銀座で鶴を折る/恋の話は馬鹿馬鹿しかったり辛かったり

Posted at 06/12/29 Trackback(1)»

今朝は目が覚めたら銀世界で驚いた。11時頃はそんな気配はなかったのに。さらさらの雪で、外の階段も箒で掃いたらすぐに散ってしまうような雪だが、それでも3センチほどは一面に積もっている。今日は曇りの予報。このくらいの雪なら、晴れてくれればいっぺんに融けるのだが、曇りだとどうだろう。

昨日。午前中いろいろやったあと昼前に松本に出かける。操法を受けたら「食べ過ぎだ」と注意された。「お正月は食べ過ぎないようにしてください」と言われてしまったが、全く毎年お正月はそうなってしまう。どうしても会食の機会が多いし、気をつけなければ。

行きの電車の中では『SUPER JUMP』の新しい号を読む。山口譲司の『警視庁美人局』が新連載になったが、相変わらずのぶっ飛び方。よくこんな作品が描けるものだと感心仕切り。『王様の仕立て屋』はパンツの仕立ての話だが、これも渾身という感じ。『銀のアンカー』これは感動もの。「自分が何者か」を教えるために銀座で千羽鶴を折らせるという展開がすごい。しかしもちろんこれはこの登場人物に関してのみ有効なことなのだが。「就職活動」をテーマにしてこれだけドラマを展開できるというのはなかなか只者ではないという感じだ。その他の作品も年末進行のせいか妙にテンションが高い。次回最終回という作品がいくつかあるが、さて今後の展開は。

終わった後松本まで歩く。思ったより近かった。駅ビルで松本丼を食べ、電車の時間まで松本の駅前を散策。駅ビルの改造社書店で『コミック乱』の最新号が出ているのを見つけ、買う。帰りの電車の中で読むが、どの作品もまあ手堅い感じだがこれはすごい、というのはない感じ。しかし『幕末志士列伝』が胸が痛むものだったが。

時間のあるときに『赤と黒』を読む。今22章まで来た。レナール夫人とジュリアンの恋愛模様が展開しているところはどうも苦手というか、なかなか読みにくい。ヴェリエールに国王がやってくる話とか、ストーリーの大枠が展開するところはすらすら行くのだが。恋愛の話というのは、ジュリアンが野心から夫人に近づくような真剣でない恋の話など馬鹿馬鹿しくて読めない、という感じだし、真剣になってしまうと今度は苦しくて読めない、という感じがする。ラディゲの『肉体の悪魔』を読んだ時のことを思い出した。まあ『肉体の悪魔』は辛かったが一気に読み通したのだが。

赤と黒〈上〉

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新訳 肉体の悪魔

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夜の仕事は忙しくもなく、暇でもなくという感じ。久しぶりの人が何人か訪れて、旧交を温めたり。年末年始というのは、そういう時期だなと思う。

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【新連載一発目だけ評論】 「警視庁美人局」  山口譲司 ~スーパージャンプ~

from 漫画評論の館 at 07/01/27

★作品詳細★ 作品名:「警視庁美人局」 作 者:山口譲司 掲載誌:スーパージャンプ 02号(集英社) ★「警視庁美人局」・ストーリー★ 婦人警官が、おとり捜査で変態を捕まえるエロマンガ。 ★「警視庁美人局

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