうだ。

道の回りのちょっと面白いと思ったものの写真を撮る。そんな風にして歩いていたら、ある造り酒屋のとなりに美術館が出来ていて驚いた。家に帰って来て聞くと、もともと高原の方にあったらしい。それがこんな街中に新築したということは、どう言う事情なのだろう。多分規模はかなり小さくなっているのだと思う。別館なのだろうか。久しぶりに街を歩くと、全く思いがけない発見がある。

この街は、実は造り酒屋が5軒あり、それが旧街道に沿った旧宿場街の南東がわに並んでいる。最近ではどこも正面を小奇麗にして、一般客が気軽に立ち寄れるような雰囲気になっている。多分、美術館をここに移設したのもその集客策の一環なのだろう。ホームページで調べると、平櫛田中や伊東深水らと創設したということなので、近代日本画・近代彫刻の専門美術館と考えていいのだろう。もうすぐ開館時刻になるので、少しのぞいて来たいと思う。(9:34)

10時に美術館に行ってみたがしまっていたので、3キロほど先にある蔦屋まで歩いていく。途中、仕事関係の人にばったり会って、少し話し込んだ。歩いていく途中、いろいろ写真を撮りたいネタがあって、何枚も撮った。

蔦屋で『ダヴィンチ』の7月号を買う。帰りにまた美術館によると、横の酒蔵の受付に申し出ろと書いてあるので行ってみたら、美術館の入り口を開けてくれた。中はなかなか面白いつくりになっていたし、いい作品もあるのだが、ちょっといろいろ問題も感じた。伊東深水や平櫛田中、あと入江相政の書などもあった。この酒造会社の創業者が独力で芸術家たちと親交を結び、入手した作品や書であるらしい。そういう立場でないと手に入らないだろうなあと思うようなものもかなりあった。個人のコレクションとしてはそれなりのものであることは確かだ。

こういうものの収集を自らの慰めとして事業に邁進した経営者というのが昔はいたんだなと思う。今でもいるのだろうか。財政再建に名を借りて文化を壊滅させようとしている大阪府知事もいる時代に、何だか少しほのぼのとした思いにはさせられた。

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Title background photography
by Luke Peterson

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