パナマ運河が渇水で通行制限/「マロニエ王国の七人の騎士」:「世界を描く」「少女マンガの魔力」/お盆の民族大移動始まる

Posted at 23/08/11

8月11日(金・山の日)晴れ

昨日は午前中に母を病院に連れていき、母を施設に送ってからツタヤへ行って「マロニエ王国の七人の騎士」8巻を買ってきた。この作品は8ヶ月から1年に一度しか新刊が出ないのでなかなか話が進まないのだが、この世界や七人兄弟の持つ「謎」みたいなものが面白くて早く読みたいと思ってしまう。

今は末っ子の「ハラペコ」が実は父の「世界樹」という神の性質を受け継いでいるということが明らかになって、お腹が空くと変身してしまうという恐れをどうやって乗り越えていくか、みたいな話になっていて、で基本は少女漫画なので恋愛で乗り越えていくわけだけど、その展開がスケールの大きさと身近さが絶妙にミックスされている感じが面白いということなのだろうと思う。それぞれのキャラクターや世界観も工夫されていて興味深い。というか、これは「世界」と「風土」と「人々」を描いているというそういう意味ではすごくスケールの大きな話なのだよな。でもそれを身近に感じさせるところがすごいというか。まある意味それは「少女漫画というものの持つ魔力」みたいなものだけど。

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お盆ということで妹と弟が昨夜から今朝にかけて来ている。妹は10時過ぎ着の特急で来たので迎えに行ったのだが、駅の駐車場が溢れるくらい車がいて、こんな時間なのに人々は移動しているんだなと思った。また弟の方は夜の9時ごろ車で東京を出たが大渋滞にはまってしまい、仮眠しながら来て着いたのが朝5時過ぎだった。普段自分が車で行けば3時間くらいで行けるところを8時間かかったことになる。今年の夏の民族移動はかなり規模が違う。台風の影響がでれば余計混乱する可能性があるなと思う。

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Twitterを見ていて知ったのだが、パナマ運河が渇水で通行制限が起こっているらしい。これは温暖化により旱魃が起こっていて、7月の雨季の降水量が歴史的に少なかったことが問題になっているらしい。そのために船の航行が制限される(8月は例年より100隻以上減らされた)だけでなく、喫水も引き下げた。つまり、重量の重い船はより沈んで船底が低くなってしまうから、1隻あたりの運べる重量を制限したということになる。これによって40%貨物を減らす必要が出て来ているという。

https://windward.ai/blog/navigating-troubled-waters-how-a-historic-drought-has-impacted-the-worlds-most-important-canal/?utm_content=260134185&utm_medium=social&utm_source=twitter&hss_channel=tw-2866048106

パナマ運河は国際的な輸送経路であるだけでなく、アメリカの東海岸から西海岸へ運ぶ物資の重要な通路でもあるわけで、パナマ運河のコンテナ輸送量の73%がアメリカによるもので、またアメリカ国内のコンテナ輸送の40%がパナマ運河を通っているのだという。

そのために過重な貨物の積み下ろしや南米周りへの迂回なども起こっているようだ。このサイトはこのような事態への対応のためにAIが使えますよという話なのだけど、温暖化により北極海周りの航路の可能性が取り沙汰される一方、従来の航路が使えなくなるというかぬせいもあるのだということを認識させられたなと思った。

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