携帯サイトとパケット料金/ショートソング・俵万智・寺山修司/伝説のピアニスト

Posted at 07/04/30

前のエントリにも書いたけれども、携帯待受画像サイト・『まなざしとかぜ』を作りました。花や空、風景の写真を待受け画像にしたものです。どんな写真があるかだけでも見ていただけると嬉しいな、と思います。

『Eyes and Wind』という日記のサイトを以前やっていて、現在でもグリーティングカードのサイトに『Wind and Flowers』というのを残しているのですが、"Eyes and wind"のままではつまらないと思い、日本語に訳して「まなざしとかぜ」にしたわけです。あなたの携帯ライフのお伴に(笑)、ぜひどうぞ。

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という作業を昨夜ずっとやっていて、夜中の2時くらいまでかかった。どうしても携帯で画面を見なければならないことがたくさんあって、一応料金をチェックしてみたらパケット料金が6000円近くになっている。ちょっと驚いて考え込んだ。

朝起きてからドコモのサイトで料金シュミレーションをしてみる。パケット料金のグラフを見ると、パケットパック・パケホーダイに比べてパケットパックなしのグラフの傾きが滅茶苦茶にきつい。考えたけれどもやはりパケホーダイに入ることにした。携帯サイトを作っていて携帯を見るのにお金を気にしなければならないのではちょっとまずい。基本料金プラス3900円(税別)は安くはないが、まあ仕方ないか。

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インターネットラジオを深夜に更新する。最近、枡野浩一原作の『ショートソング』という漫画が面白いと思っていたのだが、ネットを探していたら枡野浩一のブログを見つけた。『ショートソング』にも引用されていた

  こんなにもふざけた今日がある以上どんな明日でもありうるだろう

という一首の上の句がブログタイトルになっている。ラジオでも喋ったが、こういうのは本当に定型の力というものだなと思う。もちろん定型でなくても気が利いた言葉ではあるが、それが破壊力を持つのはこの言葉が五七五七七に収められているからだ。

ショートソング

集英社

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こういうのを読むとほかの現代短歌も思い出す。私は俵万智と同年なのだが、彼女が出てきたとき、朝日新聞の素粒子だったかで引用されていた歌を見てこの人は本当にすごいと思った。

  思い切り愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花

この歌は当時の私には相当インパクトがあった。こんな絵のような、イラストレーションのような短歌を描くことが出来るんだというのがその衝撃だっただろう。

サラダ記念日―俵万智歌集

河出書房新社

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短歌のことを考え始めるとやはりどうしても寺山修司を思い出す。彼の歌でいちばん人口に膾炙したのは

  マッチ擦るつかのま海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや

というものだろう。これは60年代後半の時代の気分にもよくあっていたことだろうと思う。現実に多くの人々が世界に出て行くと祖国というものがいかに大事なのか、逆に認識が深まっているとは思うけれども。

  雲雀の血すこしにじみしわがシャツに時経てもなおさみしき凱歌

に代表される少年の暗い思い、のようなものを歌う寺山は他の追随を許さない。『空には本』「記憶する生」「直角な空に」などの言葉のセンスにも、私は大きく影響されているなと思う。

空には本―寺山修司歌集

沖積舎

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短歌は侮れない。

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昨日は夕方銀座に出、東京駅のところから丸の内に出て、27日にリニューアルオープンした新丸ビルに行ってみた。どこもかしこも混雑していてちょっと大変だったが、地下に成城石井が入っているのを見つけ、これは使えるかも、と思った。2000円ほど買い物して帰る。

今日は午前中NHKを見ていたらピアノの特集番組のようなものをやっていて、原智恵子というピアニストが紹介されていた。一つ一つの音が本当に力がある。本当に才能のあった人で、それがゆえに祖国日本に受け入れられなかった、というところは藤田嗣治を思い出させられた。こういう傑出した才能を認められる国に、日本はなっただろうか。そうでないと日本の将来はあまり明るくないなあと思う。

伝説のピアニスト
原智恵子, 渡邉暁雄, 日本フィルハーモニー交響楽団, ショパン, ドビュッシー
コロムビアミュージックエンタテインメント

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パリの原智恵子
原智恵子
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昨夜MXテレビを見ていたら松井孝典が出ていて『人間圏』という概念を提起していた。なかなか面白い考え方だとは思った。

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今日は天気がいい。気温もずいぶん上がったのだろうと思う。

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