自民党土砂災害的勝利/総選挙の結果と日本の行方雑感
Posted at 05/09/12 PermaLink» Comment(0)» Trackback(1)»
総選挙の余韻がなかなか冷めない。
政治現象としては小泉「主席」が落下傘「紅衛兵」を使っての「文化大革命」だというこう声もあるが、小選挙区制の怖さというものを知らしめた選挙であったと思う。自民党東京全候補者当選と先ほど書いたが、自民党の8議席目のおこぼれを得たのは共産党でなく社民党だった。また自民党は女性候補者26人全員当選だそうである。小選挙区は今勧請してみたが300中208当選。落選者も多くは比例で復活している。比例復活まで含めれば小選挙区候補全てが当選した都道府県は青森、山形、関東一都六県、北陸三県、山梨、静岡、愛知、近畿二府四県、中国四国九県、福岡、長崎、熊本、大分、沖縄と三十五都府県に上る。(公明を立てて立候補しなかった選挙区もあり)
まさに地滑り的・ないし土砂災害的勝利である。水を含んだ軟弱地盤に大量の雨が降ったため地盤が緩んだのだろうか。
しかし地方を見ていくと北海道、岩手、新潟、滋賀では民主党がかなり取っている。北海道は小選挙区12議席中8議席取っているし、中央と全く逆だ。鳩山・横路の力ということか。岩手はもちろん小沢の地元、新潟は田中真紀子の力か。滋賀はなんだろう。
社民党と共産党は東京で比例区一位の議員が小選挙区にも重複立候補して投票数の10分の一を得られず供託金没収で比例で当選できず、2位の比例区単独候補が当選という珍事。
個人で印象に残ったものをあげていくと福岡6区の鳩山邦夫。東京からはるばる九州に落下傘で復活当選。辻元清美、鈴木宗男の「疑惑のコンビニエンスストア」「疑惑のデパート」も復活当選。鈴木は今回は『国家の罠』のおかげもあり相当イメージは改善していた。選挙運動を見ても相変わらずものすごくエネルギッシュだった。中村喜四郎も復活。社民党の保坂展人が復活したのは相当嫌な感じである。
小泉首相の勝因をどこかの番組で信長を扱った小説を熟読して「万捨求一」に徹底し、「無能者の掃除人」になることを目指したところにあったといっていたが、この徹底した戦略が取れるのは実は政権4年目、任期あと1年の余裕から来るものかもしれないとも思った。民主党はやはり選挙は戦いだ、勝負だという姿勢に欠けていたことが最大の敗因だろう。「まじめ」に地道に訴えて勝てるのは、相手が相当浮き足立ってむちゃくちゃになっているときだけだろう。自爆テロ解散といわれたように、民主党は自民党はもう自滅だと思って手を緩めたとしか思えない。
まあ政権4年目の現職首相と初の政権獲得を目指す新人党首では格の違いを見せ付けられたとしか言いようがないが、民主党はもう最大公約数的に誰もが納得できるタイプではなく、ひょっとしたら大化けするかもしれない異端の代表を立てるしかないのだろうと思う。まあ小泉首相のようなものを、ということになってしまうか。
次回の総選挙は自民党は多分安倍氏あたりが党首で来るだろうから、民主党はいったい誰なら安倍氏に勝てるのか、すぐにでも人選に入らなければならないだろう。
木村剛氏がテレビで言っていたが、今困っている人たちは弱者なのか、敗者なのか、ということはひとつ重要なことだと思う。弱者ならば保護すべきで、敗者ならば敗者復活のチャンスを与えなければならないというのは全くそのとおりだろう。経験や適性を生かした雇用の創出というのがどうしても重要になってくるが、そのためにはおそらくもっと再教育システムが充実していかないとどうにもならないのだろうと思う。
教育問題と、再教育問題がおそらくこれからの日本のキーワードのひとつになっていくだろう。しっかりした理念のある経営者が取り組めば市場はかなり大きいのだからやりがいのある事業になるのではないだろうか。
いずれにしても、日本は変わっていかざるを得ないということは、この選挙ではっきり見えてきたことなのだと思う。どう変わっていくのかはまだ未知数だが、いい方向に変わって欲しいと熱望するばかりである。
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from PARDES at 05/09/12
とうとう小泉純一郎氏は、独裁者どころか「皇帝」になってしまいました。これでは小泉党じゃなくて「小泉大政翼賛会」といった方が良いですね。民主党、共産党、社民党、野党丸つぶれ。こちらも情けないですな。管理人も情けないです(苦笑)。小泉帝国の誕生に皆さん乾杯し
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